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能ある鷹は爪隠す  作者: 峰白麻耶
2/11

初めまして異世界

見たことがない天井だな。と言う言葉を俺は一度使って見たかった。今願いがかなったのでもう使うことはない




俺は幼女を放り投げて助けた後に鉄柱に当たって恐らく肉片と化したはずだが?流石にあれで生きられるのは流石に無理だけど。




俺は状況を確認してみる。俺の特長……簡単に例えば生まれたてホヤホヤの赤ちゃん。フニフニしてる。


 

次は俺を抱えてるバーサン。この人はふつーの助産師かな。……なあ、生まれて初めて見たのがバーサンのナース服もどきってどうよ?ちょっと吐き出しそうだったんだけど。


 


 そして俺は自分が抱きかかえられている人から目をそらし周りを見る。そこには3人の人がいた。目の保養にと次は俺の母親であろう人に目を向ける。 



 一言で言おう。



      この人は天使ですかね。




 この人ヤバいめっさ可愛いんだけど!なにこの異世界クオリティ。さっきのバーサンとの天と地の差だ。髪は銀でそれを腰まで伸ばしている。目は黒で目元は柔らかい。胸は普通だがバランスが取れていて完璧である。良し目の保養完了。


 では次俺の父親だ。



 俺は握力がほぼない右手に全力て力を込めた。そして思い切り睨みつける。前世がフツメンだった俺の敵だ。




 ……悔しい。悔しいほどにイケメンというのがあってる。爆ぜればいいのに。髪は焦げ茶色、血のような赤色瞳をこちらに向けている。しかも目つきは鋭い。背も高く180くらいはあるのではないか。おいおいやめてくれよ。チビっちまうだろ






 

 ん?考え事してたから気づかなかったけどなんで俺はバーサン助産師に叩かれてるの?痛いんだけど


 


 ………あっそうか。赤ちゃんって泣くことで肺を広げるやらするんだよねって痛い痛い。尻を叩かないで。俺にそっちの趣味ないから。やるならあんたの旦那さんにってゴフゥゲホゲホ。想像したら吐き気が。


 

 てか赤ちゃんだから涙腺弱いな。もう素直に泣こう。






 こうしてバーサン懇親の一撃を尻に喰らった俺はこの異世界で産声をあげたのだった。

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