14-5「シャールカーニ 対 ヴェルーリア」
第二ステージのシャールカーニ
彼女に防御装備
これは無敵だった
シャールカーニはカホルが展開したのと同じ防御魔術を重ねて全面発動しているのだ
それも10枚重ね、だ
メイド隊の武装も模擬弾や刃のない刀など演習用のものを使わせているとはいえ、全員一斉にかかってもノーダメージ
メイド隊が全員疲れ切った時点で交代した
ヴェルーリアの新装備を試してもらう
初対面以降、契約だとか夜這いだとかでちょこちょこ二人の間柄が微妙なのはわかってるけど、それはそれ
作り手としては「最強の生物」相手にテストって一番滾るよね
脚力による突進性と速度を最大に生かして長槍をクリエイトする
いや、槍というよりランスのほうがしっくりくるか
円錐形の、SFで出てくる宇宙船にありそうな形状で末端は刀の鍔のようにガードも押しもできるようになっている
もちろん魔術製なので非破壊且つ先端には仕込み銃ならぬ仕込み弾頭を装着
ヴェルーリアの魔素を使った自動装填が可能で発動時には弾頭に込められた属性がランスに付与される
まあ、いちいち取り付けるのは一人では正直無理だけどね
属性変更は持ち手尾部のダイアルで行って即時切替可能
ヴェルーリアの突進力にランスの仕込み弾頭を使っての突貫特化武器ってわけ
接近戦時は足技使っての攻撃とランスでの防御を期待している
ということで、シャールカーニには最大限の防御を、ヴェルーリアには防御魔術を狙うよう指示
準備が出来たところで始めてもらう
「シャールカーニ、行きますよ」
そう言い終えた直後、土の地面が抉れヴェルーリアが消える
爆発的な加速でシャールカーニが展開した防御魔術にランスを構えて突っ込んでいた
防御魔術が展開と同時にランスの弾頭 ーあれはイレース弾だなー が発動
10枚全ての防御魔術を貫通したが最後にドレス内蔵の防御魔術が自動展開して止まった
連続した10枚は突貫で破れたが、わずかとはいえタイムラグがあるものは付与時間の関係で1発では貫通できなかった
自動装填が間に合ってればあれも破ったのかも
装填速度次第ではシャールカーニにもダメージ入ってたと気が付き、ちょっと冷や汗をかいた
自動装填だけでなく、連発できるように改良しよう
「はい、おわり
二人ともお疲れ様」
労いつつ歩み寄っていく
ヴェルーリアは悔しそうにしているが、シャールカーニは若干引き気味だ
「連続で発動できるようにしてもらいたいです!」
駆け寄ってきて即座に訴えられる
「我は旦那様に相談したことがあるのじゃ」
シャールカーニも立ち直ったようだ
後で時間を取ることにして、一通り見極めも終わったことだし休憩にしよう
全員で1階に降りて大会議室にてお茶会を開催
ここぞとばかりにまさに王宮とかにあるような長ーいテーブルと椅子をクリエイトして、何名かキッチンに来てもらって用意する
流石メイド部隊、てきぱきと動いて何もせずにお茶の準備が進む
残念ながらニールが不在だけども
というより、ニールはいつまでかかるのかわかんないんだよね、今のところ
自分の里以外がどれくらいの距離あるのか、そもそも行ってもすぐ入れるものなのか
シャールカーニも他の里全部を知っているわけではないそうだし、ずっと待機か
あまり長いとそれはそれでヤバそうだし、だったらメイド数名に町の守りを任せてシャールカーニの里に行ってみるか?




