決断
だが、やっぱり意識を失いそうになる。
そのとき、放送が入った。
「火災、火災、5両目から出火、接続を解除します。」
車両が、また激しく揺れる、誰かのうめき声がする。
その真上には倒れてきそうな建物がある。動けない、でも救わなければ、死んでしまうかもしれない。
ところが、建物は方向を変えた。
やばい、こっちに来る。予想通りこちらにきた。
ブレーキの音がする。
誰かが私を呼ぶ。
そこで意識を失った。
その頃、
「ただいまレスキュー隊が作動いたしましたが、1名が建物の下敷きとなり、作業が難航しています。」
レスキュー隊員目線
やばい、このままでは危険だ、出血が多すぎる。
「すいません、この建物を持ち上げてもらえませんかー」
「いいですよー」
そして、どけることに成功した。しかし、どうすれば、救えるのか。
とりあえず周りの子供に聞いてみる。
しかし、誰も知らないらしい。
先生に聞くと、この子の名前は岩崎麻衣と言うらしい。
「麻衣ちゃーん、麻衣ちゃーん。」
何度呼んでも返事がない
他の人を救った方がいいのではないかと思う、それが一番リスクが低い。
しかし助けなければ麻衣ちゃんが死んでしまう。
決めた、救おう。
救急車を呼んで、何とか一命を取り留められた。
麻衣の目線
あの列車の中だ、でも、なぜいきなり意識が戻ったのだろう、謎のまま一日が終わった。