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週休二日の裁量労働制って本当ですか?  ~異世界は後輩といっしょ~  作者: 事業開発室長
はじめての町

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6-8「魔牛を従える」

まだ縛ってる魔牛のオスを相手にいくつか実験をすることにした


爆音は既に効果があるのはわかってるので妖精に動かせるようにした迫撃砲をクリエイト

爆音に特化すれば効果はもっと上げられるので使い方を教える

まあ、向きを合わせてくれさえすればあとは勝手に角度を調整して打ってくれるアシスト付きだけどね

ボタン一つで動く、なんてのも当然見たことがなかった不安に対して少し慣れたアウラムが妖精王候補の貫禄で押し切った


魔牛については既に開けた大穴に追い込んで自力移動してもらう

坑道は十分なサイズがあるから逃げないように巨大なドームを作ってオスから1頭ずつ拘束を解いて追い立てる

打ち上げ花火くらいの音で十分逃げていくのであっという間に4頭とも大穴に入っていった

深さとオーバーハングで飛び跳ねた程度では到底届かないが、一応防護措置として網でドーム状の囲いを作って人も落ちないようにしておく

坑道については観音開きの鉄扉を作って閉鎖

人の出入りはその横に高さ2m四方サイズの鉄扉で通用口を作っておいた

今回の対決用に二重扉にして、単管パイプサイズで格子戸を作ってある


さて、そうこうしている間に妖精へのレクチャーが終わったようだ

3人娘に阿部ちゃん、おっさんに妖精2名と扉の前まで来ている


「一応、メス3頭は仕切り作ってこっちが見えるようにしておいた

オス1頭を気絶させればボスとして認識してくれる、と思うけど誰もやったことがないから暴れたり言うこと聞かないようなら助けに入るよ」

そう言っておく


「あとあんたは見届けとしてどういうことやってたか覚えておいてくれ

魔牛だって寿命があるだろうし、食用に潰せばボスの交代が必要になる

その時に妖精の手伝いができるようになっておいてくれ」

おっさんを見て、そう言っておく

いちいち私らが来ないと牛食えないんじゃ意味がないからね

頷くのを見て、鉄扉を開いてアウラムと妖精と迫撃砲を中に入れて、格子戸を閉める


魔牛のサイズからみて私らですら小さいだろうから念の為アウラムも入れて存在感を増やしておく

この【世界】とすれば魔素量も多いらしいから流石に見落とされることはない、と思うんだけどね


あっという間に決着はついた

前回同様爆裂音でオスは気絶、音でパニックになったメスに向かっても迫撃砲で威嚇したところ「伏せ」の体勢で動かなくなった

これが服従のポーズなのか?

アウラムをその場で待機させて、妖精だけで間仕切りに近づかせたがそれでもメスは更に縮こまる様子を見せた


目的通りになったようだ

あとは意思疎通などはノウハウを積み上げるしかないだろうが、最悪強制追い込みができるとわかったのは大きい


しかし・・・・・

すぐ横でおっさんも気絶してるんだよな

爆音、こっちもダメだったか


おっさんが起きるまでに5人で話し合う

妖精2名は会話は通じているらしいのだが、サイズ的に声がこちらに聞こえるボリュームではないそうで

アウラムを通じて返してくる

魔牛の管理を二人だけにやらせる気はないので実務でおっさんを呼んだことを伝え、なにかあったら私らに連絡する手段として通信機を渡しておくことにした

ゴーグルや装甲車と相互通信できるようにしているけど、見た目は業務用無線機だがカメラとモニターもつけておいた

これならマイクのボタン押してしゃべるだけで通話可能

管理事務所作って据え置いておこう


「うーーーん」

おっさんが目を覚ました

先ほどまで話し合った内容を伝え、再度妖精2名をリーダーとして魔牛の飼育と繁殖、その後は屠殺と食肉加工、母乳の採取と加工などの実施を再確認する

作業に必要なものは用意する、ということも伝えたがそもそもこの人らも加工技術は皆無なんだよな


食肉加工は魔牛を潰せるようになったら実演するしかない

母乳、つまり牛乳の搾乳はどうするか

普通の牛のように搾乳機に自分で来てくれればいいんだけど


『自動追尾自動装着の搾乳車を作ってはどうでしょうか?』

成程

でも魔牛が怖がったりしたら?

『ボスとしての妖精と同じ魔素の波長を発生させるようにすれば、配下だと誤認識してやることに逆らわないと思われます』

魔素に波長ってあるんだ

飼い主と同じ家族の体臭がすれば初対面でもすり寄ってくるワンコと同じ理屈かね


そんなこんなで作り上げた自動搾乳車とついでに作った牛乳処理加工所、解体所と食肉加工所を全員で歩く


「あんたら、やっぱり女神様の使いって奴なのか?」

おっさんだ

若干声に震えを感じるのは気のせいかしら


「そう見えるか?」

肩をすくめて聞き返す


「ケイと隣の女は黒髪黒目、しかもあんな天変地異みたいなことをポンポンやって見せるなんて伝説の賢者とか魔王でもできるかどうか

そんな凄い力を持った奴なんかそれくらいしか思い浮かばねぇよ」


「魔王?」

思わず聞き返す

「知らないのか?

この地には王様ってのが居るが、魔王は遠い地の王様って聞いてる

なんでも化け物のような魔物を使って戦うし、見たこともないものを使っているって話だぞ」

別の地??


「この【世界】には大地が1つしかないのですが、言い伝えでは地の果てに他の大地がある、という噂があるのです」

フレイアが真面目な顔をして言う

そういえばこの人、賢者だったんだっけ


その辺はいろいろ教えてもらわないといけないな

そもそも体感2日であれこれイベントが発生しすぎなんだよ

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