第2話 休日
どうもこんにちは、藤村 転と申します。
今日は日曜日です。
世界が一番のんびりした日です。
あたしも未だにお布団から出ていません〜。
あわわ、まだ眠たいです。お布団はふかふかで気持ちがいいので一度入ると出れません。
では、もう一度寝るのでおやすみなさい。
完
だめです。今日は十二時からトマトさん達と遊ぶ約束をしていたのでした。
早く起きないと…でもまだ九時だし、お昼まで時間があります。
ここで一つノンレム睡眠とレム睡眠について説明しましょうか?
え? そうですね、どうでもいいですね。
ではおやすみなさい。
完
ああ、ダメダメ。早めに起きたにこしたことはないでしょ!
がんばるのよあたし!
中学の担任だってこう言ってたわ。
「三十過ぎるとお肌はピークよ」って。
あれ? これ関係ないですね。
でも、日曜日はそんな些細な間違えも気にしない〜。
家が燃えてても気にしない〜。
あ、眠気が……
完
あ、お腹が減りました。
でも、お布団からでるのは面倒です。
どれぐらい面倒かというと世界一周マラソンを完走するぐらい面倒です。
あたしにとって身近なことで言うならば、冬に炬燵から出るくらい面倒です。
あ、みかんが食べたくなったな。
髪がぼさぼさで寝癖がひどいことになってます。
あたしは髪が長いので寝癖を直すだけでも大変なんですよ。
まあ、ヘビー級ボクサーになるほど大変ではないですけど。
寝ぼけてなに言ってるかよくわかりません。
睡魔が来るよ〜、助けて〜
…………
あっ、今飛ぶ夢みた。って言うと「鳥になれば」とかいう人いるけど、別に鳥になりたいとかそんなのどうでもいいですよね。
あれ?もう十二時です。
……まあ、いいか。
もう一度寝よ〜