二話『今の現状は・・・。』
あの後、私の目的地でもあった喫茶店に行った。
陽菜「すみません。奢ってもらっちゃって。」
楓さんには、シュークリーム(300円)とショートケーキ(450円)とオレンジジュース(120円)の計870円を奢って貰った。
ここの、ショートケーキは美味しいから、今の気分は有頂天だね。
沙織「話たいんだけど、いいかしら?現状としては、私は貴方を撃った。」
陽菜「なのに、私は生きている。」
沙織「ええ、そうね。まったくもって、怪奇だわ。」
ええ、不思議ですね。あっ、もしかしてあれ、弾丸じゃなかったりして。
陽菜「もしかして、楓さんが撃ったのが恋の矢だったりして・・・。」///
沙織「あの時、魔術が行われていたわけでもないし。貴方の身体になんらかの魔術が埋め込まれていると思うわ。でも、そうなると・・・。」
楓さんが、見事にスルーしてくれます。はっ!!これが噂の、放置プレイ!!
沙織「そうね。信じたくないけど、もしかして貴方の身体には不死魔法。失われた魔法(Lost Magic)と呼ばれる、奇跡が貴方の身体にあるわ。」
失われた魔法(Lost Magic)・・・。なんだか、厨二病くさいですね。でも、かっこいいですね。
しかし、こう。あれですね。きっと、未来の私は言うですね。
ロストマジック・・・。それは、誰もが望む魔法でもあるが、力の代償は大きい。
ゆえにわたしは、生命の樹から解放されてしまった。
この辛さは、ロストマジックを持たない者にはわからないでしょ。
・・・。厨二病、乙。私の頭が、飛んでいる(笑)
沙織「あなたには、魔術の才能があんまりないから、きっと誰かにかけてもらったのでしょう。」
私には、魔術の才能があんまりないらしい。それは、残念だ。言ってみたかったのに。
沙織「不死の魔法の使い手なんていないから、見つかったら間違いなくホルマリン付けか、監禁でしょうね。」
どうやらその人は、見つかったら人として人生が終わるらしい。
沙織「失われた魔法は、現代では12人の使い手がいるわ。その中でも、群を抜いて最高位に位置するでしょうね。」
どうやら、使い手としてはとても優秀らしい。なんだか、話が長くなりそうだから今のうちに聞いておきましょうか。
陽菜「ところで、私の魔術の才能ってどれくらいですか?」
沙織「う~ん。下の中ぐらいね。属性は・・・、地じゃないかしら?」
才能は、下の中ぐらいらしい。へっぽこ魔術師か。しかも、属性が地か。そこは、火とか水とかじゃないの?
地って、何だかマイナーそう。と言うか地ってなんだよ。地面を操ったりうるの?
陽菜「地属性って?」
沙織「属性は、「地」「水」「火」「風」「空」があって、人は、大体0~2つほど属性を持っているわ。」
陽菜「属性って、どうやって見分けるの?」
沙織「その人の、苗字を見るとだいたい分かるわ。私の場合は、楓で地と風を持ち合わせているわ。」
陽菜「なんで、苗字で分かるの?」
沙織「苗字には、はじまりがうつしだされてるからよ。だから、苗字では分かるわ。」
陽菜「はじまりって?」
沙織「はじまりとは、全ての始まりであり、全ての終りでもあり、この世全て。そして、はじまりを調べ上げて、この世全てを知ろうとするのが魔術師。」
魔術師は、欲張りらしい。
沙織「と、言っても今では魔女って言われてるけどね。」
陽菜「なんで、魔女なんですか?」
沙織「それは、この世全ての男が魔術が使えなくなったからよ。そして、男達は超能力を手に入れたわ。」
超能力とは、なんだかかっこいいですね。
陽菜「私でも超能力って使えます?」
沙織「無理よ。女は魔術。男は超能力って決まっているもの。」
まじか、コイン飛ばして、ドカーンってやってみたかったのに。
沙織「話が飛んだけど、貴方はどうするの?」
陽菜「魔術を習いたいです。先生!!」
沙織「そう。だけど、私では貴方に教えられないわ。地属性は、あんまし覚えていないからね。だから、時の神殿に行きなさい。そこでなら、教えて貰えるわよ。」
時の神殿か、なんだか時を越えて行くような場所っぽいですね。
陽菜「どこにあるんですか。」
沙織「どこにでも、入り口はあるわ。だけど、そこは普通と違う場所。その中では、歳をとらないから気をつけてね。」
陽菜「歳をとらないなんて、なんて素敵な場所なんですか。さぁ、早く行きましょう。」
こんな所で、話なんてしてないで早く行きましょう。
沙織「いいの?歳をとらないのよ。他の人たちは、歳をとるのに自分だけ若いまんまよ。」
え、まさか、そんなデメリットが・・・。あっ、そう言えば私って。
陽菜「かまいません。私って、一人暮らしで友達がいなかったので、大丈夫です。」
こんなところで、一人ボッチと言う孤独が役に立つとわ(笑)。
これからの私の日常が崩壊した。だが、悔いは無い。
やっぱり、難しい。小説を書くのは。