15-1「龍神娘の里帰り」
「というわけだけど、里に向かうか?」
シャールカーニに説明した
二つ返事だったので全員集めて方針を伝える
今回は阿部ちゃんとカホル、アウラムで町の防御を頼む
メイド隊は今後の総指揮を執ることを前提に白夜と月詠、他2名は現地へ配置する旨伝え希望者を募ろうとしたが全員手を上げたので阿部ちゃんと月詠に厳選してもらった
あ、月詠は阿部ちゃんが最初にクリエイトしたメイド隊員で、小さいはずがおっきくなっちゃった、と嘆いてた娘
少女っぽいのに仕事が出来るなんてもんではないらしく、阿部ちゃんがリーダーとして適任と判断したとか
大したものです
「先輩は私を置いて行って寂しくないんですかな?」
うん、そもそもドラゴンだらけの里がどんなものかわからんので初っ端の里くらいは安全確保で留守番をお願いするよ
ここなら最悪地下に逃げ込めばやり過ごせるだろうからね
ついでに人数多くなったのもあるからカホルと2人でメイド隊に料理スキルを仕込んでおいて欲しいかな
「あれ?先輩作ってくれなくなるんですか?」
流石に40人の飯作るのはプロでもなきゃ無理っす
「むぅ~~~~」
ほっぺたを膨らませたので、つついてエア抜きしてやる
「じゃあ、帰ってきたらスイーツ作ってくださいね」
それくらいならご褒美に作りましょ
「ご褒美を糧に留守番、頑張ります」
ということで、結局シャールカーニの里へは私とフレイア、ヴェルーリアにメイド隊から白夜と他3名、案内役でシャールカーニと8名になった
月詠はこっちのメイドへの訓練をしてもらおう
移動はどうするか悩んだのだが、空にドラゴンが居る以上飛んで行くなら余程の戦力ないと落ちたら嫌なので陸路で行くことにする
幸い1つの大陸で河川がない、というのはこういう時に助かる
装甲車1台だと乗れるけど狭いし、食料の予備も持って行った方がよさそうなので2台体制に増車
トレーラーも増車した上でドライバーをフレイアに頼む
モートラの時もだが、彼女はスピードを出すことに躊躇がない
おかげで助かっているのだが、あの容姿で走り屋だったら現実世界じゃ伝説になりそう
運転感覚に慣れるのも兼ねて再度洞窟まで一緒に行って食糧を補充してきた
その間ヴェルーリアとメイド隊全員にはATVの練習
近ければこいつで移動をしてもらい、町と里が想像以上に距離があったら別途装甲車などを考えるつもりだ
町の中も当面こいつで移動してもらっておこう
あとは武器
PAC-3とは言ったが実際にはミサイル迎撃ではなく龍?の退治になる
以前作った対戦車ミサイルを更に機能追加して全員分作成して管理棟地下の武器庫に収めてある
ATVと対戦車ミサイルについてはメイド隊は説明不要だった
弥生さんとのリンクで使い方などは全員共有できてるとか
試しにそれぞれ乗って、逆に白夜がヴェルーリアに教えてくれてる
メイド隊凄すぎるよ
準備が整い、町の安全がある程度確保できたのでお任せしてシャールカーニの里帰りに向かう
「いってらっしゃーい」
みんなにお見送りされての出発だ




