3-8「3人娘、トランスフォーム」
「な、なんですか?これは??」
気が付いた3人娘が城から出て来て全員固まってる
なんとかランドとか付きそうな施設がいきなりできてるんだから
と、本日何度目かのカルチャーショックでフリーズをさせてしまった申し訳なさのまま謝ろうと3人娘に近づこうとしたが
3人娘、逢ってそんなに時間が経ってはいないんだけど、雰囲気が変わってないか?
徐々に近づいて気が付いた
一番わかりやすいのはカホル
本人には言えないものの、髪型もあってか最初は男性と見間違うほどの体形だったのだが、今は貫頭衣を持ち上げるほどの胸部とパンパンになった臀部
それらによって引っ張り上げられ膝上にまで上がった裾が印象をまるで変えている
今の体形を見て男性とは絶対に思わないだろう
それと、髪自体は深い藍色でウェーブでボリュームのあるショートだったが、以前はなかった角?らしきものが2本生え際から見える。
銀の虹彩は今は黒く見え、縦長の濃い金色の瞳孔が以前より目立つようになった
アウラムは更に小さくなったように見えるんだが、腕と足が凄くパンプアップされ更に胸の厚みがかなり増している
乳房が大きくなったのではなく、文字通り胸板が厚くなった彼女
恐らく見えない腹筋や太ももも恐ろしいことになっていそう
横に束ねてた髪がボリュームが増えて、見た感じハリどころか固くなったように真横を向いている
赤かった虹彩はまるでマグマになったがごとく、明るくキラキラしているようだった
フレイアに至っては、貫頭衣が意味をなしてないに等しい状態だ
元々3人の中では一番豊かだった胸は、某怪盗3世のヒロインばりのプロポーション、いやもしかしたらもっと凄くなってるかもしれない
そしてうっすらと手足が光って見える気がするのだ
フレイアの赤い髪が、ロングから超ロングになって膝裏まで届く長さになり、少々動いているように見える
金色の虹彩だったが、虹色に変化するようになり瞳孔は蒼くなっていた
感慨が深くなるほど変化前を見てはいないのだが、どうしてここまで変化したのだろう?
さっきまで回廊を亡き者にされて、少々怒りを見せていた阿部ちゃんが呆然としてる
「3人とも大丈夫?」
変化のインパクトに少なからず驚いたことはおくびにも出さずに声をかける
「気を失っていたようで、申し訳ありません」
フレイアは頭を下げ、残る二人も追従する
「いやいや、どうも【命名】をすることで見た目に急激な変化があったようだけど具合はどう??」
3人とも自分の体をあちこち触って驚いている
「これってどういうことなのですわ??」
アウラムがことさら驚いた声を上げこちらを見る
「原因はわかるけど、変化の理由はわからないんだ」
肩をすくめて答える
カホルは首を下に向けて、少し戸惑っていた
「ええと、足元が見えず安心できないのですが・・」
そこ?
「これでは給仕や掃除で見落としがあってしまうかもしれません
早くこの体に慣れないと・・」
そういいながらしゃがんだり立ったり体を動かして確認している。
フレイアは踊るように手足を伸ばしながら少し上気した顔をこちらに向けた
「これ、多分魔術陣だと思うんです
転生直後より細く数が増えたように見えるので、使える魔術の数が増えたんじゃないでしょうか!
すぐにでも試してみたいです!!」
うん、君はそういうキャラだったのかな?
落ち着いたリーダー格と思いきや脳筋だったりする?
アウラムは、膨張した筋肉を見せつけるがごとくポージングしてるんだけど?
意外と気に入ってるのかな?
いずれにしても彼女たちには変化した体に慣れてもらうのを最優先にしてもらって、私と阿部ちゃんで生活拠点に過不足がないようモノづくりしようか
「じゃあ、3人娘は建物の外で体や魔術などとにかく体の調子と合わせていろいろ確認してくれる?
その間に私らは食べて寝て、ができるように試してみようと思う
阿部ちゃんもいいよね?」
3人娘の返事と阿部ちゃんのOKサインでそれぞれ分かれて行動開始
プールができちゃったんだから食堂とかキッチンとか余裕でできる!
・・・・・と思いたい




