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虚像。

あきらめたら、もっと気持ちが伝わらなくなっちゃうよ。

そう言おうとしたけれど、言葉が出ない。

代わりに涙があふれ出す。

そのとき、何かが現れた。

その「何か」はゆっくりと形を表す、姿までも。

その姿は、紛れもなく麻衣の姿だった。

「久しぶりだね、和香。」

「麻衣、何でここにいるの。」

「伝えたい事、たくさんあるから。」

「私にだって伝えたい事、たくさんあるよ。」

「ありがとう、最後までそばにいてくれて。」

「麻衣の事、大好きだよ。」

「私だって大好きだよ。」

そのとき、麻衣の目から涙がこぼれたのを私は見逃さなかった。

「麻衣、私からも、伝えたい事がある。」

と、リーダーが口を開く。

「ごめんね、虐めてて、でも、あんたに負い目を感じてた、故に、うらやましく思って、それで、虐めてた。謝って許されることじゃないけどごめんね。」

リーダーがそう言った瞬間、麻衣が笑みをたたえて、消えていった。

二人して泣いた。

しばらくして、リーダーは学校に通え、私は家に引きこもり。という状態が続いた。それほどに、麻衣の死は、私にとって大きいダメージだったのだ。

そのとき、ケータイのバイブが部屋に鳴り響く。

メールの内容は、「早く学校に来いよ、待ってるからさ。」

という内容だった。本当に安直でしょうがねえな、でも、ありがとう。

決めた、学校に行こう。

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