17-4「ゆうべはおたのしみでしたね?」
てれてれてってってー♪
定番RPGの朝の音楽と共に宿屋の親父が
「夕べはお楽しみでしたね」
とか抜かしそうな目覚め・・・ではなかった
ベッドから起きると寝乱れた女子3人
綺麗に寝てるのはヴェルーリア一人
後の二人は・・・着てるものどうやったらそんなにはだける?
私の腹の上には残念美人の脚と、腕には駄女神の頭が載ってるが体はベッドに対して90度横向きでほぼ落ちかかってる
美女美少女3人と一緒の目覚めだが役得なことはなく、腹は重たいし腕はしびれるし
普通にいちゃついた男女の朝より状況はよろしくない気がする
この3人
少なくとも女神は子作り推奨とかいうし、【世界】の管理者だから見た目はさておきそういう知識があって当然だと思ってた
残る二人もあるとばかり
好きなようにするがいいさー、とか大見得切られたんだけどさ
「男女が一緒に寝ると子供が出来る」
文字通り、そう思っていたので訂正しておいたが、具体的行為への言及と実践はJK世代が居るので避けておいた
残念美人はやっぱり残念だったし、JC駄女神も駄女神度評価が更にアップしてしまった
ヴェルーリアだけはもう少しそのままピュアで居てほしいものだが
むしろ昨晩の風呂のほうが余程情欲を掻き立てることの連続だった
もったいないというか、安心したというか悶々としただけというか複雑な気持ちだわ
「ぉぁぉぅぉぁぃぁぅ」
ヴェルーリアが眠そうな目で起きた
「おはよう」
目をこすって上半身を起こして第一声が
「昨日の話ですとこれで契ったってことにはならないんですよね?
ううっ、なんか無知すぎてお恥ずかしいです」
そだね、添い寝ってだけだね
「ご主人様との子供が欲しいので次は是非ちゃんと!お願いしますね!!!」
両手で握り拳作ってまで力説されても困るな
羞恥心皆無なのはこういったことまで及んでるのかな?
「おはようだねぇ」
「おはようございます」
二人も目を覚ました
うん、二人ともパジャマを直そうか
寝る前の一件もあって目の前の光景は少々刺激が強い
「う~ん、君の言う通り確かに子供はできてないねぇ」
下腹部を摩りながら言うが、流石神、わかるのかな?
子供を作る方法を教えたであろう他の神にからかわれてるよね?
「あの人たちから見ればボクもまだまだ子供だからねぇ、そうかもしれないなぁ
今度会ったら文句言っておくよぉ」
頑張ってくださいな
折角だし朝風呂入って顔を洗いがてら目を覚まそうか
そう思って風呂に向かうが3人ともぞろぞろついてくるではないか
「君達?今から風呂に行くんだけど一緒に入る気かな?」
「当然です!
背中を流すって風習があるんですよね?
一緒に入る時の風習って聞きましたから私に流させてください!!」
阿部ちゃんだな、これ教えたの
「ボクはねぇ、君が朝風呂の後ごはん食べてるの見て優雅だなぁ、って思ってたんだよぉ
ああいうのこそ女神に必要な生活じゃないかなぁ?
神々でも誰もやってないから自慢できそうなんだよねぇ」
なんだその承認欲求みたいな私知ってます!ってなアピールしたがりは
それよりいつどこの朝風呂覗いたのよ、女神様のエッチ!
「すっかり忘れてましたが、昨日の女神様が使ったタオルを持ってきてなかったですし」
やっぱヤバイ人にしか見えないよその言動は
もはや男湯で何も言わず脱衣所で裸になって風呂に入る美女美少女3人
この状況だと世が世なら私が犯罪者なんだよね
一通り体を洗って温めの浴槽に浸かる
3人はジェットバスでキャッキャ言いながら遊んでた
あちこち伸ばしたり摩ったりしていると、フレイアが近づいてきた
「ところで昨日もでしたが何をされているのでしょうか?」
疲れたところとか凝ったところをマッサージしてるんですけど?
「まっさーじ???」
あら?マッサージもないのか
そういえば治療で湯あたりは回復してたけど、疲労ってどうなんだろう?
自分自身に魔術って使ったことなかったな
「神事:治療!」
少し軽くなった気はするけど、すっきりはしてないな
「治療では変わりませんか?」
そうだね、これじゃない感があるね
「まっさーじ、とはこんな感じですかね?」
自分の腕を摩るが、ぎごちない
「少し触ってもいいかな?」
「どうぞ」
彼女の手を取って掌を私の方に置かせて、真っすぐになった前腕を両手で軽く揉み始める
「おおっ!な、なにかじわじわ流れてくるような感じがします
昨日のさうなの後の水風呂みたいです
これがまっさーじですか」
恐らく刀を振り回してるからだろうけど張ってるよね
こういうのをほぐしていくのがマッサージなのよ
「これも知らぬことですね
ケイ殿と数日ご一緒させてもらってますが常に新しいことを知れて楽しいですね」
そりゃなによりです




