本の間の1日
異世界ライフから5年。つまり5歳になった。やっぱり月日がたつの早いね
まず俺の容姿について教えようじゃないか。
髪は母親譲りの銀髪。目の色は赤。。目つきは…………うん、父親と母親のちょうど中間かな。
次はこの世界についてだ
この世界の日は地球と変わらず12ヶ月の365日。
時間の単位も同じだ。
金の単位はターナーらしい。1ターナー1円かな。石貨が1ターナー。小銅貨が10ターナー。中銅貨が100ターナー。大銅貨が500ターナー。小銀貨1000ターナー中銀貨5000ターナー大銀貨10000ターナー。小金貨100000ターナー。中金貨500000ターナー。大金貨1000000ターナーと言ったところでわらないよね?といってやめた。
気候も春夏秋冬があるが夏と冬が比較的短く尚且つそこまでひどく暑く、寒くないためこの場所……ラークンの街はは避暑地、避寒地として有名だ。
ついでにこの話は母のアンジュから聞いたものだ
そして何とーー1つ下の妹と同じく1つ下の義理の妹ができました。
パチパチパチパチ
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
超絶可愛いので何回言ったか忘れたわ。
舌足らずな口調でお兄ちゃんとか………悶え死ぬんだけどどうしよう。凄い顔がにやけてしまう。
さてと、もう落ち着こう。今度は炉理婚じゃなくて姉好婚の皆さんが出てきてしまう。
よし落ち着いた。妹の名前はユン。義妹はラピス。
ユンは明るい茶髪を肩まで伸ばしている目は水色
ラピスはアンジュの知り合いの子供で一時的に預かっているらしい。ラピスはそのことを知らないが。
ラピスは一般の家庭で生まれた。そして鉱物などを国々に売り出していた。しかし4歳になった日。つまり誕生日に親は遅くまで帰ってこなかった。ラピスがずっと欲しいかったらしい、青色のブレスレットを探していたのだ。
欲しがっていた理由は彼女の目と髪にある。色は藍色で天然石のラピスラズリのような輝きを持つ目と髪。そう思った夫婦はラピスすと名ずけ、初めてのプレゼントは名前の由来である。ラピスラズリのブレスレットを渡そうと思ったらしい。しかし天然石を加工出来る人を見つけたのは三日前ギリギリだった。そのため夫婦は帰るのが遅れたらしい。
そして帰って来たら………………
家、いやラピスを中心として300メートルの範囲にある家が壊れていたらしい。ラピスは魔法の才が合ったらしく感情の不安定さが魔力の暴走を引き起こした。
そして帰って来た夫婦もまた彼女の魔法に巻き込まれた。幸い魔法師が居合わせていて死人はいなかったがけが人が多く出た。
街を壊したこと、怪我人を出したこと、そしてそれ以上に自分の誕生日ブレスレットを探しにあちこち回ってくれた大切で大好きな両親を傷つけてしまったことに耐えられなくなったことから逃げ、それなりに離れたこの街についたらしい。
実際はラピスの母親からアンジュに連絡が来てそっちの街に行くだろうから保護してくれと頼んだらしい。ある程度整理が着いたら迎えに行くと言っていた。
そのためラピスは家で引き取られているのだ
この話からわかるようにラピスがきたのは2ヶ月前だ。そしてこの話を聞いたのはラピスが来て3週間後である。今ではここでの生活にすこし慣れたのかユンと遊んでいる。残念ながらラピスは顔はわかるがユンにまかせていた。同い年で同性の方が慣れは早いだろう。
★★★★★★★
さて、今日はやることがある。よく晴れたぽかぽか陽気。外に出ることもなくただ引きこもり友達もいない。
俺はと言うとサーシャにちょっとした直談判をしていた。
「サーシャ。本の間に行っても良いだろ?」
「ダメです。リズティー様は夢中になると時間を忘れて没頭する癖があるじゃないですか。それはあのパズル事件で重々承知しているんです。私も巻き添えを食らったんですからね」
そう言ってサーシャは腕を組ながらプリプリと怒って俺の部屋のドアを塞いでいる。
ついでにパズル事件と言うのはお母さんが日頃頑張っているからとご褒美にくれた物である。
3歳から始まったお勉強は前世の経験からそこまで難しくもなく、寝ながらでも解ける問題であった。
だが、そんな事をしたらなんだこいつ?ってなるのは目に見えているからある程度セーブしてるのだ。
それはともかく、俺は勉強してる以外は外で遊ぶ分けでもなく外をボーとして見たり寝ていたり、絵を描いたりとしていたのだ。
そこで事件の根本のパズルが出てくる。お母さんは家でも遊べるものとパズルを買ってくれた。どうやら勇者みたいなのがドラゴンと戦っている場面らしく大人ながらパズルをかって貰えた嬉しさと絵に結構興奮した。
興奮した俺は夕食をブン投げ寝ることすら忘れて一日でパズルの完成にこぎつけ、朝一番で嬉々として見せたところを盛大に叱られた。お母さんって怒ると怖いことをその時初めて知った。親父さんの方は無言のプレッシャーだった。
これがパズル事件の顛末だ
「大丈夫だ。あんな愚考はもう起こさない。お母さんが怒ると怖いのは重々分かったし」
俺がそう言うとサーシャは表情を少し困らせた。
「とは言ってもアンジュ様が開けてくれるとは限りませんよ?あそこはアンジュ様のお父様。つまりリズティー様のお祖父様の本ですし」
「嘘だろ?読めないの?」
「さあ?リズティー様の日頃の行いを考えて下さい」
思いっきり注意されたがそんな物はゴミ箱に捨てちまえ
「よし。それならお母さんに手っ取り早く許可を貰いに行こう」
「え?」
サーシャは困惑顔だ
「さて、本のためにゴー」
「ちょっと待って下さい。リズティー様!」
なんかすごい微笑ましいな。妹のような感じ。ってサーシャって年上だよな。風格0だなドンマイ
★★★★
家は木造の2階建て。1階はリビングとキッチンそして両親の部屋と父の書斎と知らない部屋がいくつか。2階は俺とユンそれに客間にラピスが泊まり後はさっき言った本の間だ。
俺はお母さんの居るであろうリビングに向かいドアを開けるとお母さんは椅子に座り本を読んでいた。
「お母さん」
俺は声をかける。しかし反応がない。何度も呼びかけやっとの事に反応したのは5回目だった
ビクッとして本から目を離す
「あら。リズティーにサーシャちゃん。どうかしたの?」
「お母さん。熱中し過ぎるのは良くないって言ったのは誰だっけ?」
「う。すいません。お母さんです」
あははと苦笑いをして誤魔化す。しかし可愛いから仕草がいちいち似合う。こんな嫁さんを貰った親父が羨ましい。だが本のために畳みかけるなら今だ。
「お母さん。俺も本を読みたい」
「え?本を読みたいの?それなら絵本とか買ってこようか?」
俺は首を横に振る。絵本だと速攻で読み終わる。暇つぶしにも成らない。
「書の間にある本を読んでみたんだ」
「あそこの本は難しい本ばかりだよ?」
「それが面白いんだよ。分からない所は調べてそれこそパズルみたいだから好き」
俺がそう言うとお母さんはふふふと笑う。おかしいことを言ったか?いや、言ったな。5歳児が言う言葉じゃない。いや。前世にもっと5歳児ぽくないことを言う永遠の幼稚園児が居るけどさ
「リズティーは本当にお母さんに似ているわね。集中すると周りが見えなくなるのもそっくりだし」
それは前世からです。無駄に体力があるから徹夜が何度も続くんだよね
「いいわよ。でもちゃんと時間だけは守ってね。出ないと今後の使用は禁止よ?」
そう言うと目をつむり書の間の鍵を渡してくれる
「ありがとう。サーシャ。行くよ」
「待って下さいよ。それでは失礼します」
「サーシャちゃん。リズティーをよろしくねー」
★★★★
「さて、書の間に来たが予想以上の本の量だな。」
見渡す限り本、本、本。それ以外は机と椅子か申し訳程度に置いてあるだけだ。
「お祖父様が大の本好きでしたからね。ここには魔法とかそう言うの以外は揃ってますよ」
「何で魔法以外なんだ?」
「魔法関連の本を置いておくと好奇心旺盛な子は間違って発動しちゃいますし魔力が暴走する危険があるので基本的に魔法関連の本は置いてないんです。それに魔法を本格的に学ぶのは魔才の儀の後ですし」
「魔才の儀?」
「魔力量と属性。後は現象魔法の適性を計るんです。魔法と言っても属性魔法と現象魔法があるんですよ。」
「ほうほう。属性魔法と現象魔法って?」
「属性魔法は火、水、風、土を基本にしてる魔法です。現象魔法は身じかな現象。例えば人を押せば押された人は後ろに行く見たいな物を再現しているんです」
要するに物理的、化学的な要素を反映できるのね。
「他には何かないの?」
「そうですね。あんまり一般的じゃないですけど陣術ってものがありますよ」
「おお。何か面白そう」
「いえ。現象魔法より面倒ですよ。ちゃんと原理的なものを理解しないといけないのでちゃんと勉強しないと使えません。知識の印と呼ばれる物が付いてるものは別ですけど。あっ。知識の印と言うのは陣術を作った人が作った物です。今は魔法の方が使い勝手がいいので使い手は少ないですが色々と利用されてますよ。」
「そう。ありがとう。」
魔法と陣術には興味があるがそれよりも調べてきたいことがある。それはこの世界の文明がどの程度進んでいるかだ。それを理解しておかないと俺が浮いた存在に成ってしまう。元々知っているとしてもあたかも今知ったようにしないといけないからな。
さっきの現象魔法の事と陣術を聞くとそれなりに進んでいるはずだ。前世までいかなくてもそれに近いレベルのはずだ
でもあからさまに調べると可笑しいので本の背表紙でどの程度かを判断する。童話や伝記を取るフリをし目はちゃっかり難しい本の背表紙だ。これで完璧だ
サーシャも本に目移りしている。サーシャの目をの盗んで難しい本。この世界の文明のレベルが分かりそうな本を手にとりパラパラと捲りすぐに戻す。端から見ればおかしな行動だがしっかりと意味はある。
瞬間記憶能力
これが俺の記憶の良さの秘密だった。見たり聞いたりしたものは絶対に忘れない。これを使って一瞬で本を読み理解する。
一冊探すごとに一回この行動をしているといつの間にか夕方だった。
ひと息つき周りをみるとサーシャが机に伏せて寝ている。俺はそれを起こそうとすると
「おにーちゃーーん」
「ん?この声は!」
俺は声の主の方に向き飛んで来た小さな身体をなんとか受け止める。くりっとした茶色の目。髪は茶色でサイドツインテールにしている。この子は何を隠そう
「ユーーーーン」
我が愛しの妹ユンである。
「んーユンはヤッパリ可愛いなっと?」
目線をユンの後ろに向けると藍色の髪が少し見えた。俺は思考を巡らせてユンに言った
「ねぇ、ラピスと話したいから連れてきてくれる?」
トコトコとユンはラピスのところに行くと、連れて戻ってきた。ラピスは緊張した顔で
「初めてまして。」
「そうだね。初めまして。リズティーって名前だからよろしく。どんな風に呼んでもかまわないからね?」
困った表情であるラピスは可愛いい。ついでに困っているのは俺がどんな風に呼んでもいいと言ったからだろう。
「何をしてるんですか?」
いつの間にか寝ていたはずのサーシャが起きていた。
「よう。寝坊助。本を読んでいて寝るとかそれでも俺より年上か?」
「し、仕方ないじゃないですか。出ようにもアンジュ様によろしく頼まれましたし暇を潰そうにも内容が内容ですよ。しかたないです」
「職務怠慢の寝坊助メイドじゃん」
スパーーン
「グフ、流石メイド長の娘。まさかハリセンを持っているとは。てか、どこから出した。」
「メイドの秘密です。」
少しドヤ顔のサーシャは無視して少し笑ってるラピスに顔向ける
「やっと笑ってくれた。緊張は少しやわらいだかな?」
少し驚いた表情のラピスを続きをいう
「いくら仲のいいユンの兄だからって緊張してるだろーなっと思って上手くサーシャを誘ったんだけど、まさかここまで様になるとはね。緊張が少しやわらいだならいいや。徐々に慣れてくれればいいよ。」
俺は軽く言うと手を叩く。
「取りあえず、夕飯の時間がちかいから行こう。お母さんの雷はもういやだからな」
結局俺の呼び方はリズ兄さんに決定した。初めはリズティー兄さんだったのだが俺が頼んで変えさせた。ほめても良いぞ?え?引く?
それでも良いさ。反省はしてない。無論公開もしない。俺の同志は必ずいる
★★★★★
「よかったわー。ラピスちゃん顔色が良くなってきて。」
「そうね。メイドのみんなが心配していたものね。」
「何てったって1ヶ月何があったのかはなしてくれなかったものね。」