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詩人にはなれない、もしくは何にもなりたくない  作者: 安路 海途
④ まだ汚れていない怪獣たち
32/87

「詩人というものは」

詩人はいつだって嘘つきだ


 その言葉は 空に描いた透明な絵

 その言葉は 風に刻んだ文字

 その言葉は 重さのない月の光


それでも

詩人が真実を語ることだってある


 例えばそれは 光が踊るとき

 例えばそれは 風が歌うとき

 例えばそれは 生命が終わるとき



               千瀬 凛


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