覚醒した夢
日曜日になれば楽しみなのが、待にあるショッピングセンターに行くことだ♪
弓一は数日前から考えていた。
先ずは映画館で以前から上映を待っていたアニメ映画『惑星にある森』を観て、書店コーナーでファンタジーノベルを購入して、昼食はハンバーガーショップでセットをオーダーする。
そのあとは駄菓子屋で水飴や金平糖等を選んで、適当に帰宅する。
小さい頃からキラキラしたお菓子や小物が好きな弓一をクラスの皆は女子のようだと疎外し、決して近付こうとはしなかった。
人との距離を感じながらも弓一はそれなりに強く生きていき、今は会社勤めで楽しく仕事をしている。
一日の過ごし方は楽しく、何より弓一には叶えたい夢がある。
夏休みに家族でプラネタリウムへと赴いた日、銀河の魅力に惹かれた弓一の心に夢が一つ生まれた。
(いつか星を集めて、惑星の舘を創るんだ‼)
その日から銀河について学びだし、書き貯めた銀河のノートは数百冊となっていた。
ノートの束は自室の半分を陣取り、まるで銀河の図書館のようになっている。
〈銀河小空間……間もなく立体性を成立致します〉
弓一が書き貯めた銀河のノートが、一冊、また一冊と小刻みに動きフワリと宙を舞った。
部屋を舞う紙の銀河がノートから飛び出し、リアルに抜け出してきた。
〈ワタクシ達をつくりあげてくれた父さんが、もうすぐこちらへ帰還致します〉
〈私達を目にして、喜んでくれる事を祈りましょう〉
休日を堪能した弓一がきたくし、自室の扉を開けた。
「!」
直後、彼の瞳がキラキラ輝いた。
同時にワクワクした気持ちも弾け出す。
「スッ……ゲエ……!」




