ZERO DAY-5「白の世界」
「体感時間は3年だけどこっちでの実時間は3時間なんですよね?
失敗してもペナルティなしの半日バイトじゃないですか?」
お気楽だね、君
「まあ、そう考えるのもありだけどさ」
おねえさんに向き直って
「本当に危険はないんですかぁ??」
顔をじぃ~っと覗き見る
軽い気持ちで受ける内容でもないし、そもそも生命体がいるであろうその世界を仕切り直すってのは、どういう手段になるのかわからないけどかなり責任重いだろ?
それを私と後輩の二人で背負えるのか?
『当然よね、そう思うのは
たとえとしてはあなた方の世界でいうシミュレーション仮説、というのが分かりやすいでしょうか
こちらの世界から見るとそういう世界に当たるのです』
自分らの世界もシミュレーションかもしれないのに?
『その辺は詳しくは言えないのよね、ごめんなさい』
「あのー、シミュレーション仮説ってなんですか?」
後輩が聞いてくる
「こういう映画あったでしょ?」
体をそらしてポーズを真似るが腰が反らずに、ふざけたラジオ体操のようになったよ
よたよたした私を見て笑ってるよ、おねえさんも
『あなたたちから見ればデータ上での世界、というざっくりした考え方でいいと思うけど、きちんとした生命体ではあるのよ
だから安受けないしないで考えてくれるなら、それを踏まえて向かい合ってもらえるんじゃないかしら?』
難しい仕事ならダメ元でも、って言って受けるけど命がかかってるんじゃなぁ
『その辺はあちらの世界の管理者に頼んでおくわ、そうそう命にかかわるような事案が起きないように、それでどうかしら?』
それでイージーモードになるならいいんですけどね、むしろそれでいいんですか?
『考えることが多すぎるといい仕事はできないでしょ?
なるべく楽にいいお仕事してもらいたいって思ってるの』
私も同じように考えて仕事してるからその辺はありがたいかなー
リカバリーできる余裕ない状態で仕事したって、トラブル起きたとき困るだけでいいことないのよ
『いろいろ聞きたいこともあるでしょうがここでの時間は有限です
あとはあちらの世界で管理者のいるところに送るから、そこで初期チュートリアルとかあるはずなのでよろしくね
細かいあちらのことは私ではわからないことが多いと思うの
あ、あとメリットについてはお二人の願望に合わせていくつか選ばせてもらっておくわ』
え?もう配属先に送るの??
と、隣にいる後輩を見ようとしたら視界が白くなって・・・・・
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【リライト版タイトル】
週休二日の裁量労働制って本当ですか? ~異世界は後輩といっしょ~ リライト版
Nコード N1448LP




