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やさしい角に、たんぽぽを。  作者: 賀東しょこら
男のひと
20/26

拾玖/竜神様は覚えてる

【一】

 約束したことがある。

 幼い頃の、本当に子どもっぽい、ありふれた一方的な申し出だ。今となってはむしろ、よくもそんなことを口に出したな、と思い出すだけでむずがゆい。

 申し出は、たぶん、受け入れてもらえなかった。あのひとは嬉しそうに笑ってくれたが、最後には悲しそうな顔を見せ、それきり会うことができなくなっていたから。

 ふとした偶然から再会することはできたものの、あの時、あのひとの中で何があったのかは訊けなかった。

 そして約束してしまったばかりに、あのひととの間に溝を意識せずにはいられなかった。全く関係のない人間に対しても。他からすれば迷惑以外の何でもなかっただろう。

 だから、忘れていればいいのに、と思っていた。あのひとが約束を忘れていたなら、自分の感じている溝など、なかったことになるからだ。

 それが卑怯な考えだということもわかっていた。約束したときの自分に嘘はなく、約束があのひとに悲しげな顔をさせたのは事実なのだから。

 そうして懲りもせず下心を持ち続けている自分を、情けなく感じていた。

 今になって思えば、関係なかった。自分はあのひとを好きで、あのひとも自分を好きでいてくれた。こだわって悩んでいたのがバカみたいだ。

 だから、それはもう負い目じゃない。ただの大切な約束だ。

 果たすのは、まだ早いかもしれないけど。



【二】

「今日はオレ、何でもするから」

「どうした、琢磨(たくま)?」

 神様はきょとんとした顔でオレの顔を見つめた。

 休日。ぎりぎり午前中の陽射しは穏やかで、青空がさわやかだ。街まで出てきたのはいいが、改札口を出て早々棒立ちになられると、巫女装束にシルクハットという変わった格好に加えて冗談じみた美人なせいで視線が痛いし通行の邪魔だしで色々困る。

 まあ、話を切り出すタイミングが悪かったんだ。

「姉さんの言うこと、全部きく。注文あったら何でも言ってくれ」

 言い直すと、神様は困ったように、オレを見ては目をそらし、としばらく視線を迷わせた。

「何でも、か?」

 神様の右手が持ち上がり、胸元で迷う。

 開いた掌に向けられている微かに寂しげな眼を見て、柄にもなく胸が痛んだ。状況が同じだから、神様はこの前のことを思い出したんだろう。オレが本当にひどいことをしてしまったのだと思い知らされた気がする。

「何でも。行こう――案内するよ」

 前と同じように、今度はオレが手を差し伸べる。恐る恐る伸びてきた白い右手がオレの左手に触れ、感触を確かめるように何度か握り直すと、収まりのいいところが分かったらしく、握る力はほんの少し強まって、手の開閉もやんだ。

 手をつないだまま歩き出す。

 神様が今どんな顔をしているかは、実を言うと判らない。すべすべした手の感触を変に意識しそうになり、オレは前だけを見て早足で歩いているからだ。引いている手に抵抗がなく、歩調を合わせてもらえているのも、何とも言えず嬉しく恥ずかしい。ゆるい風が顔や耳に気持ちのいい涼しさなのは、たぶんオレ自身のせいだろう。

「のう、琢磨」

「うん?」

 不意の声に、思わず足を止めて振り返る。考え込み過ぎて、神様の声を久しぶりに聞いたような気がした。

「痴漢とは、嫌なものだったのじゃな」

 神妙な顔で、神様がしみじみとつぶやく。

「なんだって?」

 それはつまり、ここに来るまでの電車の中で……!? オレ何の役にも立ってないじゃないか!

「どうして言ってくれなかったんだよ!」

「分かっておったからじゃよ」

「へ?」

 神様は照れくさそうな顔で笑っている。

「琢磨はきっとそう、わしのために怒ってくれると思うた。なればこそ、痴漢をただでは置くまい。じゃが、人を責めて楽しいか? その後で楽しく過ごせるか?」

 言葉に詰まった。優しい、大人の正論だ。こういう時、やっぱりこの(ひと)は歳上なんだと思わされる。

「でも、それでイヤなこと我慢するのも何か間違ってないか?」

「ああ、それは少し違うぞ。要らぬ心配をかけてすまぬが、わしは無理に耐えていたわけではない。知りたくもあったのじゃ。相手次第で、触れられる側の気分は変わるものなのか、な」

 オレが何とも言えないもやもやで渋い顔をしている中、神様の言葉は続く。

「嫌じゃった。顔も判らぬような、知らぬ者に体を委ねるのは、何か気持ちが悪かった」

 じゃから、と神様はにっこり笑った。

「琢磨、後でわしの尻をなでておくれ」

「それ日中に人前でする要求じゃねェェェッ!?」

 思わず飛び出した叫び声が裏返る。いたたまれなくなり、また歩き出すことにした。ただでさえ目立つのに、これが人に聞かれていたらどんな誤解を受けるか分かったものじゃない。

 前言撤回。この前、風呂で鉢合わせた時は普通に恥ずかしがってたけど、神様は元が普通じゃない。女の人としては根本的に鈍いのだ。

「何でも、と言うたではないか……」

 落ち込んだような声色が心に痛い。でも、これに限ってはオレ悪くないはずです。

「イヤじゃない。むしろそういうことしたい――じゃねえ!」

 素直過ぎて無自覚にエロいことを言い出す辺り、気疲れがシャレにならない。このひとオレを殺す気か!?

 深呼吸をひとつ、動悸を鎮めながら神様を振り返る。

「姉さん、オレも痴漢と同じ『男』だからな? 赤の他人でも思うようなこと、思わないわけないだろ」

「あっ……」

 そこでようやく、自分の言い出した内容の重みに気付いたらしく、神様の顔がすうっと赤らみ、下を向いた。

 こういう反応が出てきたのはきっといいことだ。ただし、ものすごくかわいいのでオレ自身が余計に恥ずかしい。

 振り回されてる。でも、意外と悪い気分じゃなかった。

「すまぬ……恥ずかしいことを、言うておったのじゃな」

「自分を大事にしてくれよ。ただでさえ姉さんは綺麗なんだから、変な目に遭いそうで心配なんだ」

 小さく、こくり。神様はうなずいた。

「今日だけの話じゃない、困ったら言ってくれよ。オレは姉さんの味方だから、我慢するし、かばう」

「ありがとうな、琢磨」

 顔を上げた神様の微笑はやっぱり綺麗だった。

「あ、ああ。そろそろ……この辺のはずだ」

 じっと見ていると頭に血が上りそうで、目をそらし加減に腰のシザーバッグから地図を出す。片手がふさがっているので少し面倒くさいが、つないだ手を放す気は最初からない。

「ここか」

 チェックしておいた行き先一箇所目、発見。麻とかそういう天然素材っぽい、色の薄いシンプルな服がそろっているのが外からでも判る。

 橘川(きっかわ)から教わった『かわいいワンピースのお店』だ。

「姉さん、まずはワンピースとか試してみようか」

「うむ」

「いらっしゃいませ」

 出迎えてくれたのは、白いワンピースに薄手の茶色い上着を羽織ったお姉さん。

 神様は長いこと一張羅で過ごしてきたので着替えやオシャレって発想がない。オレもあまり女物の服の選び方は分からない。店員さんに事情を話し、店が空いていたこともあって三人がかりで店の中をうろうろ探し回る。落ち着いたBGMが店の雰囲気に合っていた。

 正直、驚いた。何この細かさ。女物の服って、同じような色に同じようなサイズで、こんなに違うものそろってるのか。

 目ぼしい服を選び出すだけでも、結構疲れた。まだ行き先はあるけど、回りきれるだろうか。

「では、琢磨。行ってくるぞ」

「ああ、行ってらっしゃい」

 試着室へ向かう神様の後ろ姿を見送る。

 さすがに着替えにまではつきっきりではいられないので暇を持て余して店の中をうろついていると、カウンターの木でできた小物入れに目が向いた。七宝とかいっただろうか、小ぶりな焼き物が革紐のペンダントヘッドや指輪になっている。

 何気なく手に取ったのは、黄色い花がデザインされた指輪。

「彼女さんにですか?」

 さすがに店員さんは目ざとかった。人から言われると、何かやけに恥ずかしい。

「え……ええ、まあ」

「それは確か、たんぽぽですね」

 オレにもたんぽぽに見えて、そう思ったから手が伸びた。ちょうどいい。

「これ、ください」

「はい。……たんぽぽの花言葉は色々あるけど、そのひとつは『真心の愛』。彼女さんがうらやましいわ」

 受け取った指輪はポケットにしまった。試着室を振り返る店員さんのしみじみした言葉への反応に困っていると、試着室のカーテンから声がした。

「琢磨!」

「うん?」

 ばさ、とカーテンが開くと、ワンピース姿の神様が両手を腰に当てて胸を張っていた。

「あ――」

 これは、ちょっと、困る。

 余計な飾りのないノースリーブの白いワンピースに、足元は編み上げのサンダル。赤い帽子が今は邪魔に感じる。白い布地に長い黒髪が映えていて、色白な肌とか、鎖骨のラインとか……胸のボリュームとか。

「琢磨?」

 巫女装束も相当清楚な印象で似合っていたとは思うけど、こういう正攻法の女の人らしい格好は、格が違った。

 オレ、このひとに釣り合えてるんだろうか。綺麗過ぎるし、すぐに胸に行ったオレの目線いやらしいし。

「……琢磨?」

 ダメだ。自分の方から距離置いてどうする、源琢磨。オレは好かれてるはずだ。オレの気持ちだって全部が全部そういうものじゃない。

 頭を振って、薄暗い考えを追い払う。

「似合うよ。うまく言えないけど、いい。すごくいい」

「そうか!」

 不安そうな暗さから一転、満面の笑みが、もうまぶしくて仕方ない。

「さっそくこれを着て行くぞ!」

「――いいですか?」

 店員さんに確認すると、にっこりうなずかれた。

「それと、琢磨」

「うん?」

「服以外も、よいか?」

 神様の目は、カウンターの小物入れに向けられている。

「いいよ」

「ふ、ふ、ふ」

 嬉しそうに神様がつまみ上げたのは、黄色い花……たんぽぽの指輪。思わず苦笑いしながら店員さんを見ると、小さく肩を震わせながらうなずき、黙っていてくれた。

「つけてもよいか、よいな?」

「ああ」

 神様は満面の笑みで握りしめていた指輪を、迷わず左手の薬指にはめた。

 心臓が跳ねる。

 店員さんの表情に変化がなかったということは、オレはちゃんと平静な顔でいられたんだろう。

「ありがとうございました」

 楽しそうな店員さんに見送られながら店を出て、オレの左手はまたふさがっている。

 神様の足取りは軽い。目の高さまで持ち上げた左手を、眺めては裏返し、ずっと笑っている。

 もう間違いない。神様は、約束を覚えてる。それも、イヤなものではなく、いいものとして。

 今なら訊けるだろうか。あの時、どうして――。

 思わずよろけた。衝撃と呼ぶには穏やかで、歩くには近過ぎる。左腕を包む鼓動に、思考が一瞬停まった。

「い、嫌か……?」

 驚きと緊張とでオレの体がこわばったのを感じてか、耳元と腕から伝わってくる声は少し弱々しい。

 嫌じゃないです。でも、当たってます。胸とか、太ももとか、柔らかさが精神的にものすごい刺激です。

「ね……姉、さん」

「う、うむ」

「イヤじゃない、絶対」

「そうか……」

 近過ぎて見えないが、静かで満足げなつぶやきと、うなずく気配がした。

「道中、すれ違った男女の二人連れが、こうして幸せそうじゃった。わしもな、上手くは言えぬが、こうして琢磨と一緒におることができて、嬉しいぞ」

「姉さんがそばにいてくれて、オレも嬉し――」

 ぐう、と間延びした音が腕から伝わってきた。

「……姉さん?」

「お……お腹が、空いたのう」

 恥ずかしそうに、神様が小声でつぶやく。そういえばいつの間にか日が高い。やっぱりワンピース選びで結構時間がかかってたんだろう。

「ふ、ははっ」

「ふ、ふ、ふ」

 どちらからともなく、笑ってしまった。変な緊張が解けて、浮ついた気分も薄れたけど、こうして同じ空気の中にいられるのは、幸せだと思う。

「お昼を、食べぬか?」

「そうしようか。どこか希望ある?」

「そう、じゃのう……」

 寄り添ったまま、神様のリクエストに従って方向転換。歩きづらさや、すれ違う人の視線は、あまり気にならなかった。



【三】

 いつか、日向(ひなた)で、たんぽぽの花を受け取った。

 花は左手の薬指に結びつけられ、その子どもは自分に対してひとつの約束をした。

 しかしそれから、子どもとは会えなくなった。

 夏になっても、子どもは来なかった。冬になっても、子どもは来なかった。次の春になっても、夏になっても、冬になっても、子どもは来なかった。

 何処にいるかも知らなかったから、待つことしかできなかった。

 時だけが過ぎていく中、約束はずっと胸の内に残っていた。果たされずともよい、ただ、その約束が嬉しかった。また会いたかった。会いたかったのだ。

 だからまた会えた時、我を忘れそうになった。

 この身の(あずか)り知らぬ誤解と拒絶はつらかったが、それが解けた後に人里へ誘われて、約束はまだ生きているのだと嬉しかった。

 そして、今。

 かつての子どもは、こんなにも立派に……この身を護る存在になっていた。

「そんなじっと見つめられると、照れるんだけど」

 言うとおり困ったように目をそらしながら、琢磨は両手に持っていた玻璃(がらす)の杯を卓上に置き、向かいの席に腰を下ろした。

「昔を思い出してな」

 言いながら杯を取り、飲み干す。どりんくばあ、なる品書きの一環で、飲み切ればまた別の飲み物を好きに注いでよいらしい。琢磨が持って来てくれたのは、冷たい紅茶だった。

 料理の注文は済んでいるが、まだ運ばれてきていない。いささか手持ち無沙汰であった。

「そっか」

 ふぁみりいれすとらんの店内は人の気配に満ちている。このように多くの人間が集まる場を、自分は現代の人里へ降りてくるまで知らなかった。一度来てみたかったのだ。

「昔っていうと、おばあちゃんのこととか?」

「いや、ぬしがおらぬ間のことじゃ」

「何かあったのか?」

「何もなかった。じゃから、寂しかったぞ」

「さび……」

 琢磨は絶句した。恐らく、照れているのだ。

 しかしそれは謙遜(けんそん)する必要のない確かなことだ。琢磨は知るまい。共に過ごした時間で、寂しさという渇きを理解してしまったこの身が、共に過ごしている時間で、どれほど満たされているか。

「ごめんな、姉さん。父さんの仕事が忙しい時期だったらしいんだ。そんな思いさせてたなんて、知らなかった」

「構わぬよ。わしには……時間だけは、有り余っておるからな」

 失言だと思った。

 改めて思い知る。この身は人間ではないのだ。永の年経て変わらぬ、人に似たもの。そして琢磨は人間だ。いつか老いて、いなくなる。何かとこの身を計らってくれた祖母の球磨(くま)と同じように。

 老いて力尽きていく者を看取ったことは何度かある。人の命に限りがあることは知っている。

 なのに、琢磨は。琢磨だけはそうであって欲しくない。焦り、焦がれ、渇いて仕方ない。ああ……嘘だ。有り余ってなどいない。時間が欲しい。琢磨との時間が欲しいのだ。

「姉さん? どうかしたのか?」

「何でもないぞ。……のう、琢磨」

「うん?」

「わしが、好きか?」

 急な問いに戸惑ったのか、琢磨は一瞬言葉に詰まったが、まっすぐに向けられている眼がそらされることはなかった。

「好きだよ」

 震える。言葉は短く、揺るぎない。形のないものがこんなにも強い力を持っているとは知らなかった。

 知らず吐き出した息が、熱かった。

「ああ……わしも、琢磨が好きじゃ」

 幸せだ、と思う。

 琢磨の顔が赤い。例によって照れているのだろう。行き詰まった話にいたたまれなくなってか、琢磨は緑色に泡立つ杯の中身を一息にあおり、立ち上がった。

「おかわりいるだろ? 何がいい?」

「そう、じゃな。琢磨と同じ、めろんそうだを所望するぞ」

「わかった」

 琢磨を見送ると、左手を返し、薬指を眺める。

 つい、昔を思い出してしまった。あの時、まるで人と共に在れるかの如く、受け入れられる嬉しさを感じた。そして、永さの違いを思ってしまった。怖くなったのだ。

 幼子の約束にすがる……神とは何と弱い存在なのだろう。

 ふと、何かよからぬ視線を感じた。

 胸騒ぎに思わず立ち上がり、琢磨の後ろ姿を捜す。飲み物は確か、店の入口近くで注げたはずだ。

 ばぢ、と爆ぜるような音がひとつ。その源にいた黒い背広の男達が人垣のように固まったまま店を出て行こうとしている様が目に留まる。

 人垣の隙間に一瞬だけ、脱力した様子で抱えられている若い男が見えた。

「琢磨!?」

 思わず出ていた声は自分でも意外なほど大きく、それに反応して男達は一斉に店の入口を抜けていく。

 すぐさま後を追ったが、既に視界に男達の姿はなかった。店の周囲には車の往来が多く、もはやどれがどれかも判別はつかない。

 何が起きたのか、よく解らない。はっきりしているのは、琢磨がいないこと。

「たくま……ッ!」

 知らず抱いた自分の肩は冷たかった。穴が開いたように、満ちていた温かさが、どこかへ消えてゆく。

 自分には、琢磨がいればよい。それだけでよいのだ。否、それだけしかないのだ。

 それなのに。

 奪われた。

 何故だ。

 誰だ。

「う……おお……ッ……!!」

 湧いて、沸いて、止まぬそれは、怒り。

「許……さぬ」

 返せ。

 琢磨を返せ。

 琢磨に何をする気だ。

「許さぬぞ……!!」

 虚空が青く燃え、にじむように現れる白い珠。人間が御神体と呼ぶ、我が半身。神威の証。

 黒雲が集う。風が裂ける。紫電が奔る。其は災禍。我は人の恐怖を揮う竜神なれば。

 名も知らぬ人間。己の因果を知るがよい。

 琢磨を無事に返せば踏みにじり潰してくれる。

 琢磨に一筋でも傷あらば五体を余さず砕き引き裂いてくれる。

 琢磨を(あや)めようものならば何処へ隠れようと何を盾にしようと――。


 街ごと郎党根絶やしにしてくれる。



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