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1.神の悪戯


全世界が熱狂したVRMMO『イグドラシル』。


ゲーム内では現実の体力も性別も関係なく強い者が名声を得られると人気を博し、特に暇を持て余した高齢者は「ゲーム内では若い肉体で活動出来る」と第二の人生を楽しんでいた。ゲーム内なら離れて暮らす子や孫と会える、とも。


――そう。“いた”のだ。


「只今速報が入りました。『ニセコダンジョン』攻略中のBランクハンターチーム全員の死亡を確認。この結果を受けハンター協会は『ニセコダンジョン』の等級をB級からA級に引き上げ、Bランクハンター以下の30階層より先の立ち入りを禁止しました。また、ダンジョン等級の再調査次第では等級がS級と断定される可能性も示唆されています。繰り返します――」


テレビから聞こえる速報ニュースに恐怖する者は多いだろう。Bランクハンターはガチ勢の関門。謂わばボーダーライン。


Aランクなんて全ハンターの10%にも満たないのだから、要はダンジョン攻略が先延ばしになったと云うこと。攻略したとてダンジョンが消失することは無いが、攻略可能か不可能かでは周辺の住人の安心感は天と地の差がある。現地の者達は今にもスタンピード――魔物の氾濫が起きるのではと戦々恐々。


ゲームである筈のVRMMO『イグドラシル』にこの世界が侵食され、ダンジョンが乱立する世界へと変貌したのは3年前のこと。『イグドラシル』を作った会社は跡形もなく……ビルすらも一夜にして消えてしまったのだから、世界は大混乱の儘にこの現実を受け入れ順応するしかなかった。


そんな“なにか”と融合してしまったこの世界もまた、『イグドラシル』のシステムが反映されている。


通貨すらも『イグドラシル』内の通貨――『エン』に置き換えられた。それにより国によっての“お金の価値”すらも統一されてしまったので、貿易により大打撃を受けた国もある。


因みに。何故『エン』なのかとゲーム内で論争が起こったが、ゲーム『イグドラシル』開発チームの日本人の遊び心だろうとの結論。


この点だけで日本に責任の追求を出来なかったのは、『イグドラシル』の開発は様々な国のエンジニアが関わり実名と国籍を公表していたから。藪蛇になるからと、各国は責任の追求は早々に諦めた。


金銭のやり取りも『イグドラシル・システム』内のみとなり、現金どころか個人の預金や貯金全てが『システム』に吸収され世界から貨幣と紙幣が消失。銀行と造幣局は大パニックだっただろう。


責任の追及も叶わない。失業した者も大勢おり、悲惨な状況。


しかし、それよりも圧倒的に有益な事態が起こった。


「あ。売れた」


ファンタジーにありがちな半透明なボード。インターネットが使えなくなった代わりに現れたそのボードは、ハッキングも改竄も出来ない完璧な個人情報保護のツールだと人々は数日で受け入れた。


困ったのは犯罪業者だけ。ざまぁ。


ボードを操作する、彼女。シロヤマ・ツバキ――ハンター名『ゆるねこ』は入金を確認。職業『収集家』の固有スキルであるアイテムボックスから、売れた素材を『送付』欄へスライドし開封確認されたことに満足。


この『イグドラシル・ボード』は素材や装備は勿論、スキルカードや日用品すらも売買も出来る優れもの。詐欺を働けば自動的に返金され、ペナルティとして詐欺を指示した者は以降のボードでの売買全てが禁止。指示された者は厳しい売買制限、もしくは購入禁止の期間を設定されるので安心安全の売買ツールだと大人気に。


人間は利便性には抗えない。よく出来たシステムである。


【この度はお取引ありがとうございました。】


予め登録されているテンプレ文。しかし購入者からのお礼のメッセージから得られる達成感は、何度経験しても良いものだ。


そう考えるツバキは上機嫌に、今日の稼ぎの為にダンジョンへ向かうのだった。







『イグドラシル・マーケット』――各企業や生産者による通販、フリーマーケットにオークション。それぞれ別のIDを使用する完全匿名でのやり取り。個人の出品はフリーマーケットかオークションを自由に選択でき、マーケット内の商品は様々。


魔石と云う新たなクリーンエネルギーの登場。それまでのエネルギー産業は貿易同様に大打撃を受けたが、直ぐにマーケットを活用し新たなビジネスで損失は取り戻した。


ダンジョン内の魔物を倒すと確率的にドロップする装備は、安い物で10万から。オークションに掛ければ高いものに上限は無い。


更に、極稀にドロップするスキルカードは全て億を越える。特に魔法系や『職業』固有のスキルカードはガチ勢が競うように落札している。


VRMMO『イグドラシル』と唯一違う点が、“スキルカードのドロップ率が違法ガチャ並み”ということ。スキルカードさえあれば剣士が魔法を使える事もできるのに、全然ドロップしない。青空を通り越して宇宙。




スキルカード1枚でも出たら安泰で、のんびり収集ライフなんだけどなー。




ちゃりんっ。SEと共に増えた残高。スライム1匹の討伐報酬、100エン。ゴブリン1体で500エン……らしい。2階層へ行った事が無いので伝聞の情報。


積極的にダンジョン攻略をしないツバキは、ハンター登録時に『収集家』を選び考え直すよう説得された。「1階層で安全に収集する」との念書で登録はできたが、奇妙なものを見る目をされた事はまだ記憶に新しい。解せない。


当然ゆる〜く活動しているハンターも存在するが、自ら『収集家』を選ぶ者は居ない。大抵はチームの荷物持ちとして、全員が納得してからの登録が一般的。


「1階層だけでも最低限稼げるのに。命、大事」


ぽとりっ。地面に落ちた1㎝程の魔石。これだけでも、5個1000エンで売れる。低級ポーションの材料になるそうな。


スライムは通称『ダンジョンの掃除屋』と呼ばれている。“掃除”後は必ず1階層に戻るらしく、ハンターは2階層以降はスライムを見ても討伐はしないらしい。


スライムからは稀に素材や装備もドロップする。ドロップ品はダンジョン内で取り込んだ物が多いが、E級ダンジョンのスライムからアダマンタイトで作られた装備がドロップした事例が何件もある。


もしかしたら全てのスライムは取り込んだものを共有しているのでは……その論争もあるが、真実は現在も不明。生態が謎である。


しかし、スライムに限らずドロップはほぼ運ゲー。これも『イグドラシル』と同じ。


それでも。稀に、本当に極稀に。神の悪戯としか思えない、バグのような事が起きることもあって……


ぱあっ――


神聖さながら。眩しい光と共にスライムからドロップした、指輪。下層で取り込んだアイテムかと『収集家』固有スキルの鑑定で確認してみると、


「……ぶっ壊れアイテムじゃん。やっば」




【イグドラシル・リング】

創造主『イグドラシル』からの贈り物。

装着するとLUC値に大きく影響する。

※備考※

スキルカードドロップ率の調整忘れちゃってた!><

装着者のLUC値ぶっ壊して色々ドロップさせるから人類強くしてね☆

君ならソロで収集して秘匿性高いし、取引実績も高いから宜しく♡




神の悪戯でもやって良い事と悪い事がある。圧倒的ギルティ。


えー……っと、つまり。


「これ着けてるとLUC値ぶっ壊れて、スライムが取り込んでないものもスキルカードも出るって事?」


何でもドロップするスライムでもスキルカードだけは出ない。スライムはスキルを使わないからでは?との仮説はボードで見れる『コミュニティ』でも討論していた。


因みに『コミュニティ』での一番白熱している話題は、何故スキルカードがドロップしないのか。である。




っにしてもムカつくな、この『備考』のテンション。おじおばが無理矢理若い子に合わせたようなキモさ。


圧倒的ギルティ。




当然の苛立ちを覚えながら。それでもこれが『イグドラシル』の意志ならば、拒否すれば何らかのペナルティが発生するだろうと。潔く諦めて指に嵌めた。


スキルカードがドロップすれば億万長者は確定。なので、これはこれで有り難い。


「――あ。神様……で良いのかな。手を切り落とされてリング奪われないように、先ずは私に『自動結界』のスキルくれません?」


リングの備考欄から“視られて”いる事は分かったので、取り敢えず“上”を見ての問い掛け。当然ながら返事は無いが、取り敢えず“神の意志”はスライムを討伐すれば分かる事だ。と、スライムを探しに。


1分もしない内に見付けたスライムを恙無く討伐し、早速ドロップしたスキルカード。


これが“返事”なのだと理解し、地面に落ちた『自動結界』のスキルカードを胸に付ける。淡い光と共に体内へ吸収されていくカード。ボードを確認するとスキル欄に『自動結界』の文字。ユニークスキルだと初めて知った。


これで安心安全だと、満足。


『イグドラシル』にはどんな意図があるのか。いっそ只の“神の気紛れ”で意図なんて無いのか。


それは分からないが、これからは今迄の素材売却は勿論。スキルカードを得ようと高ランクの魔物を討伐しまくり、既に億万長者となったガチ勢をターゲットにオークションもやっていこう。フリマIDとオークションIDが別で良かった。


そう今後の方針を決めたツバキは、スライム討伐に勤しむのだった。


「いやほんとぶっ壊れてるね。これ」


早速出た『火』のスキルカードに驚きを通り越して呆れながら。











【スキルカードがオークションに出た件】

1:

ガチ勢がアップを始めました


2:

火手放すとか正気か?


3:

水も出た

飲料持っていかない分携帯食持っていけるからやばい額行くぞこれ


4:

待て雷と身体強化も出た

流石に詐欺だよな?


5:

スキルカードの詐欺はシステムが即出品取消にするらしい

よってガチ


6:

おいこれ全部同一人物だぞ


7:

まじだID一緒

なにこの出品者、神か?


8:

この数分で1千万越えたな

尚、火


9:

水www3千万越えたwww

これがガチ勢の本気か


10:

あいつ等スキルカード欲しさに高ランク乱獲してるからな

ちな、ドラゴン1体の討伐報酬10億エン&魔石と素材は時価


11:

その10億+時価を乱獲しまくってる世界ランカー達バケモン

装備やポーションや後進育成で1日で軽く億飛ぶことあるらしいけど


12:

オークションって自動延長無しの長くて24時間で、締め切り5分前に金額非公開になるんだっけか

億行くやんけ


13:

世界中にガチ勢どんだけいると思ってんだ

水なら10億いくぞ


14:

政府が支援してるハンターもいるしな

そんで身体強化が2千万いったな


15:

世界中で大ニュースになってるwwwまだ10分経ってないのにwww


16:

やばい水スキル5千万越えたwww


17:

盛り上がってまいりました


18:

アメリカ政府が入札公言したんだけどwwwどう考えても圧力www


19:

対抗して中国とロシアも公言しました


20:

祭りじゃwwwっうぇwwwっうぇwww


21:

明日の落札価格が楽しみだな











「どんだけスキルカード出てなかったのよ」


ドン引きに顔を引き攣らせるツバキ。その視界には、『落札価格:378,000,000エン』の文字。雷スキルカードの落札額。


火と身体強化は5億を少し越え、水に至っては12億越え。水スキルは攻撃にも衝撃吸収にも、生命維持の水分補給や清潔を保つためにも使えるスキルなので皆必死らしい。


この『イグドラシル・マーケット』には企業の通販にも個人売買にも一切の税金が掛からず、納税により出品者の国籍がバレることは無い。つまり約26億が丸々ツバキのもの。個人間高額売買の当事者達を守る措置なのだろう。


『イグドラシル』による「課税? 裏金横領脱税賄賂問題起こしまくってるんだからお金余ってるよね? 今までのままで充分でしょ?」っとの含みが透けて見える。


消費税が課税されるのは店舗での購入だけで、それも『システム』が3%に減税。一般人は『マーケット』で購入しており、店舗で購入する者は消費税を気にしない富裕層やほぼ毎日外に出ているお金を持っているハンター達。恐らく“消費税廃止”への試験的な試みなのだろう。


因みに。消費税の減税の代わりに法人税が増税となったので、税収は以前と変わらない。理不尽な税率に怒りを抱いていた国民は益々『イグドラシル・システム』の虜に。世論を動かすには効果的な方法である。


一応。初期には“ハンター税”なる誰が見ても搾取としか思えない税が施行されたが、『システム』が“ハンター税”を反映させなかったので政府は諦めるしかなかった。日本国民は拍手喝采。


突然訪れた大金。めちゃくちゃ怖い。手が震える。その日暮らしの庶民にとっては理解出来ない天文学的数字。今日は100g1000エンのお肉を買おう。


次々と入金される光景にいっそ泣きそうになりながら。それでも震える手で、アイテムボックスから個々の『添付』欄へスキルカードをスライド。取り出さずとも添付可能な点が、アイテムボックスの有用なところである。


別の人に別のスキルカードを送ろうとして添付キャンセルされたので、このシステムの有能さに改めて感謝。


全員に送付し開封確認がされ、……数分後。


長文のメッセージがこれまた次々に届き、ガチ勢の本気を垣間見たことによりとうとう涙が零れた。熱意がめちゃくちゃ怖い。後は各々でダンジョン攻略頑張ってください。


これを今後も繰り返すのかー……と遠い目をする彼女のアイテムボックスには、即死でなければ欠損すら治す『完全回復』と『神霊召喚』が3枚ずつ。『状態異常無効』『物理攻撃無効』『魔法攻撃無効』が4枚ずつに、『不屈の精神』『神速』が6枚に『精霊召喚』が8枚。他にも回復系や強化系、魔法や物理や毒の耐性系やらエトセトラ。


様子見で職業『魔法使い』のメジャーな魔法スキルカードを出品してみたが、この時点であの金額ならば『完全回復』は如何ほどとなるのか……


もうやだおうちかえる状態である。既に安アパートの自分の部屋だが。


「…………家、買おう」


取り敢えず。宝くじに当たったら誰もが夢見る持ち家の購入を決めた。タワマンより高台の土地付き一軒家の方が自然災害時に諸々安全だし、なんとなく“本物のお金持ち”っぽいよなーっとの安直な理由。


スライムからドロップする、収集家が持って来ても不審に思われない装備。それを幾つか用意してから分割で払えば、勘繰られる事も無いだろう。と。


高額な買い物は『イグドラシル・マーケット』一択である。大きなものでも『イグドラシル・ボード』で送付出来ることに、心底から感謝。


それにより運送業がほぼ淘汰されたが、配達員は持ち前の体力を活かしてハンターに転身したらしい。逞しい。


まあ……取り敢えず、と。


『完全回復』と『状態異常無効』、『神速』を自分に使っておく。死ぬのも状態異常も嫌だし、逃げ足は速い方が当然良い。


これから一生遊んでも使い切れない天文学的な大金が舞い込んで来るので、悠々自適のスローライフを満喫する為に必要である。


あと“神様”からの使命を続ける為にも。


「あー……出品したくない…………はい、出品します」


愚痴を溢してみたらなんとなく嫌な予感がしたので、大人しく次の出品をする事に。まだ稀少価値の高いスキルは出せないなと思ったが、お金を持っている内に出してくれれば……と嘆く者も居るだろう。


そう考え、――基。潔く観念して『完全回復』『状態異常無効』『物理攻撃耐性』『魔法攻撃耐性』『神速』『魔力回復』『土』『風』『不屈の精神』『精霊召喚』をひとつずつオークションに出品。


良心が咎めたのか、全て100万スタート。


3分もしない内に『完全回復』が5000万エンを越えたので、もうこの時点で泣いた。めちゃくちゃ怖い。ガチ勢、こわい。


10分後には『完全回復』が5億を越え、これは世界ランカーが買うのだと確信してから画面を見ることをやめる。コミュニティを見てみたらお祭り騒ぎで、少しだけ心が落ち着いた。ネラー達のノリはいつ見ても面白い。


また世界中でニュースになったらしく、とうとうコミュニティすら見ることをやめてお風呂へ。


「神様。明日から引越し作業しても良いですか? 落ち着いたらまたスライム討伐に行くので」


当然返事は無かったが、嫌な予感も悪寒もしなかったので“許された”と判断。




誰にもバレないように戸建てはハンター名で契約しなきゃ。毒親にやるお金は1エンも無い。


就職と同時に絶縁宣言して住民票は閲覧制限してたし。ハンターになってからは住民票もハンター名に変えて、戸籍情報も『イグドラシル・システム』の管理下になってるから……まあ大丈夫だとは思う。完全秘匿ツールだし。


通販はボードで済むから表札は要らないし、アイテムボックス有るから引っ越し業者も要らない。システムの管理下に入った事で救われた人は大勢居るだろうね。


例えば、『システム』による養育費の強制支払いとか。今までの滞納分も。そもそも自分の子供に養育費払わない方が頭オカシイんだよね。うん。『システム』ぐう有能。


えーっと、なんだっけ……あぁ。おうち、買うんだった。マイホームだから拘りたいな。


もし親に嗅ぎ付けられてもまた引っ越せば良いよね。泣きたいくらいお金入り続けるから。




うんうんと心を落ち着かせるツバキは、オークションの現状を見ることもせずにベッドに入った。


起きた時の事は考えたくない。





閲覧ありがとうございます。

気に入ったら↓の☆をぽちっとする序でに、リアクションやブクマお願いしますー。


地球ダンジョン系を書いてみたかった作者です。どうも。


全12話で完結させているので、ちまちま誤字脱字直したり加筆しながら不定期更新していきます。

ガバガバ設定&駆け足だったり閑話だったり蛇足だったり。

その都度降りて来た展開で書いてるだけです。


ジャンルは本当にわからん。多分恋愛。


代表作書く息抜きに書いていただけなので、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。

代表作もあらすじ確認して読めそうだったら読んで頂けると五体投地します。もしくは踊ります。


次話から後書きはテンプレ文のみとなります。



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