表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩人にはなれない、もしくは何にもなりたくない  作者: 安路 海途
① シャーロック・ホームズによろしく
2/87

「嘆きの壁」

彼らは壁に言葉を書いた

囚えられた 国を持たない流浪の民が

死を待つための家で

それでも何とか生きのびようとしたように


誰にも読めないその文字は

彼らだけの秘密

知られてはいけない秘密

サムソンの髪やアキレウスの踵と同じで


そしてそれは今でも残り続けている

国が破れ 山河が消えても

星が瞬き 風が歌い 大地が装い

永遠がいつまでも 終わることがないように



               志坂 律子


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

□□□□□□□□□□□□□□

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ