表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
26/44

少年と近代史

お久しぶりですm(_ _)m

「さて…もう授業が始まってる時間なんだけど、どうする?アーサー君」


「あ……もうそんな時間なのですね。では、今からでも教室に戻らなければ…」


「そうだね。やっぱりそれが一番だよね。……先生達には僕から言っておくから、アーサー君は先に教室に行っちゃって大丈夫だよ。まぁ…学年が違うけど、大丈夫だと思うよ」


「そうですか。ならば、安心して行かせていただきます」


「うん。そうするといいよ。アーサー君」


「分かりました。……ところでランネット様?まことに申し訳ないのですが、アーサーは家名であり、私の名前はセイバーです」


「あぁ…そうだね。それじゃあ、アーサー君じゃなくてセイバーさん?でいいのかな?」


「いえ…私の事は呼び捨てで、セイバーとお呼びください」


「わかったよ。セイバー」


「ありがとうございます。ランネット様。……もうひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか?」


「うん?僕にできることかな?」


「はい。……私的な場所だけでかまいません。ランネット様ではなく、主様(あるじさま)とお呼びしてもよろしいでしょうか?」


主様(あるじさま)か……まぁ良いんじゃないかな?プライベートな時なら…だけどね」


「ありがとうございます。……それでは主様(あるじさま)?失礼いたします…」


「うん。また今度ね?」


「はい。ぞれではっ」


そういうと、アーサー君…いや違った。

セイバーは、走って学校に向かって行った。


「さてと、僕は職員室によってからだな。セイバーと僕の欠席を無しにしてもらわなきゃ」


僕は、職員室へと向かった。





◇◇◇◇◇◇◇◇◇





「失礼します。主任先生はいらっしゃいますか?」


「おぉ、ランネット様ではありませんか。どうされました?今は授業中のはずですが…?」


「単刀直入に言うと、今やってる授業の欠席を、取り消してほしいんだ。僕と、セイバー・レイ・アーサーって子のをね」


「理由を伺っても?」


「えっとね…さっきの休み時間に、僕とそのセイバーって子で決闘したのは知ってるよね?」


「はい。私が許可を出しましたので…」


「そうなんだ。…でね、そのセイバーって子との決闘の最中に、彼女がコーディネーターだって気が付いて、そのまま僕の部屋で話をしていたんだ」


「なるほど。それで?具体的には、どんな話をされたのですかな?ちゃんとした理由がなければ、いくらランネット様といえども欠席は取り消せませんよ?」


「大丈夫。十分ちゃんとした理由になると思うよ?…なんてったって、彼女を僕の騎士に任命したんだからね…」


「騎士に…ですと?…それは本当ですかな?本当だとしたら、式典をひらかなければなりませんが?」


「父上にはまだ話してないから、正式な決定じゃないけど……今日の放課後に話に行くから、今度の休みには正式決定されると思うよ」


「わかりました。理由を正式なものと認め、欠席を取り消します。…ランネット様?教室に戻って、担当だった先生にお伝え下さい」


「わかりました。それでは教室に戻ります。ありがとうございました」


しっかりと礼をして、僕は職員室から出る。

そのまま僕は、教室に向かった。





◇◇◇◇◇◇◇◇◇





「遅くなりました」


僕は教室の前から入り、先生に向かって頭を下げた。


「授業開始時間より二十分経過しているので、すでに欠席となっていますが…授業を受けますか?」


「欠席は免除してもらってます。先ほど主任先生のもとへと行き、理由を説明して、認めていただきました」


「そうなのですか?」


「はい。後で確認して下さい」


「わかりました。それでは席について下さい。近代史の授業を再開します。資料の八ページをひらいてください」


「わかりました」


僕は席につき、前もっておとしておいた資料をひらいた。


「ランネット君が来たので、もう一度説明しますと、近代史とはランネット様が生まれた後の歴史についてです。ランネット様が神と交渉し、技術レベルを飛躍的に上昇してくれました」


そう。

この世界に来て一番最初に思ったのは、技術レベルなどの低さだった。

魔法を使うことで、たいていのことがなんとかなってしまうので、科学が発展していなかったのだ。

僕は、僕をこの世界によんでくれた神に頼み、日本の技術を少しこちらの世界にひろめてもらったのである。

そして、その発展の歴史のことを「近代史」とよんでいるのだ。


「さて、それではランネット君?資料の九ページを読んでもらえますか?」


なん…だと。

自分の功績を自分で読むとか、どんな羞恥プレイだよっ!

まぁ、しかたないか…


「はい。……新世紀元年、我が国にお生まれになった純粋種であるブレイブ・ランネット様は、二歳より勉強を開始され、三歳で神との交渉にあたられました。その結果、技術レベルなどが数百年分進んだと言われるほどに成長し、暮らしが豊かになりました」


「はい、そこまでで結構です。…みなさん?みなさんは、新世紀元年生まれですので、あまり実感がわかないかもしれませんが、この数年で我が国は天と地ほどかわりました。すべてはランネット様が神と交渉してくださった結果です。そのことをわすれないでくださいね?」


「「「はい」」」


キーンコーンカーンコーン


「それではチャイムがなりましたので、授業を終了いたします。ありがとうございました」


「「「ありがとうございました」」」


「では、解散して下さい。次の授業は体育館で行われます。午後にある選択授業説明のための説明会です。みなさん、遅れないようにしてくださいね?」


「「「は~い」」」


さて、それじゃあ僕は体育館に向かわなければいけないな。

説明会の中で、挨拶とかしないといけないからね。


「おい、ブレイブ!なんで欠席にならなかったんだよ!?」


しかし、そう言って活発そうな少年が、僕の肩を掴んできた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ