世界は色が溢れている―色を楽しむ日々 ※Talesで日間20位記録!
※Talesで日間20位記録!
「日常生活にもっとたくさんの色を取り入れたら、
毎日のほんの少しの楽しさが、豊かさが増える」
なんてことない日常の中で、
いつでもどこでも目に入る「色」について、
ほんの少しだけ思いを巡らしてみませんか?
色を楽しみながら生きると、世界が変わる。
世界は、豊かな色で満ちあふれているから。
昔から、明るい色が好きだ。
モノトーンもすっきりとして素敵だけれど、
やはり明るい色を身につけると、
それだけで自然と気分までパッと華やぐ。
日本の街並みや日常生活の色味、ファッションは、
地味で無難な色が好まれがち。
特に冬場になると、
行き交う人たちは「黒、黒、黒」
たまにグレーや紺、茶色にベージュが混ざるくらいで、
バッグも靴も地味で落ち着いた色味ばかり。
「合わせやすいから」
「着回しが利いて便利で無難」
というのは分かる。
明るくてビビッドな色が好きな人からすると、
「制服?」
「おそろい?」
「喪服?」
という風に見えたりするー。
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上司がイタリア人だった時に、
こんな質問をされたことがある。
イタリア人上司と私は、
ランチルームで昼食中だった。
どこかの部門の人たちが
7-8人集まり始めた時、
「あの人たちは、どうしてユニフォームを着てるの?
どこの部門?」
吹き出しそうになったけれど、
笑いながら説明した。
ユニフォームではない、
似たような服を着ているだけ、
黒や紺、グレーなどを好む人が多い、
などなど説明したけれど、
全く納得してくれなかった。
「あれは絶対にユニフォームだ!」
そう言い続けた。
あまりにもしつこく言い続けるので
「どこの部門か調べて、
上長に確認してみますよ」
そう答えたら、
「Yes, please!」
そう言っている上司の目は真剣だった。
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みんな同じような色、
似たようなデザインの服を着ていて、
楽しいのかな?
若い頃は、そんな風に疑問に感じていた。
けれども、そもそもファッションに
楽しさを求めていない人にとっては、
「どうでもいいこと」なのだ。
人それぞれだからー。
今は、それが分かる。
とはいえ、「色」を愛する人にとっては、
日常生活における彩りの少なさは、
とても物足りなく感じる。
さみしい。
その波は、街着だけに留まらない。
例えばヨガのレッスンでも、
見渡せど黒やグレーばかり。
まるで「学校の指定体操着?」と
心の中で突っ込みたくなるくらい、
見事に「おそろい」のことが多い。
特に岩盤ヨガは照明がかなり薄暗いから、
「忍者」もしくは「モジモジ君」の
集まりのように見えたりする。
大人になって、自由になっても
結局「みんな同じ」を選択するのだ。
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色を楽しむ心は衣類だけでなく、
「食」においても同じだと思う。
「料理は“味”という食べる楽しみだけじゃなく、
“色”という見る楽しみもあるのよ」
これは、亡くなった母が残してくれた、
今でも忘れられない名言。
食卓に彩りがあるだけで、
心が躍る、満たされる。
そんな場面は、日常の中でよくあるはず。
だからこそ、
「日常生活にもっとたくさんの色を取り入れたら、
毎日のほんの少しの楽しさが、豊かさが増える」
そう思いながら、私は日々を過ごしている。
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ここで疑問をひとつ解決してみる。
なぜこれほどまでに黒や紺、グレーといった
地味な色が好まれるのか?
シンプルに言えば、「目立ちたくない」
という心理の表れであるケースが多いと思う。
実際、「黒い服ばかり着ている」という人たちに
理由を聞いてみたところ、こんな答えが返ってた。
・汚れが目立たないから
・着ていて安心するから
・何にでも合わせやすいから
・服に興味がないから、適当に黒を選んだ
・とにかく無難だから
要するに、おしゃれを楽しみたいとか、
色を楽しむということ以前に、
ファッションや色彩そのものに興味がない、
そういうことなのだ。
何度も繰り返しになるが、
なにごとも
「人それぞれ」
だから、ファッションや色彩そのものに
興味がないことも
「人それぞれ」
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私は色が好き。
色を楽しみながら生きている。
世界は、豊かな色で満ちあふれているから。
りんごの鮮やかな赤。
みかんの暖かな橙色。
白菜のやわらかな白から緑へのグラデーション。
グラスに注いだ牛乳の白。
急須から淹いれたお茶の深い緑。
空を見上げれば、
青や水色が一瞬ごとに表情を変えていき、
雲はふんわりと白く、
時にはグレーに陰る。
太陽は黄色や黄金色に輝き、
夕刻には橙から深く燃えるような赤へと
移り変わっていく。
海の色も、山の色も、
季節や日々の移り変わりとともに
刻一刻と変化している。
世界は、こんなにも「色」で溢れている。
そんなささやかなことに思いを巡らすー
そのひとときが、心地いい。
ーおわりー




