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大斗の童話 『小さな村の小さなお話』

作者: モコたん

ある日、小さな女の子が村を通りぬけて、キラキラ小さな小川を通り抜け、お花畑を通り過ぎ、森の中に入っていきました。


でも、森の中は迷路のようになっていて女の子は道に迷ってしまいました。


だんだん、お日様も沈んで、あたりは薄暗くなって、怖くなってとうとう女の子は泣き出してしまいました。


シクシクないている女の子に少年が声をかけました。


「どうしたの?道に迷ってしまったの?お家に帰れなくなったの?」優しい声で少年が尋ねました。


涙をいっぱいためた目で、女の子は男の子を見て言いました。


「お母さんが病気で、こ の森咲く不思議な花を探しに来たの」っと言いました。


少年は、不思議そうに言いました。




『小さな村の小さなお話』



小さな村の小さなお話・・・


村にあるキラキラ小さな小川を通り抜け、お花畑を通り過ぎ、歩いて行くと森があるります。


その森をどんどん歩いて行くと広い原っぱに出ます。


そこには、だれも、知らない綺麗な不思議なお花の咲く原っぱがあって、


その不思議なお花を、森の奥にある泉に入れると金色の種が実り、


その種を煎じて飲むとどんな病も治るといわれているお 花が咲いていました。


ある日、小さな女の子が村を通りぬけて、キラキラ小さな小川を通り抜け、お花畑を通り過ぎ、森の中に入っていきました。


でも、森の中は迷路のようになっていて女の子は道に迷ってしまいました。


だんだん、お日様も沈んで、あたりは薄暗くなって、怖くなってとうとう女の子は泣き出してしまいました。


シクシクないている女の子に少年が声をかけました。


「どうしたの?道に迷ってしまったの?お家に帰れなくなったの?」優しい声で少年が尋ねました。


涙をいっぱいためた目で、女の子は男の子を見て言いました。


「お母さんが病気で、こ の森咲く不思議な花を探しに来たの」っと言いました。


少年は、不思議そうに言いました。


「そんな、花ないよ。だから、早くお家に帰りなよ。僕が森の出口まで案内してあげるから」


女の子は、泣きながら男の子の手を握って森の出口まで連れて行ってもらいました。


女の子は、森の出口まで来ると


「ありがとう」っと行って走って帰っていきました。


でも、次の日も女の子は、森に来て不思議な花を探していました。


でも、暗くなる前には、必ず帰っていきました。


次の日も、次の日もそのまた次の日も女の子は、一生懸命不思議な花を探しまし た。


それをずっと、男の子は見ていました。


ある日、とうとう男の子は女の子に声をかけました。


「どうして、毎日、森に来るの?本当に不思議な花なんてないんだよ」って悲しそうに言いました。


「だって、お母さんが病気で苦しそうだから・・・」っと小さな泣き出しそうな声で言いました。


後から、後から、涙が溢れてとうとう大声で泣いてしまいました。


男の子は、とっても困ってしまって、女の子に小さな薬を手渡しました。


「お母さんに、この薬を飲ましてあげたら少しは良くなると思うよ」


「ありがとう」っと言うと女の子は、喜んで 帰って行きました。


それから、しばらくたって女の子がまた、森に来ました。


今度は、一生懸命に男の子を捜している様子だったので、


男の子が、我慢できなくて女の子の前に姿をみせました。


「どうしたの?」っと尋ねると


女の子は、泣きながら言いました。


「お母さんの具合が悪くなって、どうしても薬が欲しいの」


男の子は、困った顔で言いました。


「薬は、今はないよ。明日までには作ってあげるから、明日また、森においで・・・」


女の子は、首を大きく振りました。


「明日じゃ駄目・・・今日でな いとお母さんが死んでしまう」


女の子の悲しそうな顔を見ながら男の子は言いました


「ここで、待っていて、薬を作ってくるから・・・」


「ここで、待っていて、薬を作ってくるから・・・」


そう言って、男の子は何処かに行ってしまいました。


それから、女の子は待ちました。


太陽が真上に来て・・・


赤い夕日が沈んで、あたりは薄暗くなって・・・


女の子は、とても、怖くなって泣き出してしまいました。


それでも、男の子は 帰ってきません。


それでも、薬を作ってくるといった男の子を信じて、怖いのも我慢してずっと待っていました。


月の光をみながら待っていました・・・・・


「もう、お家に帰れないかもしれない・・・」っと女の子は、金色のどんぐりの首飾りを握り締めました。


それから、しばらくして、男の子が薬を作って持ってきました。


「遅くなって、ごめんよ」っと女の子を探しました。


でも、女の子の姿が見えません。


待ちきれなくて帰っ たのかなぁ・・・っと男の子は思いました。


すると、小さな子狐が、男の子の前に現われて小さな声で言いました。


「お薬をください・・・お母さんに飲ませてあげたいの」小さな子狐の声は震えて目には大きな涙をためていました。


「君は、あの女の子なのかい?」っと男の子は優しく訪ねました。


子狐は、コック っとうなずきました。


「人間の村を通らないとこの森に来れないから、人間に化けてたの」っと男の子は優しく訪ねました。


子狐は、コック っとうなず きました。


「わたし・・・向こうの森から来たの・・・でも、まだ、上手に化けれないから、夜になるともとの姿にもどっちゃうの」っと泣きながらいいました。


「そうなんだぁ、どうしても、お母さんを助けたかったんだね。でも、その姿で村に入ったら捕まってしまうかもしれないね。それにお薬を一刻も早くお母さんに届けないといけないね」っと言うと男の子は、龍に姿を変えました。


「背中にお乗り」


子狐は、龍の背中に乗ると夜空を飛んで、子狐のお母さん が待つ森まで運んであげました。


龍は、子狐に薬を上げました。


すると、子狐は、自分の首から金のどんぐりの首飾り外して言いました。


「ありがとう。これ、おばあちゃんから貰った一番大切な宝物なのだからあげる」って言うと走って行きました。


月の光に金のどんぐりが光ってとても綺麗に見えました。< /span>


でも、それ以上に龍は、とても、嬉しい気持ちになりました。



終わり






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