11-2「遅滞していた今日のお仕事」
不平たらたらの美少女二人からの求婚?をとりあえず断り、今日やるべき仕事に戻る努力をする
まとめるまで休憩、ということでカホルにみんなにお茶を入れてもらうようお願い
ヴェルーリアも付いてもらい覚えてもらう
早朝から大豚とヴェルーリアの襲撃
数時間後にはシャールカーニ率いるドラゴン軍団との交戦と契約
それぞれニール含めて3名には【命名】もしたわけだ
そして今に至るのだが・・・
これ、本当に半日足らずの出来事かな?
まあ、2連戦でも肉体的負荷はそんなでもないし、製作で出来上がるから建築に関しても体には全然疲労は残ってない
強いて言えば精神的なもの、だろうか
アウラムの入浴同伴は彼女の羞恥心のなさとしても、契りだ僕だとか朝っぱらから連発にはちょいと疲れる
贅沢な話ではあると思うよ、美少女に求婚されるなんて
まあ、一方的且つ恋愛要素皆無で、なんだけどね
本当に脳筋、って言葉が似あうな、この【世界】
会議室に黒板とチョークを置いてあるので、とりあえず今日の予定を書く
連れ帰った大豚の飼育場所確保
ドラゴンの住居確保
住民用住宅の建築状況確認
まあ、この状態だとこんなところか
無理にノルマ決めたって仕方がない
1つ目はヴェルーリアと話し合おう
飼育と考えれば地下の魔牛飼育場に割り込ませれば一番なのだが、いかんせんサイズが違いすぎる
魔牛同様一般的な家畜と同じようならば寝藁なども肥料化できるから、同居が不可なら農業区に追加で作るべきか
2つ目、こっちはシャールカーニとニールだな
こっちは生態そのものが全く想像つかないのだから一から教えてもらって、か
時間かかりそう
3つ目、こっちは3人娘に頼むか
できれば彼女達にこそ覚えてもらいたいところだし
阿部ちゃんが手が空くな
そうすればヴェルーリアとの話を任せてもいいか
ヴェルーリアが緊張した面持ちでコーヒーを持ってきてくれた
流石カホル、頃合いを見計らってお茶のお代わりを用意してくれたようだ
ヴェルーリアには初めての作業だろう
「ご主人様、コーヒーをお持ちしました」
持っているお盆が震えてるね
「ありがとう」
そう言ってカップを持ち上げる
ホッとした顔をしてお盆を胸に抱えて走って行った
こうやって見る分には可愛いんだけどね
あの蹴りの連発は怖かったよ、ほんと
・・・まてよ、【命名】する前であの蹴りだったんだよな?
少し寒気がした
こちらも湯気が立っているカップを持って阿部ちゃんがやってくる
「この後の予定はどうですか?」
「まあ、見ての通り」
黒板を指さす
「私はヴェルーリアと調整、ですか?」
首をかしげて聞いてくる
「そうだね
大豚を飼うにあたってどうするかってのを早めに決めないといけないと思ってる
今の魔牛と同居できるか、できないならどうする?となるよね
一応食肉にもする予定でOK貰ってるから、最初は農業区にとも考えたけどそうなったら一連の加工処理の時が面倒かと思うんだ
なので地上部の外壁と同じサイズの運動トラックを地下に設けてそこを大豚専用にして走らせる、将来的に屠殺時は魔牛のところの加工施設でできるようになればいいんだけどね
それができるかどうか
運動場についてはイメージ模型に追加するから、それを見てもらって問題点をまとめてくれると助かる」
熱心にメモを取っている
メモ?
何時その手帳作ったの?
「いろいろ入用かと思って昨日作っていました」
偉い!ちゃんとメモ取るのは大事
スマホもいいけど、今無いもんね
3人娘もやってきた
「丁度いいところに来たね
3人には住居部の建築作業の進捗確認と指導、問題がないかの把握をしてもらいたい」
「おまかせください」
即答だね、助かるわ
シャールカーニとニールも遅れてやってきた
「二人とはこの後、他のドラゴンをどうするか話をしたい」
「どうするか、とは?」
ニールが返す
「ここに住めるようにできるものなのか、話し合いたいんだ
〈契約〉があるとはいえ君らだけここに居て群れの他のドラゴンはどこでどうするのか?ってのは気になるよ
可能ならばここに住めるようにするし、だめならどうするかを考えたいと思うけどいいかな?」
「もちろんじゃ!
みんなも住めるなら安心するじゃろう」
シャールカーニは満面の笑みを浮かべた
「旦那様はやさしいのじゃ」
ニールが頷き
「これで我ら一族は安泰だな」
勝手に一族背負わせるなよ
おっさん町長に見せるため昨日作った都市のスケールモデルを運んでこよう
ドラゴン族に初仕事を頼もうと二人に話をしたのだが
「我一人でも多分持てると思うのじゃ」
ほんとかね?




