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週休二日の裁量労働制って本当ですか? ~後輩と一緒に、現代知識と魔法でのんびり異世界生活~ 【原作(初期構成)】  作者: 事業開発室長
緩と急

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17-7「里長会議1」

食事をとってメイド隊にお礼を言い、全員でお団子ルームに向かう

通信機はこちらに移動してるからセキュリティ上でも安心

開けられるニールと共に先に来ていた白夜が、一度通信テストを兼ねてすべての里に「この後再度通信を入れてすべての里で話し合いをしたいから居ろ」と伝えておいてくれたとか

いや、もちろんこんな物言いはしてないだろうけどね、仕事が出来るメイドさんはありがたい


画角内に全員が映ることをモニターで確認して一斉通信を入れようとしたが、一つ忘れてた

「女神様?」

「ん?なんだぁい?」

「女神様の御威光とかって映像に出るものかな?

見たドラゴンがびっくりしてひっくりかえったりしないかな?」

「わからないねぇ、ボクもこういうのって初めてだからさぁ」

「念のため、画角から外れてもらっておこうかな」


「ぶーっ!ボクも会議ってのに参加してみたかったけど、仕方ないかなぁ」

文句を言いつつ言うことを聞いてくれる

ソファーと駄目人間製造機ことビーズクッションの大きなのを用意して眺めててもらおう

「おっ!これボクのところに持って帰っていいかなぁ?」

気に入ってくれたようでなにより


しかし、絵面的にもまさに絵にかいた転生ものの女神様がここにいらっしゃる図、ですわ

ポテチでも預けておけば完璧な絵面だな

「ぽてち、ってのも美味しそうだねぇ、あとで是非食べさせておくれよぉ」

心を読まれた上にねだられた


ライブ配信開始でここを含め9つの画像が映る

〈あ、先輩!おはようございます!!〉

「おはようさん、そっちは問題なかった?」

〈大丈夫ですよ~

ところでそこにいるメイド服着た可愛い女の子はどなたですか~?

はじめまして、ですよね?〉

エメロードは初対面だものね

肘でつつくと画面を見て自己紹介を始めた


「わしかの?わしはシャールカーニの母でここの里長のエメロードと申す

おぬしが噂のアヤノかの?」

〈噂ってなんですか?〉

「娘から聞いておるわ、旦那様の番だとか」

〈え~、違いますよ~~~〉

そこはもっと強く否定しなさいよ、君

他の里長も聞いてるよ?


〈エメロード、と言うのはお主のことをそう呼んでおるのか?〉

画面のドラゴンの一体が会話に入ってきた

「そうよ、ここにおる旦那様に【命名】してもらったのよ

そのおかげで見た目は人化と変わらぬが、今のわしは龍神族となっておるのよ」


〈そうは言っても以前に見た人化と同じに見えるが、なにか変わったのか?〉

別のドラゴンが疑問を口にする


「お主ら、ニールと逢ったのじゃろう?

どうじゃった?」


〈うむ、確かに我らより魔素量が増えただ事ではない力を感じたが、同じことがお主にも起きたということか?〉

腕を組んで踏ん反り返り

「そうじゃ、それが出来るのはここにおる旦那様、そしてさっき話をしていた番のアヤノ殿だけらしいのよ」

どーん!とバックに爆発音とともに爆炎があがりそうなほどのどや顔

母娘だねぇ、全く同じだよやってることが


「龍神族になってわしの魔素量は大幅に増えて、もちろん力も増しておる

これであの龍とやらを倒せなんだらわしら一族は滅びる運命だったと諦めるしかないと考えた

それくらいの覚悟でこの姿になって里の者全員を説得して、わしの里は全ての者が龍神族へと変化させてもらったのよ」

他の里長とその取り巻きが騒めく


〈実際にどれくらい強くなったのだ??〉

「旦那様、なにかわかる方法あるかの?」


咳ばらいをして変わる

「こっちの里長改めエメロードは龍神族になる前と比べて40倍、ここにいる里長の娘改めシャールカーニで30倍、と言えば伝わるかな?」


〈30倍、40倍とはどういう意味だ?〉

「エメロードで言えば元の40人分の魔素量に増えた、というのが40倍だ

一人で40人分相当と言ったほうがいいか?」


〈信じられん〉

「でも、ニールを見たんだよね?

ニールもシャールカーニとほぼ同じ増加量だから変化以前に逢ったことがあれば違いが判ると思う

それでも納得できないなら実際にここに来て見てもらうしか今のところ手段がない」

〈ところでお主、エメロードが旦那様と言っておったが番なのか?〉

そう捕らえるよね


「いや、彼女達がそう呼んでいるだけで番ではないよ

諸事情でシャールカーニ達と逢って、エメロードから助けを求められたんだ」

〈お主も龍神族なのか?〉

また別のドラゴンだ


「一般的な人族、ってところかな」

更にどよめきが起こる

〈人如きが我ら【世界】の頂点たるドラゴンを助けるだと?

そんな思い上がったことをよくも口から吐けたものだ!!〉

ま、そう言われるとは思ってたよ


「お前たち、私達の旦那様によくそんな口を利いたものだな」

意外、ニールがめっちゃお怒りになって立ち上がる


「旦那様に無礼を働くということは、私にも喧嘩を売っているということだぞ

先だって()()()()()時の無様さをもう忘れたのか?」

すげぇ、あの温厚なニールがぶちぎれてる

余程腹に据えかねたのかね


〈そうではない、そうではないが実際に目にしていない以上

お主らの変化を人が行ったということを信じるのは難しいのだ〉

「だったらこの里に里長なり代理が直接来て見て行ってくれるかな

場合によっては自分の身を持って体験するといいさ

ニール、ここと各里の移動に必要な時間ってどのくらいかな?」

「一番離れたところでも日が出て夜になる前には帰ってこられます」

「じゃあ各里から2名ずつ、今からこっちへ向かって来てもらえるかな?」


画面の向こうでざわめきが起こる

里長が行くのか、とか里を空けていちいち行ってられるかとか聞こえる

結構な時間黙って待っていたがいつまでも終わらなそうなので話を切り出す


手を組んでテーブルに体を預けて言った

「きつい言い方をすれば私からこちらに来てくれと頼む必要はないんだよ

エメロード達に頼まれドラゴン全てを助けるためにと、わざわざニールに全部の里を回ってもらったからあんたらとこうやって今、話が出来ている

エメロードの話を信頼しない、協力する気がなくてもこの里だけ守るならこちらだけでなんとかできるだろうし、逆に他の里が襲われても私らは別に手伝う必要ないんだよ?

あくまでエメロード達の総意で「好意と配慮」を他の里にも手を差し伸べてるってことを勘違いしてもらっちゃあ困る」

画面のドラゴンが全部黙った


何故か阿部ちゃんが頷いてる

君、一緒になった社内会議とかでよくこういう私を見てるもんね?

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