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第一号線《サンダリテイン王国中央西線(仮)》敷設開始!

…僕は今少し不機嫌だ。なぜって?自分のスキルに騙されからだよ。

『騙してなどいません。駅から車庫まではどちらにしろ歩いて敷設しなければいけませんでした。』

いやいや…

僕とステラ、父上は事業用車…モーターカーと言われるものに乗っていた。僕はモーターカーの運転席に、2人は後ろに連結している、非常時に架線からの給電が途切れた時のためにモーターカーに連結されている救出用の客車に乗ってもらっている。


…初めに、穴をスキル効果で掘削していきながら線路を引いていき、スキルナビゲート通りに防壁ギリギリの地点で車庫へ回る脇道?を掘った。そして、ナビゲーションの誘導で線路を引き終わると、スキルが運行支援の一環として事業用車を出してくれた。そして僕はヘソを曲げて今に至る。



…よくよく考えたらナビゲーションっていいにくいな。教える…シエルとかはこういう話でよくあるからな…teach…ティートでいいか。

『ティート…いいですね。シエルとか付けられたらパクリかって怒りましたよ』

おっと危なかった。

『名付けによりスキルが進化します…スキル進化はメリットが小さいと判断されました…スキル分離成長を選択します…スキルに【ユニークスキルby異世界からの神々からの祝福】《物》が追加されました。《物》のナビゲーションも引き続きティートが務めさせていただきます。よろしくお願いします。物の効果は…』

え?え?えーー!?


スキルナビゲーション《個体名:ティート》はそんな主の姿を見てクスッと笑ってしまった。笑う。この行動。ティートはAIのような頭脳を持つただのスキルだ。そんなただのスキルに自我が宿る…これはこの世界軸線上、並行世界(パラレルワールド)にすら起こり得なかった事象だ。このことを自覚したティートは、自分の存在に微かな疑念を感じるようになった。ここから導き出された言葉。『自分とはなんなのか。』

この言葉。彼の人生の命題となった瞬間だった。



『では、改めて物の効果説明に移らさせてもらいます。あと、大体後30分ほどでリンガル駅に到着します。到着アナウンスを流すのも良いでしょう。』

あ、わかった。

運転席に据え付けられているボタンを押す。そういえばなんでモーターカーにこんな設備が?…考えなくていいか。

「ピーンポーンパーンポーン。この列車は非営業。線路敷設工事列車です。次は敷設工事終点。リンガルです。一番線に到着する予定です。お出口は左側ですが、到着の際、ホーム設置工事を行いますので慌てて出ないよう、ご協力お願いします。今日も鉄道をご利用くださり、ありがとうございました。」

ティートが流してくれるのか。ありがたいね。

『それでは《物》について説明を開始します。《物》とは魔石またはコチラの世界の金銭を利用して異世界の物を手に入れることができます。これにより、《鉄道》にもスキル拡張が入ります。スキル拡張によって、魔石ディーゼル車牽引による寝台列車を運行することが可能になりました。また、私の思考領域の広がりの結果、思考領域において鉄道の全自動運転もできるようになりました。』

ほぅ。

『また、駅に自動券売機や自動改札機なども設置できるようになります。これらには不正防止用の結界や、防御結界、破壊行動時捕獲ネット付きなので、冒険者などに破壊されることもありません。』


うーん。この世界ってやっぱり物騒なんだよな。けどこれで心配は無くなった。


『また、線路は自由に横切れますが、駅構内には特殊な結界が展開されているため無賃乗車や、線路から飛び乗り、飛び降りなどはできません。また、切符使用時にはカメラを使って乗駅確認を行うことができますので、不正乗車防止にも役立ちます。なお、車内では防犯カメラで監視しているため、置き引きなどの場合もすぐに捕獲できる体制が整っています。なお、カメラには《看破》を展開していますため、ごまかしは通用しません。』

うーん。完璧。残りの数ヶ月でいかに結果を出せるかにかかっているな。



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