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週休二日の裁量労働制って本当ですか? ~後輩と一緒に、現代知識と魔法でのんびり異世界生活~ 【原作(初期構成)】  作者: 事業開発室長
緩と急

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18-3「シャールカーニ、一閃」

「むっ?最初の長が来たようじゃぞ?」

エメロードがなにかを感じたようでそう告げた


外に出ると上空にドラゴンが3匹飛んでいる

まあ、2人とは言ったが多いとダメ、とは言ってなかったしな


エメロードが吠える

3匹が降りて来てうち2匹が光った、人化だ

達人っぽい如何にもなおじいさんとこれまた少し癖のありそうな若者が居た

まあ、お約束の素っ裸なので衣類を作って着せようとするが、嫌がる

「おまえ達何を人と同じように布を纏っているのだ?

ニールもだがドラゴンとしての威厳を捨てたのか?」

読んで字のごとく若造がまさに吠える


エメロードが笑いながら答えた

「な~に、わしらは既にドラゴンではなく龍神族なのよ

新しく生まれ変わったのじゃから新しい習慣を取り入れる、それの何が問題か?」


「なにが龍神族だ!人化と何が違う!」

おっ!人化を解いてドラゴンに戻るのを見るのは初めてだな

まあ、前を隠してない男の裸を見て何が楽しい?と思ってたからこっちのほうが安心だが


「うるさい奴じゃ」

黙ってたシャールカーニがグローブを付けて一発殴った

若造ドラゴンの羽根が片方、根元から消え去った

「なっ!?」

一瞬遅れて反応したが、次には羽根を失った痛みからか倒れこんでじたばたし始める

付け根は炭化しているのか艶のない黒い断面で流血もない

断熱圧縮の余波は予想通り出ているが、生体に使うとえげつないことになってるな


しかしドラゴンサイズで鳴かれるとうるさいなんてものではない

「黙るのじゃ」

今度は頭を叩く

先程とは違いただ当てただけ、シャールカーニの最大限の手加減だろう

沈黙がやってきた


「若い者が失礼した

すぐ連れ帰らせる」

老人は頭を下げ、もう1匹のドラゴンになにやら告げると気絶したドラゴンを連れて飛び去った

「改めて失礼を詫びる、先ほどの布も纏おう」

シャールカーニを褒めてあげないといけないな

我慢もしただろうが、彼女の最小限での実力行使で他の里の長が従った

まさにドラゴンの「力こそすべて」を最小の行動で体現したってわけだ

力量差が余程なければできないことをあっさりやった彼女に礼を言う


会議室に入ってもらい、お茶を勧める

後の話と対応はエメロード達に、お茶出しなどはアース達に任せておく

この辺はドラゴン、龍神族で腹を割って話してもらうのが一番だろう

種族のしきたりに口を挟まないほうがよさそうだ


その様子を見て、ニールがやれやれと言わんばかりに首を振る

「連れてきた若造を抑えられないとは、長としては失格ですな」

いや、むしろ最初の印象からすればシャールカーニの振る舞いと成長を褒めてあげて欲しいよ

「すっかり忘れておりました!旦那様から我が姪を褒めていただけると私もうれしいものですな!」

破顔一笑

姪の事では苦労してたんだろうからね、本当にうれしそうだわ


そのあともぽつりぽつりとやってくるドラゴン達

若いドラゴンから見れば知りもしない龍神族を名乗るエメロード達が胡散臭いのか、何度か因縁を付けられるがニールを見ただけでおとなしくなったり、それでも駄目ならシャールカーニがワンパンで黙らせるルーティーンが出来上がった


結局夜が来る前に7つの里全部の長が欠落なく集まった

お付きを含めて人化した状態で20人、ドラゴンのままなのが6匹となった

ドラゴンのほうは外で待つよう伝えてもらい、監視を兼ねてシャールカーニについていてもらう

実力を見ているだけに逆らうドラゴンは居ないだろう


「さて、顔を見ながら直接話をしようぞ?」

エメロードが開会を宣言する

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