18-2「女神の気まぐれ?」
お団子ルームからは装甲車2台で移動
初搭乗のエメロードとJC女神様は凄く楽しそう
もう1台は当然フレイアの運転
まあ、都市内だし目的地知らないから爆走はしてないが、降りた後の顔を見ると少し不満気だ
しかし、こうやってみるとこの人二重人格で済まない気がするよ
温厚で知的、大食い、戦闘狂、スピード狂
女にはいくつもの顔があると言ってた人がいるけど、どんだけあるものかね
装甲車にのってすぐ会議棟に到着
会議室に入りメイド隊副長のアースに各里長へのお茶の準備と、そのためのキッチンスペースの確認を改めて頼む
阿部ちゃんが生み出したメイド隊、アースは月詠に続いて1回目のクリエイトで生まれたメイド10名の1人なので立場的に上になるらしい
初期ロットというと語弊があるかと思うが、太陽系の名を冠した戦士に並々ならぬ思い入れがあったのかもしれない
「ところで」
会議用の椅子に座ってくつろいでいるJC女神に聞いてみる
「各長との会議の時、女神様って居て良いものなのかな?
テレビ会議では画角から外れてもらったけど、リアルな会議だと見た目や雰囲気で悟られそうだよね
現世の出来事に過干渉したらダメ、とか禁忌としてありそうに思うんだけど?」
こちらも優雅に紅茶を飲んでいたJC女神はメイド隊謹製であろうクッキーを食べ、一言
「そうだねぇ、後で面倒ごとになるだろうからボクは見てるだけにするよぉ
居るくらいならなにもないだろうからさぁ」
でもエメロード達3人、サウナに居たのに気が付いて出て来て君に祈ってたよね?
「そういうのはあるかもねぇ、なにかわかるのかなぁ?」
パニックにならんかな?
「大丈夫さぁ、他の長達が居る間神気は消しておくよぉ、ほらぁ」
彼女が発していた光が消え、普通に超可愛い女の子に見える
神気ってのは結構な権威が出るものなのを認識するとともに、如何に本人の見た目をぼかしてしまってるのかと驚いた
《君は褒めるのが上手だねぇ》
いや、ほんとに可愛いのは可愛いんですよ?
そっちの趣味はないはずなのにそう思っちゃうのだから、間違いないんだと思うけどね
《心が読めるだけに本音だってわかるから、すっごくうれしいねぇ》
それはなにより
そういえば最初からずっと勝手にJC女神だ駄女神だとか呼んでるけど、今更ながら君には【名前】ってないものなの?
《ボクらにも名前はないねぇ、他の世界もだけど顕現した時に逢った人達が勝手に【名前】を付けてるから、本当の【名前】じゃないんだよねぇ》
そうしたら、フレイア達のように【命名】すれば本当の名前になるのかな?
《つけられた神もつけた人も居ないんじゃないかなぁ》
【名前】を付けちゃったら神格無くなるとか、人になっちゃうとかあったりするかね?
《試してみるかぁい?》
気にはなるけどさ、もし君が神じゃなくなったら君もこの【世界】も困るでしょうに
《君はよく考えてくれてるねぇ、【世界】は大丈夫、新しい神がすぐ手配されるはずさぁ》
じゃあ、君自身は?
《わからないねぇ、まあもしも人になったら君がボクの面倒見ておくれよぉ》
こっちに居る間はまだしも、私らが戻る時どうするの?
《その時はその時さぁ、それより君に【名前】を付けてもらいたいって気持ちのほうが今は強いねぇ》
もう少し考えてみて、それでも!って言うなら改めて話しようか?
《わかったよ、考えてみるねぇ》
うん、考えることが増えたな




