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不死の少女と魔銃の女  作者: 水天日光天照
承前。それは、止まらない物語。
16/41

十三話『沙織さんは、手加減しても最強の魔女!!』

沙織「ほら、踊りなさい。」ヒュッ!


突然、沙織さんの方から魔弾が飛び出してきた・・・。


理央「えっ、嘘!!もしかして、無詠唱!?」


ですよね~。沙織さん、無詠唱は使わないとは言ってませんでしたもんね~。しかし、理央さん。惚けてると、駄目ですよ。


陽菜「Bullet!!」ダッン!!


私の魔弾と、沙織さんの魔弾が相打ちした、・・・手加減されてるからか。でも、余波がすごい・・・。


理央「はっ!!Restraint!」


理央が、沙織さんを縛りあげた。ナイスだよ、理央。


沙織「あっ、縛られちゃった。」


理央「陽菜、今だ!!」


わかってますよ、理央。いくら沙織さんでも、至近距離の散魔弾は致命傷になるでしょ!?


陽菜「Rapid-Fire-Bullet!!」ダダダダダダダダダダダダダダン


陽菜「けほけほ、これで勝ちかな?」


すごい砂煙です・・・。


理央「えっ!?やったの?私達、勝ったの?」


ええ、陽菜さん。私達の勝ちです。


沙織「駄目ね。言ったでしょ。最後まで、気を抜くなって。」


陽菜・理央「えっ!!」


理央「どうして、あれを喰らって平気なの?」


理央さん、そんな所を気にしてる場合ではありませんよ。沙織さんの後ろには待機状態の魔弾が・・・。


沙織「陽菜、違うわよ。これは、魔弾じゃないわ。即席で、作った『AI-7』空間展開型自動支援システム。すごいでしょ!!」


なんで、心で思ったことが分かるんですか?しかし、あれですね。沙織さんたら・・・。


陽菜「おしゃべりですね。そんなにも、すごいって言われたいんですか?」


理央「支援システムを、空間展開?えっ、なんで。ありえない!!」


理央、混乱しないで下さいよ・・・。しかし、参ったですね。一筋縄では、いかないと思っていましたが、ここまでとは・・・。


陽菜「・・・『T-5』システム起動。」


移転先は、沙織さんの後ろ。


陽菜「・・・Shoot。」


理央「こうしちゃ、いられない。Bounds of a sacred place!」


沙織「こそこそ、動いてる子は誰かな~?」


防がれた!?


理央「????」


沙織「『AI-7』システムはね。防御もできるんだよ。私を、超攻撃型だと思っていたでしょ、陽菜は?」


えっ?沙織さんは、超攻撃一点特化じゃないんですか?だてに、最強の魔女(リプラスフォート)って言われてるじゃないですか?


沙織「そんな、勘違いをしてる子には、お仕置きだよ。」


理央「くっ、来る。」


一斉射撃か・・・。しかし、この展開だと。


陽菜「理央、任せるね。」


理央「えっ、ええ。」


バッバッバッバッバッバッバッバッバッバッバッン


理央「あれ?そんなに、魔力が込められていない?」


ですよね。さて、沙織さんはどこでしょうか。あの沙織さんは、偽者ですね。


陽菜「一体何処に・・・。」


沙織「貰った~!!」


なっ、後ろからなんて。ですが・・・。


陽菜「movement!」ヒュン


沙織「逃がさない。」シュッ


陽菜「なっ!!消えた!?」


いや、今の音からして移動系かな?しかし、どんな魔法を使えばそんな音がでるんですか?


沙織「陽菜、ごめんね。」


えっ。突然、前が真っ白に。






~理央side~


理央「なんで、こんなに魔力が少ないの?」


これは、調べてみる必要があるかあしら?


理央「・・・investigates」


え~と。どれどれ・・・。えっ、嘘!!目の前にいる沙織からは、魔力がほとんど無い?


理央「しかし、いったい。あっ、・・・。」


一つ思いつた事がある。でも、そんな事できるわけない・・・。全部が、幻術だなんて・・・。


理央「でも、全部が幻術なら話が合う。」


魔力弾が、弱かったこと。沙織さんが動かないこと。そして、それを発動した時に陽菜が動いた事。なら、今陽菜は何処に?


ヒュッ シュッ


音が聞こえました。ですが、いません。どうやら移動系ですね。さて、みてみますか『The pupil which looks at all』


さて、どうなってるのでしょうか・・・っ!!このままでは、陽菜が沙織さんに攻撃される!!



【守りたいか?】



突然、声が聞こえた。



【守りたいか?】



・・・。



【守りたいか?】



「私は・・・。」



【守りたいか?】



「私は守りたい・・・。」



【誰を守りたい?】



「私は・・・。陽菜を、守りたい!!」



そこからは、身体がかってに動いていた・・・。私は、何をやったのか覚えていなかった・・・。






~陽菜side~


目の前が元に戻ると・・・。世界が止まってた。


陽菜「何、これ?」


全てが止まってます。雲も風も、人までが止まってます。


陽菜「沙織さんだけは、少しずつですが動いてますが・・・。」


沙織「(なんで、止まってるの。もしかして、乃木坂の子が?でも、まさかね・・・。)」


理央「・・・Fin」


陽菜「!!元に戻った」


沙織「当たれ!!」


残念ですが。沙織さんの攻撃範囲から避けているので、セーフです。


陽菜「痛っ!!」


痛いです。なんで、当たったんですか!?


沙織「私、言ったわよね。“逃がさない”って!!」


怖いです。沙織さん、超ヤンデレです。


沙織「へぇ~、私ヤンデレなんだ。」


陽菜「心読まれてる!?」


沙織「うん。だけどね、陽菜。相棒の心配した方がいいよ。」


読まれてるんですか、心を。しかし、相棒って・・・。あれは、・・・。


陽菜「理央!!どうした『余所見は、駄目だよ。』ッ!!何するんですか!!理央から血が出てるんですよ!!」


沙織「陽菜。戦闘中に余所見なんて余裕だね。」


何、ふざけてるんですか。沙織さん、見損ないましたよ。


沙織「ふざけてるのは、貴女よ!!戦闘中に気を抜いて。私を舐めてるの?」


なんなんですか・・・。


沙織「いい、その子は死んではいないわ。安心して。」


陽菜「安心なんて、できますか。血溜りができてるんですよ!!」


沙織「それは、幻術よ。乃木坂の子のね。」


どうして、理央がやるんですか?


沙織「わからないわ。ただ一つ分かるのは、私は彼女の魔法に捕らわれてるわ。」


????


沙織「わからないわよね。なら、いいわ。今は深追いしなくていい、今は気にしないで・・・。」


気にしないでって・・・。


陽菜「まぁ、わかりました。ですが、時が来たら話してくれますか?」


秘密にされると私、超気になるタイプなんですよね。


沙織「・・・いいわよ。時が来たらね。」


しかし、さっきから攻撃してるんですが・・・。


陽菜「なんで、相打ちなんですか?『AI-7』は、嘘だったんじゃないんですか?」


沙織「何言ってるの?これは、本物よ。」


陽菜「えっ、完成してるんですか?」


初めて知りましたよ。戦闘中に完成させるなんて・・・。


沙織「そうだ、最後だから教えてあげる。」


えっ、最後って!?私、負けるんですか!?


沙織「これは、本物よ。ただし、空想の中でのね。」


へっ!?どいうこと!?


沙織「あ~、もう終りだわ・・・。」


終わっちゃんですか!?


陽菜「どういうことですか、沙織さん?」


いったい・・・。


沙織「ギブアップ!!」


えっ、どういうことですか?


静香「おおっと、ここでギブアップ宣言!!なんと、最強の魔女(リプラスフォート)がここで終わるとは・・・。」


沙織さんは、何がしたかったんですか?


静香「第一試合は、千葉&乃木坂ペアが勝ちました。しかし、ここでまさかの大盤狂わせ!!この大会、何が・・・。」



とりあいずは・・・。


陽菜「理央を、探さないと・・・。」


???「だ~れだ!!」


突然、目を隠されましたが、この声は・・・。


陽菜「理央でしょ!!」


理央「正解~!!よくわかったね!!」


陽菜「理央の声ぐらいわかるよ。」


陽菜「そういえば、どこにいたの?」


あれが幻術と言うなら、理央が試合中にどこにいたのか、気になります。


理央「ふふ、秘密!!」


陽菜「む~、秘密とは。理央のくせに生意気だ!!」


理央「え~、いいじゃん。それに、乙女の秘密は覗いちゃ駄目なんだよ!!覗いたら、罰なんだから!!」


な、何だってーーーー!!


陽菜「そんな、覗いたら罪だなんて・・・。」


~妄想~


私「沙織さんは、私の記憶(ひみつ)を覗いたので罰です!!」


沙織さん「えっ!!罰って!?」


私「乙女の秘密を覗いたので。」


沙織さん「えっと、どんな罰なの?」


~妄想終了~


陽菜「身体に教え込みます。」キャッ!!


理央「何、言ってるのよ。陽菜・・・。」


はい?


理央「声に出してたわよ!!」


陽菜「えっ!!どこからですか?」


声に出していたなんて・・・。


理央「身体にってとこから。」


そこからですか・・・。一番聞かれたくないとこを。・・・超恥ずかしいです///






~沙織side~


まさか、覚醒するだなんて・・・。


一応彼女も、乃木坂家の人間だけど、同じ時代に二人の人間が覚醒するなんて・・・。


これは、調査した方がいいわね。


沙織「グフッ!!」


さっきの試合での傷が・・・。


沙織「この私としたことが、魔法にかかるなんて・・・。」


でも、何時支配されたかわからないわ。危険ね・・・。


近いうちに、彼女は第二段階(マイ・ワールド)に至るでしょうね。


こうなったのも全部、乃木坂家現頭首、乃木坂桜(のぎざかさくら)が関係してるはず。


沙織「・・・桜。あんたは、いったい何をしたかったんだい?」






物語(パズル)人物(ピース)は、思い思い(ばらばら)に散らばっていく。


人物(ピース)は、元の場所(パズル)へと戻って行く。


だけど、物語(パズル)間違ってたら(ちがってたら)?もし、人物(ピース)居なかったら(たりなかったら)


それは、全く別の“完成しない物語(パラレルワールド)”となる・・・。

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