1.3 そもそも・・だけど 中編
山本さんの家に行くのは何年ぶりだろう?あ、、あれだ・・中学2年の10月頃だ。
うちの母親が言い出したのか父が言い出したのか記憶がいまいち、、
都合の悪い話とかめんどくさいことはすぐに忘れる性格で、とにかくヨシッ!のため内容は家庭教師うんたら以外良く覚えていないけど、そのときなぜかなおちゃんが着いてきた。
2年ぶりかしらココ来るのって・・
あれってさあ、たしか中学2年のときだけどさあ。
「ねえおばさん、"ひろしくん"に家庭教師つけるんだよね?」
・・・・・・
「まあ、、そうだけど。。。直子ちゃんのおかげで成績はいいんだけどね。ちょっとそれだけだとぉ、、直子ちゃんはあたしの前だとみっちゃん呼びしないのね?」
ありゃ?
おかしいし。へんな間があったよ。このおばさんがこういう言い方するのってさあ、、
なんかウラしかないし、、山本さんてあれでしょ。。たま~になんかしらないけど、秦野の模試会場に出没する羽根田のおじさんの友人の娘さんだよね?小田原行けばいいのになんでまたさ?あ、松田だって模試やっているじゃんかぁ~ それと、、ひろしくんに家庭教師いるの?あたしが面倒見ていること知っているじゃんかぁ~そのおかげで成績がいいっていっているじゃん。学年1位はあたしですけどね、、
って中学2年生が考えることじゃあないわね。
家庭教師なんてしかも、、年上の女の人じゃんか、、やだよそんなの。
「ねえにいちゃんさあ、みっちゃんに家庭教師つけるとかいう話があるらしいんだけど、なんかきいてる?」
「博和くんから聞いているけど、山本さんの娘さん 確か恵さんだったかな?とひろしくんを。。。」
「どったの?」
妹に言っていいのかな。。
「あのな、、実は。。」
小学校3年生ぐらいのときにひろしくんが小田原の海、、といっても早川漁港のところの砂浜だけどさ、、そこで溺れかけたのよ。。
なんでまたそんなところで?
さああ、、直接本人たちから聞いていないし、、そんときな・・
「はあ?あのバカタレそんなこと言ったんだ!それ覚えているやつもヤツだわっ!」
「直子??」
「みっちゃんはわたしのものなんだからぁ~~!」
そのあとだよね、、教室でみんなの前でみっちゃん押し倒してキスして、親呼び出されたの。さすがに自宅謹慎とかはなかったけどさあ。。
あ、時系列ちがうか。ここんちに着いてきたあとか。
「おばさんお久しぶりです、、そのせつはどうもご迷惑をおかけいたしました。わたしも調子に乗りすぎました。ほれなおちゃんご挨拶は?」
えっ?みっちゃんにあたし引っ張られているし・・
ほれ!恵さん泣かせてごめんなさいは? ぽんぽん!
なんであたまたたくのよ、、なでてよぉ~
「あの、、あのときはごめんなさい。。」
とまあ、なおちゃんに反省の態度をとらせたけどさぁ
「いえいえもう気にしていませんので、、わたしはね。恵はしらんけど、、」
おいおいおいおいっちょちょ!
「いやいや・・その件については。。。あのあとうちの親と羽根田のおばさんにえらく怒られましたよ。。まあ・・みっちゃんは共犯者ですが」
みっちゃんじゃなくてひろしくんでしょ?って・・共犯だあ?
あ、叔母さんキッチンつかわせてぇ~仁美ちゃんと直子ちゃんにご飯作るので~
なおちゃん!手伝いなさいよぉ~
え?食べてきたんじゃないの??
叔母さん。。バカなんですよあの二人、、
わかっている。。
ほらほらぁ~ なおちゃんよ・・目の敵にされてませんカネ?
おいおい!巻き込むなって!結果的にはまあ・・でしたけどね。
「苦労しているでしょひろしくんよ、、」
「ええ・・・"あんなん"でも今年の北工主席入学ですよ、、次席はもちろん自分ですがね」
さてと、、帰ろうかな?
と立とうとすると、、
「ひろしくんやい、、」
「はい。。なんでせうか?」
「とりあえず・・しばらく正座していてくれませんかね?」
やだもう、、
「あ、、で今日は恵いないので。まさか・・つきあっていたとは」
「まだ男女の関係にはなってません、、あの家庭教師の件はすみませんでした。。」
「それはいいのよ。まさかねえ。。宏美ちゃんを経由してやりとりしていたとは。。というか、、まだでしたか、、とっととすればいいのに。。」
今日いないんだ、、つーか、、ちょ~とちょっと!まだってなんだよ?
今日ご本人様いないのはある意味それでいいんだよ。。なおちゃんなにするかわからんし、、
今度はお胸の大きさで泣かすんだろ? やめてください・・恵さんしんじゃいます。
お食事が終わった仁美ちゃんとなおちゃんだけどさ。。
そのなおちゃんが、ほんじゃあたし綾乃ちゃんと帰るにゃあ~浮気とかすんなよぉ~
とか言っていたけど、、
まさにばかやろう、、だ。
「仁美ちゃんよ」
「なにかな?あのおっぱい大きいバカ女のだんなさんのみっちゃん?」
「どうしてそうなる?
それはいいとして、、今週の土曜日"うちに来てほしい"とおばさんに言われたけど?」
「しらないわよ、、、あなたが、、その、、わるいんだかんね?責任とってくださいな」
責任って、、まあだな。。
「それとさ、、なんであたしと同じ高校入らなかったのかしら?おねえちゃんの後輩になりたかったんでしょ?」
そうだった。。。のかな。
彼女のあとを追っていたのは確かだし。。それと、、
「"それ"はおわった話だし、、もともと進学は県外の高専だったけどね」
だけどさあ、、
「で、あの女と一緒なわけ?ひろしくんはおねえちゃんよりも、みっちゃんって呼んでくれるあのおっぱい大きい女好きなのかな?」
「たしかに、、好きだけどね」う~ちがうそうじゃない、、んだよ。
「じゃあ、、おねえちゃんは・・・選ばれないんだ、、」
「ちがうそうじゃない。その・・近すぎる存在で姉というか、、綾乃ちゃんの方がまあ。。綾乃ちゃんには何度かつきあってくださいとは言っているけど、その都度直子ちゃんに怒られちゃうなぁ~とか、ほんとうに好きなひといるんじゃない?って言われていたけど、、ああそういうことですか、、綾乃ちゃんがそう言っていたのは。。そういうことですか。。逆か、、じぶんナニを言っているんだ?」
おいおいみっちゃんよ?
ん?そういうこと、、って?あ、、
え?よくわかんないわよ・・そもそも理解できないし、、
恵おねえちゃんならわかるの??
ふしぎなひとだわ、、あの女もそうだけどさ。
「話違うけど、、おばさん家にいるけど入学式は?」
「お父さんが来たよ会社夕方からだし。お母さんは午前中用事あったし」
さいですか。。うちは共働きというかまあ。。
「じゃあ、、あの"女さん"は綾乃ちゃん使って土曜日引き留めておくので、おねえちゃんと話をして。たまにおねえちゃんと逢っているの・・知っているんだからねぇ~まさか。。宏美おねえちゃん経由とはね、、なにめんどくさいことしているのよ、、」
ばれていましたか、、
というかなんで仁美ちゃんとなおちゃん仲が悪いのかよくわからんわ。
いや逆に好きなのかも?
模擬試験でもよくじゃれ合っていたし。
一種の近親憎悪ってやつ??
さてよ、、なおちゃんは部活どうするんだろうね?北工女子バスケって定員割れで同好会なんだよね。よくわからんけど、ミニバスケとかいうのをやっているらしいね。
入学前になおちゃんに「いまのうち電気工事士とっておこう。電工あればアルバイトできるぜ?」と適当なこと言ったらのってきたので頼み込んで講習会に参加させてもらったし。入学前に申し込むのはそこそこいるみたい。合格すれば単位くれるし。
そのときなおちゃんが「なにあれ?」と言ったのが女子ミニバスケ、、、
なんか知りませんが、翌日の講習会ぶっちぎってミニバスケ同好会でいい汗流していましたよ、、かわいかったけどさあ。。
おまえナニしに来た? バカなんですかね?
後日だけど、入学した年 昭和61年度中におたがい高圧までとりましたよ。
よんでくださってありがとうございました。
ロシアのウクライナ侵攻により投信がマイナス連打状態の今日この頃。。
原油ファンド・・もっと前に手を出していればよかった。。+20%ってなんだよ?
株はどうにか-300円ぐらいですけどね。
株と言えば某地銀、100株で1500円相当の特産品がいつの間にか500円のクオカードに変わったし。。まじかよ。。1000株で2000円相当の特産品にって・・ゑ?60万円で2000円相当の特産品って?
いまの執筆ペースだと、1日1本ぐらいですかね?
では kei