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能ある鷹は爪隠す  作者: 峰白麻耶
9/11

リズ先生の地理講座

最近はアクセス解析を見る度に一喜一憂しています。なかなか伸びないものですが地道に頑張ろうと思います

睡眠に最適な季節。それはいつか?俺は秋だと思う。適度な涼しさと布団の暖かさがほどよく釣り合い暑くもなく寒くもない寝やすい温度が保たれてすやすや眠れる


「リズティー様!朝を通り越してもう直ぐ九時ですよ!」


俺がくるまっている布団をゆさゆさと揺らし俺を起こそうとするサーシャ。見舞いに行った日から更に四日たちようやく復活した。がそのおかげで俺の睡眠が妨げられるという何時もの恒例行事がまた始まった。


「ん。まだ九時?後四時間」

「まだじゃなくてもうですよ!もう!どれだけ寝る気ですか!」


プンすかプンすか。それと比例して俺を揺さぶる強さが大きくなる。あーちょっと動きが早い揺れる椅子だと思えば………


「くー……」

「いや。何でこの状態で熟睡がまた出来るんですかね!」

「くー。んん。ねごとをいいます」

「普通ねごとをいいます何て言いませんよ!」

「サーシャはルーニーさんをママと」

「またそれですか!ああもういい加減忘れて下さいよ~」


いちいち俺の戯言に付き合うサーシャはやはりプロだ。しかしメンタルはまだまだなのか若干涙声だったのでのそのそ起き上がる事にした




季節はどうやら秋になったようだ。


いきなりどうした?となるだろ?しかしずっと家に居るとやはり外の景色も温度も分からないので季節がさっぱり分からんのだ。しかし最近妙に外に出来る機会。ユンとラピスと一緒に公園に行ったり、サーシャのお見舞いに行ったりと多かった。これでも二回だが。そんなことはさて置き、今日も今日とて本を読む。もうすべての本を読み終わり、内容も頭に入っているが結局やることはこれだ。


家庭教師の授業はスムーズに進み当分休み。父さんは相変わらず忙しいので平日は居ない。そのため何週間に一度か休日に俺を強引に外に出し訓練。買って貰った本はその日にパズルは二日くらい掛けるがすぐ暇になり本。軽い読書中毒だ。


家庭教師は当分休みとは言え宿題が出ている。それも大量に。それを昼までやりご飯を食べ本を読みに行った


何時もは窓の外の景色何か目をくれずささっと行ってしまうのだが


「はあ。秋だな」

「珍しいですね。リズティー様が外を見るなんて」


サーシャは軽く驚いてる。理由は特になく本当に気まぐれだ。そんなことを言うと今度は俺が何か言われそうなので


「秋。睡眠の秋だな」

「まだ寝るんですか!?」

「サーシャは食欲の秋だろ?」

「否定は秋の食材の侮辱になるので否定はしません」


美味しいですよーとサーシャは秋の味覚を並べてく。それを聞きながら目的地についた。何時もどうりにドアを開け中を見るとどうやら先客が居たようだ。


「お兄ちゃん!」

「リズ兄さん」


この二人である。どうやら本を探していたユンはこっちを見るとたたたっと軽く小走りすると俺の方にぎゅっと抱きついて来る。


「えへへ」


にこにこ顔で俺を見上げ上目づかいで俺を見る。

あー。ちくしょう!かわいいな!ユンに続きラピスも俺の所に来る。


「珍しいな。二人がここに来るなんて」


ラピスもユンもあんまりここに来ない。まあ。本の多さに圧倒されて入る気が失せるよな。あんまり子供が読む本がないからここに入り浸る必要もないし


「宿題を出されたんです」

「それでね。いろんな国を調べるくるようにーって」


こっちの教育レベル高いなおい。六歳。まあ、小一か二だろ?それで地理やるのかよ。精々……あれ?その頃なにやってたっけ?少なくとも理科社会って小四くらいじゃなかったっけ?まあ。一応爵位持ちだから軽くでも地理は知っておいた方がいいのか


「でも何を調べればいいんでしょう?」

「本がいっぱいありすぎてわからないー」


まあ。本棚をギリギリまで詰めたような部屋だからな。学校の図書館以上の冊数があるだろう。


「社会系の本ね…。それ自体は左から三列目の四番目の本棚の三段目にあるよ」

「流石。伊達に毎日居ませんね」

「ふっふっ。だろ?」

「いや。誉めてないですから」

「それと何を調べるか何て難しく考える必要はないよ。自分が面白そうだなと思っりなんだこれ?と思った所を調べればいい」


俺は一冊の本を適当に取り、ペラペラめくる


「国の特長。大きさや場所に名産。そうゆうの調べるのもその内重要に名るかも知れない。けどそこは先生に教えて貰える。いや、寧ろ俺が教えてもいい。でも覚えるにしても興味がないといけない。そうじゃないとつまらないしな。だからこそ今興味を持つ話を見つけて調べればもっと面白いぞ」


そう言ってパタンと本を閉じる


「うわ……。リズティー様がまともなことを」

「失礼な。たまには言うぞ」


まとも。というより大人のような言い分だ。


「それではリズ兄さん。さっそく教えて下さい」

「え?」

「教えてくれるって言ったじゃないですか」


ポンポンと四人掛けの机を叩くラピスはむくれていた。まさか早速ですか?流石に……


「おねがい?」

「………はい」

「リズティー様……」


サーシャは俺に哀れみの視線を送るが仕方ない。お兄ちゃんは妹に弱いのだ。




「さてと」


俺は机の上に世界地図を広げた。資料に関連本を数冊持ってきていた


「さて。教えると言ってもただ本にある事をいってるだけなんだが……」

「いいですよ」

「ききたーい」


観客は聞く気満々である。ユンとラピス用に言い方を噛み砕いて説明する


「まず、主な国があるのはこの五つの大陸。カドーバン大陸とシオナ大陸、タグナ大陸、ライオット大陸だ。カドーバン大陸には魔道国のエルソナがドーンと一国。シオナ大陸には腕のいい職人が多くいるラキロと色んな素材を輸出するヤーコン。タグナ大陸には食の宝庫フルソーガ。ライオット大陸は強いていうなら戦い、情熱が合うな。まあ、各国に特徴がある。問題。俺達が住んでるのはどこだ?」


ユンもラピスも同時にある一点を指差す


「正解。エルソナだ。大きさなら一番大きいけど食べ物のほとんどが……まあ、六割、七割は他の国から交換してるんだ。もしかしたらユンとラピスの好きな食べ物が食べれなくなる日がくるかもな」


くくくと笑うと二人してえーと悲鳴を上げる。二人が好きな甘い物を作る原材料はほぼ輸入。ヤーコンから輸入してるので関係が悪くなるとお陀仏だ


「さて。この五つはこれで終了。興味があれば自分で調べよう。最後は後三つだな。一つは観光の名所シトラトロ島。海が綺麗で何と魔物が少ない。だからダイビングとか船とが有名だったり珍しい現象を多く見られる。二つ目。最東端にあるミストリア島。数十年前までどの国とも交流が無かったけどもうそれはなくなって色んな物が回ってる。独自の文化がある島だな。自分たちは極東っていってるみたいだな。最後は魔島ってよばれる無人島。凶暴だが珍しい魔物がうようよ居る無人島だ。金目当てで入る人や魔物を使役するために入る人が多いいな」


トントンと指を差しながら説明していく。時折本を開き見せるとおおーなどの声が上がる。やっと全部の説明は終わったので一息をつき椅子に寄っかかる。少しボーッとしていると


「お兄ちゃん!」

「ん?どうした?」


手元を見るとミストリア島の本を持っていた。しかしそれは見覚えが無く……


「それどこにあった?」

「?この机の引き出しの中だよ?」


嘘だろ?机に引き出しが合ったことに気づかなかった。そう言えば今日はユンとラピスがいるから何時もよりだいぶ明るい。暗くて気づかなかったのかな。多分だけど。


ユンが読んでいたのはミストリア島の観光本。何でそれがあるのか分からないが色々折り目が付いている。ユンは自分が見ていたページを俺にぱっと見せる。


「これきれい!」


見せてきたのは風鈴。今とは季節が違うが涼しげに揺れ夏の暑さを飛ばしてくれる物。そしてじいさんやばあさんの家に年がら年中置いてあったもの。あの二人は変な所で気が合うのか「どうせまた夏がくる。それならまたしまって出すのは面倒だ」とかいってたな。二人が死んだ後も俺が貰ってまた年がら年中仕事をしてもらった。あれは捨てられたかな……。誰かが貰ってるれるのが一番だけどそれはないか


「お兄ちゃんどうしたの?」

「ん?ごめん。綺麗だなそれ。いつかみんなで行って作れたらいいな」

「うん!約束だよ?」

「ああ」




前世に置き忘れた宝物をもう一度作ってみよう。


そして自分の新しい居場所で涼やかな音色を響かせてくれるだろうか?


その音色はそっちまで届くか?

















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