三話『時の神殿は、住人不在!?』
あの後、楓さんに時の神殿に連れてって貰った。
陽菜「ここが、時の神殿ですか。」
静かな場所ですね、てか誰も居ない場所ですね。
沙織「誰も居ないのは、やっぱり不気味ね。」
不気味?なんで、あっ、そうか!! 楓さんには、
陽菜「友達が、いるからか。」
沙織「っ!!いきなり、何言うのよ。貴方にもいるでしょ。」
いえいえ、友達が居たら来ませんよ。
陽菜「友達を作ると人間強度が下がるので~いませんよ。」
沙織「そっ、そう。あっ、ここが時の神殿です。」
はい。
沙織「そして、魔女達の学校でもあるわ。」
学校ですか?魔女の。いいですね。しかし、学校と言えば・・・。
陽菜「お金って、どうするんですか?」
親や、親戚が居なくて、バイトでお金を稼いでいた私には、魔女の学校は無理なのでは?
沙織「大丈夫よ。私が、払うわ。こっちとしては、あなたを一度殺しているしね。その罪滅ぼしでね。」
きたーーーーー!!テンプレ展開!!
陽菜「ありがとうございます。がんばって、私一流の魔術師になります。」
沙織「そう、がんばってね(ニコッ)。」
楓さんの笑顔が、眩し過ぎます。溶けてしまいそうです。
陽菜「(貴方の事が同姓として)好きです。(私と)付き合ってください。」
沙織「(魔術の練習と基礎ぐらいなら)付き合ってもいいわよ。」
マジでか!!勢いにのって告白したけど、成功するとは。これで、彼氏居ない暦=年齢が・・・って、
陽菜「あれ?出来たのは、彼氏じゃなくて彼女じゃない?」
沙織「???どうかしたの?」
彼氏ができたとよろこんだら、彼女だったと言う現実に絶望したーーーーー!!
沙織「てっ、本当にどうしたの?急に、膝を抱えちゃって!!」
陽菜「何でも無いです。貴方は、全然悪く無いです。」
沙織「本当に大丈夫?何か私、いけない事でもいった?」
違いますよ、楓さん。ただ・・・。
陽菜「つい、現実から目を背けたくなっただけです。」
沙織「って、何があったの?移動に疲れちゃったの?」
しかし、このままでは楓さんに心配をかけてしまいます。なので・・・。
私は、立ち上がって、
陽菜「大丈夫ですよ、沙織さん。」
恋人らしく、振舞うことにした。
沙織「えっ、あっ、そう?無理しないで、言ってね?」
大丈夫です、沙織さんには心配をかけませんから。
沙織「さて、気を取り直して。貴女には、時の神殿の高等科に編入してもらうわ。」
高等化ですか、ですがいきなり高等科でいいのでしょうか?
陽菜「私、魔術の素人なんですが。」
沙織「大丈夫よ、高等科は今夏休みでお休み中なの。だから、夏休み期間中に魔術の基礎を私が教えてあげるから安心して。」
手取り足取り、沙織さんから教えて貰えるんですか!!
陽菜「やりましょう!!そして、来た私の夏休み!!」
今日は、私の初めての告白でもあり、デートが決まった日でもあった。
そして、今日は私の初恋が実った日でもある。