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0 予告:2022年10月1日、本邦初公開。小説『老いた囚人の対話』
10月1日から10月15日(予定)まで毎日連載します。乞うご期待!!!!!
この物語はすべて架空のものです。実在の人物や団体などとは一切関係がありません。
ですが、本文をお読みになればわかることですが、最近日本であった元首相射殺事件に着想を得ています。不意に私の頭に浮かんだ疑問は、「どうしてYは母を殺さなかったのか」ということです。それから私は、小説の中で老いたYとWの対話を通して、この疑問を考えることにしました。対話は同じところをぐるぐる回って、答に近づいて行くことができません。対話は深みもなく、拡散して霧消していくばかりです。自分で勝手に設定した小説の締切日が近づいてきました。これを書き終える頃も、私が満足できるような結論は出ていないことでしょう。そもそも、この疑問に対して満足できる解答なんてどこにもないのかもしれません。それでも、自然に湧いた疑問は大切にしていきたいと思っているのです。答はなくとも、小説という摩訶不思議な表現手段で、少しでも昇華できればいいのですが・・・。
私は今日も憂鬱に考えています。