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少年と選択授業②

お久しぶりです。

ランダムビジョンオンラインの息抜きに書いてみました。

「さてとみんな、この後はどうする?」


 ランチを食べ終えた僕は、みんなに問いかける。


「ミラとミナはにいさまについていくつもりです」


「ミナとミラはあにさまについていくつもりです」


「そうなんだ。サラとレイトさんはどうする?」


「私はまだ決めてないよ。…もしよかったら、ラン君についていっていい?」


「私も……まだ、今日の予定は……決めて…な…い。よければ……ランネット君について、いき…たい」


「わかった。なら二人も一緒だね?ミラとミナもいいよね?」


「にいさまがそれでよろしいのでしたら」


「あにさまがそれでよろしいのなら」


「ミラに異存はありません」


「ミナに異存はありません」


「よかった。なら早速向かおうか?片づけてから、魔法の基礎知識の教室にね」


「わかったわ」


「わか…った」


「かしこまりました、にいさま」


「かしこまりました、あにさま」


「それじゃ、ごちそうさまでした。片づける場所は……あそこか。みんな行こう?」


 みんなに声をかけると、僕は食べ終わったものを回収している場所へと向かった。





◇◇◇◇◇◇◇◇◇





 さて、ここで自分のとるべき授業について考えてみようと思う。

この世界に来て一番やってみたいことといえば、魔法である。

ただ、自分はチートらしいのでさじ加減が難しいのである。

まぁ僕は特別なのだから、目立つのは仕方がないのかもしれない。


「ってことで、やってきました初級魔法のクラスにっ」


 僕は妹たちに宣言する。


「初級魔法ってことは、魔法の勉強だよね? 楽しみだなぁ」


「たし……かに。楽しみ」


「ミラはにいさまと一緒ならばどこでも大丈夫です」


「ミナはあにさまと一緒ならばどこでも大丈夫です」


「失礼しま~す。説明を受けに来ましたぁ……って人が多いっ!!」


 扉を開けて中に入ってみると、そこは人で溢れかえっていた。

教室は後ろに出入り口があり、その出入口の近くまで立ち見の人たちがいた。


「えー……それでは、時間になりましたので説明を始めたいと思います」


 教壇の前に立ち、拡声魔法を用いて声を張り上げている人がいる。

あの人がこの初級魔法クラスの担当なのだろう。


「よかった、間に合ったね。四人とも入ってきて」


 僕は四人に中に入るように促す。


「失礼しま~す」


「失礼……します」


「「失礼します」」


 僕たちは出入り口付近に集まり、説明を聞くことにした。


・・・

・・


「以上で説明を終わります。興味がありましたら、時間割に組み込んでください。ありがとうございました……」


 初級魔法クラスの説明が終わった。

内容はこれからどんなことを学ぶのかについてと、このクラスで習える魔法の一部のデモンストレーションだった。


「「それなりに楽しめましたわね」」


「うんうん。魔法ってやっぱりすごいねっ!」


「すご……かった」


「たしかによかったね。説明も丁寧だったし、魔法もうまく制御されていたし……」


 やはり先生だけあり初級魔法はしっかりと制御されていて、きれいだった。


「次はどこに行こうか? 個人的には剣術に行きたいんだけど……」


「剣術かぁ……私はやめておくわ。魔法薬学に行こうと思ってるの」


「わたし……は、錬金術に行こうと……おもって、る」


「ミラはにいさまと一緒です」


「ミナはあにさまと一緒です」


「そっか。それじゃあ二人とはここでいったんお別れだね。また後で、一緒に夕飯を食べようね?」


「はい、また後でです」


「また……ね?」


「うん、またね。……それじゃあミラにミナ? 行こうか」


「はい、にいさま」


「はい、あにさま」


 僕は二人と別れ、妹たちと一緒に剣術のクラスへと向かった。

更新予定はないのかと聞かれたので、久しぶりに書いてみました。

楽しみにしてくれている方がいると思うと、今まで更新できずに申し訳ありませんでした。

これからは頑張ってちょこちょこ更新していきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。

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