村を発見
今日は二話連続です。
このように調子で夏休みの間はどんどん書いていきます。
やっと森を出て村を探す俺達。
「なかなかないね、村」
「変なところで出たからな」
村を探すために歩き続けているがなかなか見つからない。
「は~このまま見つからなかったら今日も野宿か」
「まぁ、そうなるな」
は~あ、せっかく森を出たのに今日もベットで寝られないのか。
まぁ、何事もうまくいかないものだな。
「まぁ、もう少し歩いて見つからなかったらそのあたりで野宿だな」
「は~い」
できれば見つかってほしいな。
ベットで寝たい、休みたい。
「そう暗い顔するな、もしかしたらもう目の前に村が、、」
「どうした?」
急に俊太が静かになったのでどうしたものかと思ったら、
「あれって」
「ああ、村だ」
そう、目の前には村があり、
看板がたっていてリンの村と書かれていた。
「やった村だ、村がある」
「ああ、わかったから落ち着け」
「ああ、ごめん」
嬉しさのあまりおもいっきり喜んでいると、俊太に注意された。
「ひとまず、あの村に行って宿があるか探すぞ」
「おう」
やっとベットで寝れる、その喜びで感極まっていた。
「すいません、よろしいでしょうか?」
「ん?おめえら誰だ?」
「旅のものですが、この近くに宿屋はありませんか?」
「おお、旅のものか。宿屋ならこの先の緑の亭ってのがあるぞ」
「どうもありがとうございます」
「いいっていいって」
そうして聞いた場所に向かう。
そうして目的の場所に来ると、緑の亭という看板が上がった建物があった。
「ここだな」
そうして中に入る俺達。
「いらっしゃいませ、等宿にようこそ」
そうして受付の女の人が挨拶をする。
「二人だが泊まれるか?」
「はい、大丈夫です」
「それで宿泊費はいくらかな?」
「はい、等宿は一泊食事付きで銀貨3枚、食事なしで銀貨1枚と銅貨20枚となります」
「どうする?」
そう俊太が聞いてきた。
ひとまず金はまだあるし、
「食事付きでお願いします」
「かしこまりました、ではこちらへどうぞ」
「わかりました」
そうして受付の女の人についていく。
「おい」
「ん?」
後ろから俊太が声をかけてきた。
「よかったのか?食事付きで?」
「いいよ別に、それに部屋で料理する訳にはいかないだろ?」
「ああ、たしかに」
別に、食事なしでもよかったのだが、部屋で手軽に食べられる物が無いからな。
部屋で料理はさすがにな。
それに疲れたから楽したいし。
「こちらがお部屋になります」
などと考えていると部屋についたようだ。
「では、野馳ほどお食事を持ってきます」
「わかりました」
そう言って女の人は扉をしめた。
「さて、あとはどうする?」
「どうするって?、飯食って寝るそれだけ」
「ステータスとかは確認しないのか?」
「今日はもういいでしょ、それにオオカミ程度だとそこまでレベルも上がらないだろうし」
「それもそうか」
「そうだよ、ゆっくりしよう」
あれから俺達は部屋に持ってきてもらった食事を食べ、明日の予定について話し合った。
「明日は冒険者ギルドに行こう」
「冒険者ギルド?」
「ああ、森にいた頃と違って俺達も稼がないと」
「たしかにな」
「ああ、だから明日は冒険者ギルドで冒険者登録をして冒険者になったら稼ぐぞ」
「りょーかい」
そうして俺達はご飯を食べ終わったあとベットに横になった。
「やっぱりベットはいいな」
「たしかにな」
「よーし、また明日からも頑張るぞ、なっ俊太」
「ああ、そうだな」
そうして俺達は久々のベットで眠りについた。
読んでいただきありがとうございます。
感想とブックマークをよければお願いします。