16-1「面倒事は大嫌い」
長、改めエメロードの里全部の龍神族化にあたり30人分の命名は・・・弥生さんに任せた
ネタが尽きてきたのもあるが、阿部ちゃんが命名したときのようにシリーズ化とかもできず、かつ性別が雄雌両方ってのは意外と難しい
結局エメロードが率いる里の民は全員龍神族になってしまったわけだ
全員魔素量と肉体能力が上がったのだからトータルでの戦力はだいぶ向上しているだろう
これで勝てないなら龍?が強すぎる
前回の戦闘で三味線弾いてないなら勝てるとは思うが
「ところで旦那様、この後はどうするのかの?」
エメロードがなにか言いたそうに聞いてきた
てか、あんたも私を旦那様呼ばわり?
それはそれであらぬ誤解を生みそうで嫌なんですが?
来た理由は里の防御を固めようかと思ってだけど、環境がこれだとあまり意味がなさそうなんで・・・
ニールに連絡して、里への訪問状況聞いて終わりそうなら一度すべての里長をここに呼んでエメロードが今の状況とか説明してくれると次の展開が早くできるかな
「む?
それは今のわしの姿を見せてということかや?」
そうだね、全部の里をいちいち巡回して歩くより、来てもらって理解させて里ごとに方針を決めてもらうほうが効率的だろうからね
龍神族化するか否かも含めて話し合うべきだと思う
この里はエメロードの管轄下だからいいとしても、他の里は違うかもしれない
そこは任せるしかないよね
その上でどう対抗策を施すかかな
「なるほどのう、時間が限られておる人間らしいの
生き急いでいるわけでもないのじゃろうが、さっさと片づけたいわけかの」
いや、単純に私が面倒事はさっさと片づけたいだけなんだよ
あちこちの里が襲われてるのも今までは怪我だけで済んでるけど今後はわからない
その繰り返しをしてるうちに大きな問題が出て来て対処しきれなくなる
なにをするにも余裕がない仕事は絶対うまくいかない
時間があれば解決できる場合もあるけど、逆に時間に余裕がなければ解決できないものも多い
特にモノを作る場合は手番がかかる、特殊な材料や部品が必要など自分らでどうしようもないことも出てくる
今回はそれがドラゴンの里それぞれでの方針決定についてが当てはまる
さっきのエメロードの言い草通り生き急いでいると言われるほどの突貫仕事はしてないのに、そう見えるのはドラゴンと人のライフゲージが全く異なるからに他ならない
そんなのんびりして気が付いたらただただ無辜に襲われて被害を受けるだけではどうしようもない
対抗する気力があるならその気力が高いうちに動かせる
一度消えかかったやる気は落ちてしまえば再度やる気にさせるための時間と労力はとてつもなく多くかかる
それこそ無駄、それが重なれば結局なにも進展せずに時間が過ぎてしまう
それでは面白くないだろう?
エメロードは笑った
「旦那様は面倒が嫌い、無駄なことが嫌い、面白いことが好きなのかの?」
そうだね、それで結果楽できるのが一番
「楽するために努力する、とは矛盾じゃの?」
「努力を先払いして後は悠々自適にしたいだけだよ
トータルで考えたら多分あまり変わらない
むしろ職場じゃ割を喰うだけだからおすすめはしないね」
「しょくば、とはなんぞや?」
そうだよねぇ、わからないよね
ということで説明はシャールカーニに任せた
人に教えることで覚えることも身につくこともあるからね




