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詩人にはなれない、もしくは何にもなりたくない

作者:安路 海途
「――春もたけなわですね」
 と、あたしは地面に横たわったまま、かたつむりが這うくらいの、のんびりした気分で言った。

 新学期が始まったばかりの、高校の屋上。あたし(千瀬凛)と先輩(志坂律子)は詩を作るため、放課後の屋上にいた。あたしたちは、たった二人の文芸部なのだ。
 そこであたしは、学校の壁に書かれた詩のことを話題にする。誰が、いつ書いたのかもわからないその詩は、文芸部の仕業だと目されているのだった。あくまで無関心な先輩を誘って、あたしたちはその犯人探しへとのりだす。
 ちょっとした好奇心だったはずの、その探偵ごっこは、やがて一つの真実にたどりつくのだった。先輩についてのある秘密を巡る、一つの真実に――

 これは、四つの物語。
 詩人にも、何にもなれないあたしが、それでも何かになるための。

(22/3/24~22/6/17)
プロローグ
① シャーロック・ホームズによろしく
「嘆きの壁」
2023/04/13 09:26
7(生き字引)
2023/04/19 08:44
8(暗号解読)
2023/04/20 08:42
② 失われたスマートフォンを求めて
「あたしの、携帯」
2023/04/22 09:08
7(動画)
2023/04/28 10:10
③ The Catcher in the School Festival
「祝祭」
2023/05/01 02:56
1(紫清祭)
2023/05/01 02:57
④ まだ汚れていない怪獣たち
「詩人というものは」
2023/05/10 09:17
5(dying poem)
2023/05/14 09:07
エピローグ
あとがき
2023/05/19 10:04
櫂歌
「深呼吸」
2023/05/20 08:47
「陽だまり」
2023/05/20 18:48
「人間の王国」
2023/05/21 19:30
「歴史」
2023/05/22 02:03
「躓きの石」
2023/05/22 07:12
「早起き」
2023/05/22 13:28
「つばめ」
2023/05/22 21:05
「街灯」
2023/05/23 12:38
「蝶」
2023/05/23 18:51
「自然の摂理」
2023/05/24 08:42
「雨粒」
2023/05/24 13:35
「夜の世界」
2023/05/24 18:50
「すごい奴」
2023/05/25 09:10
「ミツバチ」
2023/05/25 14:42
「しっぽ」
2023/05/25 18:44
「愛」
2023/05/26 10:02
「古い栞」
2023/05/26 13:55
「読書」
2023/05/26 18:39
「知らない街」
2023/05/27 09:48
「秋の風」
2023/05/27 19:42
「木の葉」
2023/05/28 20:33
「指」
2023/05/29 03:06
「パンドラ」
2023/05/29 20:21
「一つの岩が」
2023/05/30 11:02
「光の侵入者」
2023/05/30 16:29
「夜と霧」
2023/05/30 19:27
「冬が来たら」
2023/05/31 08:51
「蜂」
2023/06/01 09:03
「弔歌」
2023/06/01 14:13
「埋め草」
2023/06/02 09:28
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