森でいろいろ試す
三話目です。読んでくれて嬉しいです。
黒いスライムを倒し森の中を進む俺たち、
「ひとまずどうするか、」
「まずは寝床、いや拠点を作ろう」
「拠点?なんで」
「森を抜けるにしても、時間がかかるだろうし、どんな危険があるかわからんからな、拠点を作ってそのあとに探索して森についていろいろ調べてからのほうが安全だと思ってな」
なるほど!
たしかにそれなら安全かも。
こういうときは焦っても仕方ないしね!
「わかった、でどこに拠点作る?」
「そうだな、、、」
俊太が回りを見渡す。
「あそこだな」
そう言って指をさすほうを見ると、
「あそこ?」
「ああ」
そこには土の壁に少しの穴がいていた。
「洞窟?」
「ああ、あの大きさだとモンスターも住んでいないだろうし大丈夫だろ」
まぁ確かに、モンスターが住むにしては奥行きがない。
こいつの言う通り大丈夫だろう。
「まぁ二人で住むには少し狭いから、魔法で少し削ってくれ」
っと言われた。
まぁ狭いからいいけど、いいように使われている気がする。
「わかった、ブラックボール」
そうして魔法を放って、
バンッ
少し削る。
「これでいいか?」
「ああ、上出来だ」
さて、拠点も確保できたし、次は、
「次は水と食糧だな!」
っと俊太が言った。俺も同じことをおもっていたところだ。
水と食糧がないと生きていけないしな。
「どうするか?」
「ひとまず、俺が森を散策して食糧を探すからおまえはこの近くに川でもないか探してくれ」
「捕まえられるのか?」
「武術の修行中に山ごもりしてな、その時いろいろ習った」
「ちなみになんの修行?」
「ん?、ああ、中国拳法」
「なんで?」
「なんかサバイバルで環境に適応しつつ動物で気配を感じるための修行」
こいつ本当に現代人だろうか?
まぁ今はいいか、やくにたってるし。
「それじゃまたここで集合な」
「オッケー」
そういうと俊太は森に入っていった。
「ひとまず俺は水を探すか、見つかるかな」
そんなことをいいながらそこら辺を歩いていると、
「ん?」
水の流れるような音が聞こえた!
俺は歩くのをやめ耳をたたてみる。
「こっちだ」
音の方にいってみる。
すると、
「川だ」
川が流れていた。
「拠点から歩いてすぐだしラッキー」
ひとまずこれで水は確保だな。
「さてどうするか?」
すぐに見つかり暇になってしまった。
「そうだ!魔法練習しよう」
ここなら炎の魔法を使っても大丈夫だろう。
魔法には全部で8つの属性がある、
火、水、土、風、雷、氷、闇、光。
ちなみに魔法師が使えるのはこのうちの7つで、火、水、土、風、雷、光だ。
闇魔法は黒魔術師しか使えない。
あと光魔法は聖騎士という職業が一番相性がいいらしい。
と、まあこんなふうに属性があるわけだが、
「とりあえず使ってみるか」
城で他の人たちが使っていた魔法を思い出す。
「まずは、ファイヤーボール」
すると、
ボンッ
ジュッ
っと炎が出てきてそのまま川に向かっていき消えた。
「まじかよ、」
城では魔法を使うのに結構な時間がかかっていたが、すぐにできてしまった。
「えっと火魔法は覚えれたのかな?」
気になったので、
「ステータス」
#####
名前 戸神凪
Lv.20
職業 黒魔術師
HP 500/500
MP 1495/1500
攻撃力 250
力 1600
スピード 550
防御力 150
スキル
<闇魔法Lv5><全魔法取得LvX><魔法生成LvX><レベル上昇><レベル限界><火魔法Lv1>
#####
おっ! 覚えれてる。
こいつはすごいや!
他にもやってみよ。
「ウィンドウカッター」
そう唱えると風が川を切り裂いた吹いた。
「よし、次はこれ」
そう言って俺が唱えたのは、
「アクアショット」
パシャーン
そういうと水が強くはなたれ川に打ちつけられた。
「よしよし次は、ロックブレイク」
パシャンッ
と岩が強く川に打ちつけられた
「いいねいいね、次はサンダー」
バリリリッ
唱えると雷が川にはなたれた。
「よし、次は、ん?」
次の魔法を唱えようと川の方を見ると、
魚が浮いていた。
おそらくさっきの雷魔法のせいだろう。
「ひとまず、食糧になるしとるか」
そう思い魚をとっていく、
「20匹もとれたな」
思ったより大量に取れた。
「これなら当分はもつな」
これで魔法の練習に集中できる。
「よし!じゃぁ続きでフリーズ」
パリッ
そう唱えると川が少し凍った。
「よしよし、いい感じ」
大体の魔法は使えたし次は、
「魔法生成だな」
とはいったものの、どうすればいいんだ?
組み合わせたりできるって書いてあったけど、
「とりあえず、火と風を組み合わせてみるか」
まずは組み合わせやすそうな火と風で行ってみる。
「え~と、火と風を合わせる感じで」
しっかりイメージする。
火が風で広がる感じで、
「よし!ファイヤーカッター」
そう唱えると、さっきのウィンドウカッターが火に包まれたような攻撃が出た。
ジュッ
勢いよく川に突っ込み消える。
「おっうまくいった」
ひとまずうまく行ったことに安心した。
「もう少し練習したいが、先にこれ拠点に運ぶか」
そう言って俺はとった魚の方を見る。
こんなところにおいておいたら、モンスターに食べられてしまうかもしれない、そう思った。
「よし、行くか」
「ふー、着いた」
拠点に着いたので魚を下ろす。
「にしてもいい魔法だな」
あのあと魚を持って帰ろうとして、どうやって持って帰ろうかと思った。
なので俺は魔法生成で、物を浮かす魔法を作った。
これでらくらく運べた。
「いや~便利だなこのスキル」
魔法生成めっちゃ便利。これなら生活も豊かにできそうだ。
「そうだステータスの確認をしよっと」
いろいろやったがまだステータスの確認をしてなかったので、
「ステータス」
#####
名前 戸神凪
Lv.21
職業 黒魔術師
HP 510/510
MP 1300/1510
攻撃力 255
力 1610
スピード 555
防御力 155
スキル
<闇魔法Lv5><全魔法取得LvX><魔法生成LvX><レベル上昇><レベル限界><火魔法Lv1><風魔法Lv1><水魔法Lv1>
<土魔法Lv1><雷魔法Lv1><氷魔法Lv1>
#####
おっレベルが1上がってる。
この魚のお陰かな、コイツらもモンスターだし。
でもどういうやつかわからんし?
「そうだ」
そこで俺は思い付いた魔法には鑑定魔法があった、
あれなら、
「よし鑑定」
鑑定結果
ヴァイパーフィッシュ
いろいろな物を食う獰猛な魚。
おっうまくいった。
へー、ヴァパーフィッシュって言うのか。
なるほどこれはいいな、
「ステータス」
もう一度ステータスを確認する
#####
名前 戸神凪
Lv.21
職業 黒魔術師
HP 510/510
MP 1300/1510
攻撃力 255
力 1610
スピード 555
防御力 155
スキル
<闇魔法Lv5><全魔法取得LvX><魔法生成LvX><レベル上昇><レベル限界><火魔法Lv1><風魔法Lv1><水魔法Lv1>
<土魔法Lv1><雷魔法Lv1><氷魔法Lv1><鑑定魔法Lv1>
#####
おっ増えてる増えてる鑑定魔法。
鑑定魔法はレベルが上がるごとに見れる情報が増えるらしいからな。
いや~全魔法取得さまさまだな、などと思っていると
「おーいいるか?」
俊太の声が聞こえてきた。
「おっ戻ったか、どうだ獲物はいたか」
「ああ、いたぞ。ほれ」
見せたのは切られた肉だ
「それは」
「猪のモンスターの肉」
「何のモンスター?」
「知らん」
「だろうな、じゃあ鑑定」
鑑定結果
レッドボア
非常気象が荒く、攻撃的。
「レッドボアって言うみたいだ」
「わかるのか?」
「鑑定魔法でね」
「便利だな」
「ひとまず飯にするか」
「その前に水源はあったのか」
「向こうに川が流れてたよ。運べる物がないからもってこなかったけどね」
「そうか」
「さて火をおこすか」
そこら辺から薪を拾って、
「ファイヤー」
魔法で小さな火をだし薪につける。
そこに魚と肉をおく。
そして待つ。
「もういいだろ」
俊太がそういったので、
「よし、それじゃいただきます」
魚に、かぶりつく。
「うまい」
腹が減っていたのかめちゃくちゃうまい
「これうまいな」
「ああうまい」
あっという間に焼けたぶんは無くなった。
「やー食った食った」
「だな」
食ったら眠くなってきた。
「眠い」
「じゃあ寝るか」
そう言って横になる
そしたらどんどん意識が遠退く
さて明日はどうなるかな?
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