4-5「初めてのお風呂、コーヒー&紅茶とその後に」
阿部ちゃんは不服そうだったがアウラムの服を作り直し、入浴することに
タオル類とシャンプー類、入浴剤を阿部ちゃんに確認して貰って匂いを3人娘に嗅いで貰う
一応拒否反応とかはないみたい
「じゃあ、あとは4人でゆっくり入ってきてね」
そう言って降りようとした
「ご一緒に入られないのですか?」
フレイアだ
「男女混浴はまずいでしょ」
と返すも
「風呂、は初めてでわかりませんが水浴びなどは男女一緒でしたので問題ありませんよ」
とカホル
「むしろなんでまずいの?ですわ」
アウラムはあっけらかんとこう言った
「うん、一応私と阿部ちゃんが居た【世界】は基本混浴はしないんだよ
恋人とか家族とかならあるけど、みんなで混浴は限られたところだけかな?」
「だめ、ってことはないのですね?」
「きっとみんなで入れば楽しいですわ?」
「いろいろお聞きしたいこともありますし、どうかご一緒に」
まくしたてられる
隣で顔を真っ赤にした人が一人
「うん、私もいいけど阿部ちゃんが困っちゃうからね
今回はお風呂の入り方をちゃんと教えてもらってね」
みんなに背を向けて手を上げながららせん階段を下りる
後ろ髪はひかれるけど、初日からは流石に気が引ける
最後にちらっと見えた阿部ちゃんの顔は夕日のごとくまっかっかだった
そのまま1時間ほど
キッチンに戻ってお湯を沸かしてコーヒーを入れてゆっくりしていた
もちろん、ドリッパー等もクリエイト
食材庫に粉になったコーヒーがあったので飲んでみたくて機材から作ったわけだ
それから少しして4人娘がキッチンに戻ってきた
さっぱりしたどころかキャピキャピしながら歩いてくる
「ケイ殿、お風呂って凄いですね!
「しゃんぷーとりんす、こんでぃしょなーにはびっくりです」
「なんだか体からいい匂いがしていますわ」
それぞれが感想を言葉にしている
おまけに阿部ちゃんが新たにクリエイトしたのだろう
4人ともバスローブを来ていた
阿部ちゃんが白、フレイアは赤、アウラムは黄色にカホルは藍色と髪色に揃えたんだね。
「その飲み物はなんというのですか?非常に良い香りですね」
フレイアが私の飲んでいたコーヒーを見て興味が出たらしい
「苦いけど大丈夫?コーヒーはダメな人はだめだからねぇ」
阿部ちゃんを見て言う
そう、彼女はコーヒーNGなのだ
体質もあってか胃も痛くなるし眠れなくもなる
カフェインに弱いのかも知れない
「なので私はカフェインレスの紅茶があればお願いします」
知ってますよね?
そう言いたげにリクエストされる
「ディーバッグのでよければあったよ」
頷いたので取りに行く
まずは阿部ちゃん分も含めて4人分をティーポッドに入れ勢いよくお湯を注いでカバーをかけて蒸らす
その間に3人分のコーヒー粉をドリップする準備をしてお湯を落としてサーバーにコーヒーを作る
メタルフィルターなので癖があるから大丈夫かな?
出来上がったコーヒーと紅茶をカップに注いで3人娘に、遅れて紅茶を阿部ちゃんに出す。
「味見して飲めるようだったら両方そのままで
黒い方がコーヒー、薄い赤というか茶色に見えるのが紅茶
どっちも甘くしたりミルク入れて調整できるから無理しないでね」
予め用意していたミルクポットとシュガーポットを前に出す
阿部ちゃんはどっちも不要だから、3人娘用だ
おずおずと持ち上げ、香りをかぎ比べたり少し舐めたりしては顔を見合わせてなにか言っている
アウラムは紅茶に砂糖入れてミルクも入れた、しかもどっちもたっぷり。
コーヒーは最初に口を付けたまま見向きもしない
カホルとフレイアはカップを交換している
カホルがコーヒー、フレイアは紅茶2杯ずつそれぞれストレートとミルクを入れて味見して、2杯と交換してまた味見している
砂糖はいらないようだ
アウラムには紅茶とミルクのおかわりを要求された
「どうだい?」
アウラム、フレイア、カホルの順に
「わたくしはミルクと砂糖たっぷり入れた紅茶がおいしかったですわ!
コーヒーは苦手ですわ」
「私はどっちも飲めますが、紅茶にミルクを入れたものが好きです」
「コーヒーのストレートが一番おいしいく感じました」
好みは分かれるね
「コーヒーも紅茶もいろんな種類があるから、手に入るようなら別の味も試してみようか」
のんびりしてたら、アウラムがそわそわし始めた
どうしたんだろう?
「もしかして・・・」
阿部ちゃんがピンと来たのか、アウラムに近寄り声をかける
アウラムは頷いて立ち上がって二人で歩いてキッチンを出て行った
成程
少々あって二人は帰ってきた
アウラムに至っては先ほどと違ってすっきりした顔をしていた
『利尿作用がある紅茶をたっぷり飲んだおかげで尿意を催したのでしょうが、どこで用を足すのかわからなくて我慢していたようですね
アヤノさんがトイレに案内して使い方も教えてあげたようです』
何でもお見通しですね、弥生さんは
流石に私がトイレに一緒に行くのは倫理的にアウトだもんな
「先輩、トイレットペーパーも作ってたんですね」
「ないとまずいと思ってね
ただ予備品どこに置くかとか交換どうするかとか悩んでとりあえず予備置けるホルダーにしておいたんだけど、消耗品交換方法も教えないとだよね
ストックヤードとかは阿部ちゃんのほうが得意かな?」
「場所と標準在庫は考えておきます」
流石工場での担当者、頼もしいですね
そんなことを言ってたらフレイアとカホルもそわそわし始めた
阿部ちゃん、再度出動ですね




