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異世界に行っても袋詰め人生  作者: きつと
第7章 ビネンの湖と人攫い
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救出作戦開始

途中まで書き上げていたので、早めに仕上げてみました。

「どうしよう……殺されるわけじゃないし気絶してるだけだから、泳がせて後を追う……でもあの子達に何かあったら……」



 人攫いの現行犯を見つけたが、どうすべきか迷っていた。



「それでしたら、街の外へ出るまでは待つべきではないでしょうか?」


 姫様から提案がでる。外へ行かれたら追いつけなく……いや、レーダーマップに登録して追いかけたら大丈夫か?


「町の中だと他の仲間の応援や貴族に連絡される恐れがあります。何より、建物が多いために身を隠す場所が多過ぎます。見失わなくても貴族に縁のある建物に入られたら手が出せなくなります」


 トニアさんが姫様の提案を引き継ぐ。



 そっか、これから貴族相手の戦いになるかもしれないから、少しでもこっちに有利な場所を選ばないといけないのか。相手の土俵で戦う必要は無いってことだ!


「じゃあ、ニアさんとサリスさんで今の事をギルドに伝えてきてもらっていいですか?その間買い物するフリして後をつけます。ギルドへ行くついでに馬車を持って来てもらって、町を出て湖畔であいつらに追い付いて助けましょう」


「あ、ヒバリさん。一つだけ……」


 やる事は決まったしさあ行動を、って動こうとしたところで姫様に止められた。人攫いの5人はレーダーマップ内でゆっくり移動してるからまだ大丈夫だ。


「もし例の勇者様が子爵側の人間として現れたら、どうしますか?」


 ……そっちか。敵は貴族と人攫いだけだと思ってて忘れてた。


「その時は……俺の魔力に物言わせてブラックアウトで気絶させます。幸い相手は魔力特化じゃないみたいですから、たとえ気絶までいけなくても少しは自由を奪う時間は作れると思います」


「後は、長くはもたないだろうと思いますが、ヒバリさんの袋の中に閉じ込めるの有効と思われます」


「それにわしもおるんじゃ。先制すれば無力化するのは難しくなかろう。きっちり抑えて見せるさの」


 俺の答えを待ってからトニアさんとルースさんが追い風をくれた。そうだった、別に1人でやらなくてもいいんだ。それに、まだ敵と決まったわけじゃないけど袋に閉じ込めれば安全に時間稼ぎ、更に話し合いも出来るかもしれない!





 さっそく別行動を開始する。


 姫様達が馬車を取ってくるまで俺達は買い物しながら人攫い達との距離を保つ。沙里ちゃんと美李ちゃんとピーリィには普通に買い物を楽しんでくれと言ってある。人攫いの事も教えてあるけど、俺達の手で必ず助けるから、そのために買い物を楽しむ任務である!ってちょっと芝居がかった言い方しちゃったけど、ちゃんと伝わってるようでよし!


 アイリンではあまりなかった貝・川エビ・水草、それと前に買ったマス、さらに干物まであった。干してるのを見ないけど干物なんて作ってたのかと感心してたら、沙里ちゃんから答えを聞かされた。


「これ、風魔法で乾燥させてるらしいです。弱い風なら適合があれば大抵の人も使えるので、加工場でそういう仕事もあるそうです」


 まさかのファンタジー作業だった。


「おいしそーなのいっぱい買えてよかったね!」


「ピィリは、いくらもっと食べたいな?」


 美李ちゃんとピーリィも楽しんだみたいだ。


「おお、ピーリィもいくらが気に入ったか!わしもあれは大好きじゃ!またドンブリとやらを作ってもらうよう一緒に頼むのじゃ!」


 ルースとピーリィの期待を籠めた目がぐりんとこちらに向けられる。はいはい、分かってますって。美味しく食べてくれるのは俺も沙里ちゃんも嬉しいからね!


「いつでも作るけど、ちゃんと野菜も食べてね?栄養バランスって大事だからね!」


「はーイ!」


 嬉しさのあまり俺に抱きついて返事するピーリィが、久々にちょっと発音がおかしくなっていた。それだけ嬉しかったってことかな?

 最近どんどん発音がよくなっていくピーリィだけど、たまにこうして言葉を覚えたての頃の発音が出ると懐かしく感じる。まだそんなに長く一緒にいるわけじゃないんだけどなぁ。


 そんな気持ちになってしまったからか、そのまま抱き上げて後ろ髪を撫でていた。何か父親にでもなった気分だ。羽毛でふかふかだし抱き心地いいよね。


「ほれ、さっさと次へ行くぞ。あまり離れるのはよくないのでな」


 ピーリィとじゃれていたらルースさんが目的を思い出させてくれる。おっとあぶない。あいつらが段々と北門に近づいていた。

 俺達は人攫い達を横切って湖の南側にある市場で買い物をしていたわけだが、あいつらは真っ直ぐ北を目指している。やっぱりそのまま出るのかな?でも、どこかで馬車を調達してると思うんだけど……



 左手でピーリィを抱え、空いた右手で美李ちゃんと手を繋いではぐれないようにしておく。沙里ちゃんとルースさんを見て、改めてあいつ等のいる方へ徐々に近づく。視界に入るかどうかの距離を保つのも忘れない。


 そのまま門へ行くのか見張っていると、その手前で店とも思えない建物に入っていく。護衛のように付いていた冒険者風の2人も、5分位間を空けてからすっと建物の中に消えた。

 それを皆に伝えてから、もう少しだけ近づいて魔力反応を見る。中には他にも人がいる。さっき攫われた人と同じ境遇らしい2人の女性とまとめて5人で部屋の隅に集められている。この建物の横に小屋があり、通り過ぎる時にちらっと見たら案の定馬車があった。

 でも幸いな事にあの時見た勇者の反応はない。ってことは、あの勇者は貴族の家か……それはそれでやっかいだなぁ。敵が少ないしレーダーマップで有利な森の方が相手しやすいのに。


 そして馬車の用意を始めるのか馬車の方に人が集まるのが分かる。よし、とりあえずあの建物にいる奴等のマーカーセットは出来た。あとはこの建物の周りにいる人の中にも見張りがいるかもしれない。


「ちょっと建物周りの奴等の仲間を探します。もう少し離れたら止まって休むフリをしましょう」


「わかりました。あ、あっちに屋台があります!どうせなら食べながら待ちましょう。お昼もまだでしたよね」


 沙里ちゃんが数軒並ぶ屋台を見つけ、ベンチの様な削った石に座って食べる人がちらほら見えた。ああ、これはちょうどいいな。


 お昼ごはんだと分かると俺から飛び降りたピーリィが美李ちゃんの手を引っ張って沙里ちゃんと共に屋台へ飛び込んで行った。


「ではヒバリ、そこらに座ってさっそく始めるのじゃ。沙里たちはわしがみておくでの。そちらに集中してかまわんぞ」


「助かります」



 そこから集中して犯罪歴がある者を探す。鑑定しまくる。特にあいつ等が潜伏している建物を中心に進める。結果は、まずは建物の周りに2人いた。これも多分今朝見た護衛の残り2人だ。それと、そこから北門に向かって一定間隔で道沿いに立っている見張りが4人いた。

 そしてついに建物から馬車が出る。誰か建物内に残るかと思ったが、全員馬車に乗ったみたいだ。それに会わせる様に4人の見張りの内2人が馬を持っているようで、さりげなく合流しようとしている。


「ほう。敵は馬車に4人、護衛役の乗馬が2人、道沿いに2人か。門番の方はどうじゃ?」


「まだちょっと遠いので見てません。でもこれだけ見張りがいて行動に移したって事は怪しいですね」


「そうじゃな。後はサリス達が馬車を持ってくるまで待つ方が無難じゃの。幸いまだ奴等の馬車は町を出ておらん。それなら、馬車が過ぎた後で見張りの2人が残るなら捕まえておくべきじゃな」


「それならブラックアウトで意識を刈り取りましょうか?狭い範囲なら音遮断も出来ますよ」


「おお、そう言えばヒバリはアレを覚えておったのぉ。馬鹿みたいに放出してた頃と違って制御出来るようになったアレならば問題ないじゃろ。任せるぞ」


 馬鹿みたいって……いや、今は狭い範囲内の味方というかパーティ以外にやっちゃってた昔とは違うって事を師匠に見せてやるぞ!




 皆で屋台の魚の串焼きを食べる。そんなにいっぱい買っても食べる時間ないかもなんて考えてたら「袋に入れておけば大丈夫ですよ」って沙里ちゃんに言われて、それもそうかと1人3本配られたが2本は仕舞っておいた。


 そして、ついに例の馬車が通り過ぎる。


 中には攫われた5人と見張りが1人、それと御者が1人。その先頭には馬車に乗った護衛が2人。道沿いに居た残りの2人は徒歩だが馬車を追っているようだ。


 皆に声を掛けて俺だけが道を歩く。魚を食べながら。


 そして、一番後ろを歩く冒険者風の見張りとすれ違う。意識を集中させ、その1人分の範囲に音遮断・ブラックアウトの順番で素早く発動させる。

 そこへ後から歩いてきた皆が倒れる男を囲み、素早く袋の中へ回収した。そのまま立ち止まらずに歩き、もう1人の男への距離を詰める。あとはさっきと同じ手順で意識を刈り取り回収する。

 一応それに反応する人物がいないか、周りを素早く鑑定していく。どうやら近くには仲間はいないようだ。よかった。




「よく考えたら、これって俺達も人攫いですよね?」


 あまりにもスムーズに人を攫った事実に、ちょっと怖くなった。沙里ちゃんも俺の声いピクッと震え、顔を向けてくる。


「馬鹿者!あれらは犯罪者じゃ。一緒くたにするでないわ!おぬしらは町の者を救っておるのじゃ。これ以上被害者を出さぬための行いに誇りを持たんか!」


「ああ、そうですね。そうですよね。」


 俺達がやらなきゃ、すでに攫われている人も今ら攫われそうになってる人も助けられないんだ。助けるためにやってるんだ。


「ありがとうございます。何か怖くて……」


「なに、こういうのは初めてじゃないからの。共に旅をした勇者もこうして震えておったわ。特に初めて人を殺した時は……しばらくは寝ても苦しんでおったものじゃ。無論、相手は犯罪者であったのじゃがな」


 ああ、やっぱり前の召喚者も人を殺したんだ。そして苦しんだんだ。


「ほれ、わしらも馬車が来たようじゃ。まずは目の前の者を救うために集中せい!よいな!」


「「はい!」」




 レーダーマップに映った姫様とトニアさんの反応にいち早く気付いたルースさんが言って意識を次へ向けさせる。救出はまだこれからなんだ。落ち込んでる暇は無い!



 合流して馬車に乗って、まずは捕まえた人攫いの仲間を袋で作った紐で縛る。武器を取り上げ口も縛っておく。これでこのまま袋の中に放置しておけば逃げられる事はないだろう。個別で袋に入れてあるから協力も情報交換も出来ないだろうし。


 遠くに北門が見えた頃には奴等の馬車は北門を通り抜けていた。元々北門はあまり出る人はいない。大抵は東門で、次に西回りで王都へ向かう馬車が南門を使う。西門は貴族専用だから比べられない。

 そんな北門だから順番を待つ事はあまりない。俺達が門番前に着くとすぐに対応してくれた。俺と姫様で1人の門番へ身分証を確認してもらい、もう1人の門番が馬車の後ろに回って幌の中見ている。


「これはギルドからの要請書です。あちらの門番は多数の犯罪歴があると判明したため、捕らえて鑑定宝珠で確認をお願いします。捕らえるのは私達が協力しますので」


 手早く伝えてすぐに行動に移す。やる事はさっきと同じ意識の刈り取りだ。袋の中には仕舞わなかったけど。

 門に近づく時に門番を鑑定して、初めから1人が奴等の仲間だと分かってたから出来たことだ。さらにギルドからの協力を得ているので説得は早かった。


「まさかこいつが……ちょっと前に入ったばかりだったが、こいつが手引きをしていたのか……そういやたまにこいつが率先して鑑定をしてた事があったが、あれがそうだったのか!ちくしょう!」


 検閲が行われる門番には簡易鑑定宝珠がある。これで犯罪者を捕らえるのが門番の役目の1つ。やっぱり門番にも奴等の仲間が紛れ込んでいた。



「あと、この2人もそいつらの仲間と思われます。さっき出て行った馬車を守るように動いていたので捕らえました。身柄の拘束をお願いします。

 俺達はあの馬車を追って囚われた人達を救出して戻ってきます。町にはまだ仲間がいると思いますので気を付けて下さい!」


「そうか……頼んだぞ!こっちは任せておけ!」


 一応2人にも気絶したまま鑑定を受けさせ、ついでに俺も鑑定を受けておいて身の潔白を証明しておいた。御者台に乗った俺に拳を向けて応援してくれる門番の声から勇気を貰った気がするな。




 迷いが晴れた俺は御者として馬車を走らせる。


 湖畔の道は俺達と遠くに見える奴等の馬車だけだ。そうなるとさすがに馬に乗った奴等の護衛2人も気付き、1人が馬車の後ろへと下がる。


 そして馬車が追いつき、俺の隣に座った沙里ちゃんが後ろの護衛に尋ねる。


「あの、迷宮遺跡へはこの道を行けばいいんですよね?」


「あぁ!?そんなん……」


 話している隙を突いてブラックアウトで意識を刈り取る。握っていた短剣が落ちるが、そこは音遮断で誤魔化す。音というか声が聞こえないと馬車の幌を開けて男が顔を出す。


「おい、何があった!?……あ、が」


 幌が開いたタイミングで馬車内の男の意識を刈り取ったが、少し遅れて声が漏れた!くそ!


 顔を出した男はそのまま馬車から落ちて俺達の横を転がっていった。その男に気を取られた瞬間に、俺と沙里ちゃんの間を風が抜ける。


 トニアさんだ。


 奴等の馬車に飛び移ったトニアさんが一気に御者に詰め寄り拳を突き入れる。そしてそのまま馬車の中へ叩き投げて無力化した。まさに電光石火の早業だ。



「くっそ!お前ら何者だ!ああくっそおぉッ!」


 トニアさんに馬車を奪われ、速度を落として俺達と馬足を合わせる。そこへ前を走っていた最後の男の叫びが。意識を刈り取るために近づこうとしたが、何かを取り出す仕草に警戒して出遅れる。


 それは、水晶の様な透明な石だった。


 男は石を地面に叩きつけると、軽い耳鳴りの様な音が響いた。その音に怯えた馬が暴れる。俺達は馬車だったから体勢は崩れず馬を落ち着かせるだけでよかったが、前の男はうまく御せずに馬から落ちてしまった。



 何をした?と考えるまでも無かった。


 森の方から、魔物が数匹向かってくるのがレーダーマップで確認出来たからだ。じゃあさっきのは魔物を寄せるアイテム?くそ、あれを鑑定しておけばよかったのか!


「魔物が来ます!」


 俺の声に皆もレーダーマップを確認してるのだろう。自分達に向かってくる魔物への迎撃に備えた。トニアさんと俺は前の男にも注意を向けているが、男は落馬した衝撃でまだのた打ち回っている。


「あっ」


 男に危ない!と言うつもりだったが、疾走してきたダイアウルフの方が早く、10m以上離れた男に群がり、抵抗も悲鳴も虚しく食いつかれるのを横目で見るしかなかった……


 俺達にも別のダイアウルフが迫り、トニアさんと沙里ちゃん、そして美李ちゃんの魔法で迎撃を始めていた。俺はさっき男を襲ったやつら2匹をボウガンで牽制し、その隙に3人がトドメを刺してくれた。


 後ろに転がしてきた男2人には、ゆっくりとだがフォレストリザードが近づいていたので急いで馬車を回して走らせる。先にピーリィに飛んでもらって2人を袋に捕まえて、あとは一定距離から魔法でやりたい放題。

 その間に俺がピーリィから預かった袋の中の男達を縛り上げ、姫様とピーリィが攫われた5人の解放をしていた。さすがに男の俺が5人の女性に触れたら勘違いされそうだからね。それくらいは空気読むよ!



 結局第3陣まで魔物が襲ってきた。その頃には目が覚めた女性5人が襲ってきた魔物にきゃーきゃー騒ぎ、それを楽々と撃退するうちのパーティにまたきゃーきゃー騒いだ。俺はせっかくだからと倒した魔物から討伐素材と魔石をせっせと集める役に徹した。





「そうでしたか……助けてくださってありがとうございます」


 姫様が代表で説明をして、一番年上の女性がそれに答える。


「それで、私達はトルキスの北門までご一緒しますので、それまでもう少し辛抱してくださいね」


「はい!よろしくお願いします」


 5人が頭を下げ、大人しく馬車に乗りなおす。どの道この男達も門番に突き出さないといけないので、北門までは戻るしかない。と言っても町まで20分もないからすぐに着いた。門の前にはギルドの職員1人と冒険者風の男2人が出迎えてくれた。さすがギルド、対応が早いなぁ。

 門番とはまた拳で挨拶し、捕らえた男3人と魔物に殺された男1人の持ち物、それと救出した5人の女性の保護をお願いした。



 そして俺達は、また町を出る。


 今度は湖畔の道を走って、貴族の別邸へと向かう事になったのだ。




 ギルドからの報告で、町を出る前に捕らえた門番の男が男爵との繋がりを吐いたらしい。大義名分をもって西門から先へ渡るため、子爵との連絡も取っているので、俺達は逃げられないよう貴族区画の北側から詰めて欲しい、と。

 子爵が全権を握っていた頃であればすぐに済んだ話だろうが、今は町の上層部と繋がっている男爵が衛兵を使ってくる恐れがある。そして状況が悪くなれば、南にある子爵家の敷地より自身の北側の領地から脱出を図るだろうと読んでいるそうだ。




 一応子爵の家には手練いると言っていた気がするから十分に注意するように伝えたけど、さすがに「勇者が1人います」とは言えなかった。


 また同郷の人と戦う事になるのか不安が残るけど、攫われた人が他へ運ばれる前になんとか助けたい。それと、他へ売られてしまった人の情報を集めるためにも何としても捕らえるしかないと熱弁されては断れるわけないし……




 さっきの戦闘では最後にミスはあったが、前よりは闇魔法の精度はあがってた。きっと同じ召喚者相手にだって効くって信じるしかない!


 ルースさんに反省点を突っ込まれつつも、馬車で移動中に制御を指導してもらって次に生かすため精度を高めていく。



 そんな馬車は陽が傾き始めた湖畔の道を走っていった。



ちょっと試しにこんなのも書いてみました。

こちらも読んで頂けたら幸いです!


ケモノ世界へようこそ!

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