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マーヘンテイル

新章です。


「いや~、なんだか懐かしいな」

「なにがだ?」

「いや、こうして歩いてるとお前と旅を始めた頃を思い出してな」

「確かにな」

俺たちは今、リンの村を出て次の目的地であるマーヘンテイルに向かっている。

「あれ、これどっちだ?」

道を進んでいると、分かれ道があった。

「俊太、これどっち?」

「えっとな、地図によると左だな」

「オッケー」

そえして左に進む。

「にしても、地図があってよかったね」

「だな」

旅の準備をしてるとき、道が分からないのを思い出してギルドで地図はどこで手に入るか聞いた。

するとどうやら地図などはギルドで手に入るらしく次の目的地であるマーヘンテイルまでの道のりが書かれた地図をもらった。

「危うく遭難仕掛けるところだったね」

「ホントにな」

そんな感じで森を進んでいると、

「グルルッ」

「おや、」

「コイツらは」

目の前にブラックウルフが表れた。

「なんだかモンスターと戦うのも久しぶりだな」

「しゃべってないでさっさとやるぞ」

「わかったよ」

そうして俺たちは構え、

「ハッ!」

俊太が先に動く。

「ギャッウ」

その攻撃はブラックウルフに当たり、さらに後ろの一匹も巻き込んで飛んでいった。

ドンッ

そして、後ろの木に当たり動かなくなる。

「さすがだね、なら俺も」

俺は杖を構え、

「アイスドリル」

魔法を放つ。

しかも十個同時に!

旅の準備期間中に他の冒険者からきいた多重同時発動。

最初は難しかったが、コツさえつかめば簡単だった。

「ギャッ」

「グッ」

そうして魔法で残りのブラックウルフも仕留めた。

「イッチョ上がり」

「さすがだな」

「まぁ~ね」

「さて、さっさと片付けるぞ血の匂いで他のモンスターが来たら面倒だ」

「だね」

そえしてブラックウルフ4匹をアイテムボックスに入れ先に進む。




「着いた~」

あれからしばらく歩くとついにマーヘンテイルに着いた。

「意外と近かったな」

「だね」

受付の人の話だと徒歩では丸1日かかるみたいだったが、

「俺達のステータスが、高いせいじゃない?」

「確かに、なるほどな」

俺の言葉に俊太は納得する。

「さて、さっさとこの国冒険者ギルドに行って登録をすませよう」

初めてくる町や国で依頼をうける場合はまず最初にその町や国のギルドで登録する必要がある。

「わかった」

そえしてギルドに向かう。




「ここか」

あのあと道行く人にギルドまでの道を訪ね、到着した。

「入るか」

「そうだね」

そうしてギルドに入ると、

ガヤガヤ

中にはたくさんの冒険者がいた。

「やっぱり人が多いな」

「まぁ、そりゃそうだろ」

そえして受付に向かう。

「いらっしゃいませ、どのようなご用件ですか」

受付に着くと受付の人にそう言われたので、

「この国に初めて来たので登録をお願いします」

「わかりました、冒険者カードはお持ちですか?」

そうして受付の人にカードを渡す俺達。

すると俺達のカードを見た受付の人は、

「Aランク!?」

 "!?"

受付の人が思わず声を上げ、周りが注目する。

「Aランク」

「嘘でしょ」

「あんなやつらが」

周りが声を上げざわざわし始める。

「すっすいません、すぐに登録いたします」

そえして受付の人は水晶にカードを入れ登録をする。

「お待たせしました。登録は完了したのでお返しします」

そうして冒険者カードをうけとる。

「ありがとうございます」

「これから依頼をお受けになりますか?」

「いえ、一旦宿でもとろうかと」

「わかりました」

そうして、ギルドを出ようとすると一人の冒険者が、

「ついに明日だな、アルタイル王国の勇者がこの国にくるの」

と言ったことが耳に入った。

「アルタイル王国」

それは俺たちが召喚され追放された国で、勇者は俺達の同級生だ。

「おい」

「ああ、聞いたよアイツらがくるのか。この国に」

俺たちはなんとも言えない感じになった。

読んでいただきありがとうございました。

ブラックマークや感想もお待ちしています。

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