6.VTuberってどうやってなるんだ……?
VTuberになることを決めた私だったが、早速大きな壁にぶち当たってしまっていた。
「VTuberってどうやってなるんだ……?」
そう。私はミワちゃんのファンではあるが、VTuber自体にそんなに詳しいわけではない。
VTuberというのが、キャラクターの姿を用いて、配信サイトで活動している人達というのは知っている。
だが、どのようにして活動を始めているかは全く知らない。
私のVTuberのイメージだと、やはり様々なゲームを配信上で行う、ゲーム実況というのはとても盛り上がっていたイメージがある。
それと、歌の動画や、バラエティ番組のような企画を行っているのもよく目にしたように思う。
恐らく、配信環境を整えて、キャラクターを準備すれば配信はできるのだろう。
しかし、それだけではミワちゃんのように、強くて可愛くて面白くて完璧で究極なVTuberになれる訳がない。
それ以前に、私が人を楽しませることのできる、面白い人間になれるのか? というのが一番の問題ではある。
まとめると、VTuberになるために必要なことは
①面白い人間になる。
②配信環境(パソコン、マイクとか?)
③面白い配信のネタ
④ゲームや歌をうまくなる
これくらいかな。
配信環境については今考えてもしょうがない。これからもっと新しい機器が作られるだろうし、今は買えるようなお金もない。
そもそも、VTuberが流行りだしたの今から10年以上あとの話の筈だ。
それまではまず、私が配信を行った際に皆を楽しませることのできる、面白い人間になることが一番大切なことだろう。
「面白い人間か」
この世で一番面白い人間は、この世で一番面白い人生を歩んだ人間のことをいうのだと、私は思う。
なので、私は皆がしないような経験を積んで、来たるべき未来にそなえるんだ。
それと、配信のネタか。
それはコツコツと考えて、メモに残しておくとしよう。
「あとは、ゲームや歌か」
ゲームはこれまでタテリスを主にやっていたので、今後はもっと色んなゲームに手を出してみよう。
やはり、ゲームが下手より上手い方が、配信も盛り上がるに違いない。
それにタテリスの経験は私の前世?を活かせる貴重なフィールドだ。逃す手はない。
それと歌か。
私はぼっち陰キャなので、カラオケに行ったことがほとんどない。なので、歌が上手いかどうかはよくわからない。
ただ、学校の音楽の授業の点数は悪くなかったので、きっと多分、恐らく音痴ではないはずだ! そう、そうなのだ。
「うん。まずは色んなゲームをやっていこうかな」
そして、色んな所へ行って色んな経験をするんだ。
まだ小学生なので、そんなに遠くは行けないけれど。
「うーん。これはやることが山積みだなー」
大きく伸びをして、立ち上がる。
「よし、早速出かけるか!」
やることが決まればすぐ行動。
着替えをして、お母さんへ外出を伝えて、外へと繰り出すとしよう。
「お母さーん。遊び行ってくるー」
「ん? でかけるの? 宿題は終わってる?」
「モチロン。オワッテルヨ」
過去の私を、私は信じている。毎週日曜夜に呻きながら宿題を終わらせていた記憶があるが、きっと気の所為だろう。
颯爽と靴を履き、扉を開け、駆け足で、外へと駆け出すのだった。




