2-4「3人娘に名前をつけよう」
「名前を付けるにあたってなにか要望あるかな?
花の名前とか、星の名前とかかわいらしい名前とか?」
聞いてみるが
「ナマエ、をお二人のナマエで初めて知ったのでなにがいいかとかまだわかっていません
花のナマエというのも初めて聞きましたし、星ってなんでしょう?」
賢者がそう答える
そうだよねぇ、花に名前あったら名前の意味知ってるよねぇ
そして星がわからない?
おねえさんが言ってた世界が違うような話はこういうところか?
まあ、それは後で確認しよう
「だったら阿部ちゃん、もといアヤノちゃんと相談して名前を決めていきたいと思うけど、いいかな?
少し時間がかかると思う
その間に長命種さんはさっき作った寝床より少し小さくてみんなが座れるようなものを作れるかな?」
頷き
「少々時間がかかりますがよろしいでしょうか?」
とのこと
「お願いします」
と告げ、続いて
「妖精種さんと魔角種さんはこの洞窟?の中をいろいろ見て回ってくれるかな?
女神様曰くここが私らの拠点になるってことらしいから、中の構造や食べ物とか生活するための道具とか把握してほしいな」
と頼んでみる
二人とも頷き、3人は早速動き始めてくれた
さて、問題はここから
「3人に名前つけるって結構難しくない?」
「そうですよねぇ。先輩は名前つけたことってあります?」
「ペットのインコとかワンコにはあるけど人にはないなぁ」
「ですよねぇ、私もありません」
さあ困った
「見た目のイメージ、なにかシリーズもの、直感、ってくらいの流れで考えてみる?」
切り出してみた
「うーん、どういうのがいいですかねぇ」
「赤いロングの賢者って、長耳種絡みだとなんかのパクリになりそうだし」
笑ってるよ、阿部ちゃん
「金髪の妖精種と有角種ってのも難しい気がするよ」
阿部ちゃんも頷いてる
だめだぁ、全然そういった引き出しがないぞ
一度ボールを投げてみる
「阿部ちゃんは、どうよ?」
しばし思案顔して
「ヴィッド、アルキオ、アマデー、でどうですか?」
すかさず返してみる
「うん、登録商品名かな?」
少し古い書類でよく見た名前が出てきてる
狭い業界の名前は使わないでおこうね、一応
悩んだ挙句、結局イメージしたのを口にしてみる
「赤い髪の長命種はフレイア、
金髪の妖精種はアウラム
藍色の有角種はカホル
どうだ?」
色シリーズでどこの言語か知らんけど見た記憶でつけてみる
フレイアはまだしも他2つはヘブライ語かなんかだっけ?字や音も正確なのを知らん
「3人とも見た目が西洋っぽいから、和名は合わない気がしますからね
いいんじゃないでしょうか
外観の特徴とリンクしてるし」
阿部ちゃんはOKくれたよ
『名前という概念がないのでこの【世界】で初めての名前ですから出自などは誰も文句を言わないと思います』
サポートシステムはフォローしてくれる。
まあ、髪色で分けるってのもどうかとは思うけどまだそれくらいしか目立った特徴でつけられるものがなかったりする。
あ、あと名前といえばサポートシステムさん?
あなたも脳の空きスペース使ってるとはいえ一つの人格なんだよね?
『そうですね
1から新たに作られてはいますが人格として存在しています』
そうなるとサポートシステムって呼ぶのもなんか味気ないというか、その呼び方どうよ?って思ってたんだよね
あなたにも名前、付けようか?
『私に名前ですか?』
そう
だって、阿部ちゃんの脳内にいるサポートシステムの人格も君とは別なんでしょ?
『はい
きちんとした個別の人格としてアヤノちゃんさんをご主人様として存在しています』
「だったら二人とも名前を付けて、出来れば脳内イメージででも自分の体を持ってて欲しいかな」
『体、ですか?』
そう
ただ脳内で別人格としゃべってるよりは姿かたちが見えたほうが楽しそうかな?と思うんだよね
『なるほど、理解しました
では名前をいただきましたらお時間を頂いて名前に見合う体を考えたいと思います』
なんだろう?
心なしか返事が明るい気がするけど?
即答が来た
『ご主人様の気のせいです』
なんも考えてなかったけど、洞窟に放り込まれて時間あるからっていきなりベッド作るのおかしいので修正
あと、フレイム>フレイアに変更
アウラムと語尾が一緒になってしまうので




