前へ目次 次へ 58/87 「自然の摂理」 木の育ちかたが 何だか歪だと思っていたら 光のほうへ 光のほうへと 枝がのびているせいだった 陰を嫌った その木は 自然の摂理というものに従って 自身の形を変化させていた それを見て思うに 人間にはおそらく 光も陰も必要なのだろう でないと その木みたいに 歪に成長することになりかねない それは自然の摂理なのかもしれないけれど 歪であることには違いがなかった 志坂 律子 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□□