表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋は一杯の紅茶から  作者: りえる
4/6

~恋の予感はミステリー②~

私が4歳だったあの日。

「ほら!蓮乃早くしなさい!」

私はお見合いをしていた。

最初は皆、「ぜひ結婚したい!」と言ってくれるのだが、私の能力の強さを知ると、「下品なお前とは、結婚したくない。」と言って離れていった。

TNKUの中では、女は強い能力を持ってはいけない、自由に仕事をしてはいけないという女性に対して不公平な決まりがある。能力が強い妻を持つことで、自分の家がスキャンダル一家となり、それを恐れているのだろう。

今回もダメだろう。

これまで何回失敗したものか。

メイドに青い薔薇がポイントのドレスを着せてもらっている私は、うんざりしていた。

「蓮乃。あなたは能力を抑えなさい。まったく、あなたは顔はいいのに能力がねぇ・・・

 とにかく、今回の失敗は許さないわよ。」

お母様にはいつもこう言われていた。


お見合いが始まる30分前、会場の庭で趣味の歴史ゲームをしていた。

スマホを覗き、ゲームをしている時間は私にとってゆういつの自由な時間だった。


第一問

徳川家将軍の三代目はだれでしょう。

1.徳川家康 2.徳川吉宗 3.徳川家光

答え,3

第十五問目

鎌倉幕府の幕府と武士はどのような関係で結ばれているでしょう。

うーん。確か、鎌倉幕府は、、、、で、、、、だから、、、、

「御恩と奉公でしょ。てか君頭いいんだね。今まで後ろで見てたけど、全問正解じゃん。」

突然、耳元で誰かがそうささやいた。

低く、澄んだ声だった。

慌てて振り返ると彼は、笑みをうかべて立っていた。

彼は美しい顔立ちをしていた。黒いストレートな髪の毛に、切れ長の目。長いまつ毛。雪のように白い肌。

私は、こんな美しい顔立ちの人を見たことがなかった。

美男と検索したら彼の名前がのているし、彼の名前を検索したら、関連ページには水や霞などのものがのっていそうだった。

「あなた、名前は?」

「お嬢様!お時間ですよ!」

その時だった。メイドがこちらによってきた。

あ、そろそろ時間か。行かないと。

私は立ち上がり、彼に挨拶をし、その場を立ち去った。

私が立ち去る時、彼はそっと薔薇の花を一本くれた。


会場についた。

・・・・さすが、大手企業の別荘だけあるな。広い。

最後の身じたくを終えて、部屋に向かった。

緊張して、鼓動が早く動き出す。

私は、一息吸って扉を開けた。

深々と頭を下げて、こう言った。

「初めまして。青木蓮乃です。今日はお会いする事ができ、嬉しく思います。」





こんにちは!りえるです。

「恋は一杯の紅茶から」第四話読んでいただきありがとうございました。

ちなみに、蓮乃に贈られた薔薇、一本でしたよね?薔薇一本の花言葉ご存知でしょうか。

薔薇一本には、ひとめぼれ・あなたしかいないという意味があるんです。ウヒョ−

最後に、、、、次回は蓮乃のお見合い相手の人がついに明かされるんです!!

お楽しみに〜♡

以上!りえるでした~。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ