営業開始までの下準備
1話の内容を大幅に変更しました。
「ピーンポーンパーンポーン…リンガル、リンガル、終点です。ホーム設置工事を行います。しばらくお待ちください。」
リンガル村の中央広場までやってきた。今回の敷設はここまでた。
『駅舎を建てますか?なお、橋上駅舎の形にして、尚且つ歩道橋または地下道を西に設置するのが無難かと思われます。王都延伸が叶いましたら東にも増設すると村の南北分裂がなくなります。また、踏切の場合は結界保護が不可能なため、人身事故が起こる可能性が起こる可能性があるため提案しません。』
提案、全部賛成!
…できた。想像していた通りに立派にできている!
『《物》で自動販売機などを設置してはどうでしょう。ジュースなどは甘味が貴重なこの世界では販売を慎重にする必要性はありますが、お茶、水、麦茶などを売る自販機を駅構内に置いておくのも一個の手です。値段は銅貨3枚以上、手数料として銅貨一枚、そして横に設置されているゴミ箱に入れることで銅貨一枚帰ってくる仕組みで、残りの金額が自動的に手元に入ります。また、特殊な結界を張っているため、強盗などからも安心です。設置費用は金貨一枚なのでアルス子爵に相談した方がよろしいかと』
…特殊な結界好きだな。ティートって。
『…』
まぁそれは置いといて。費用対効果で見るといいかもしれない。けど一台金貨一枚か。いや、相談してみるしかない。親バカ要素と将来への投資をしてくれるような父上なら…。もし無理だったら鉄道で得られた資金でだな。
「こんにちは。すみません、一つお聞きしたいのですが…この建物は一体なんなのでしょうか。私は先ほどここについたマーティ商会の副代表、ソリウンと申します。」
マーティ商会だって?サンダリテイン王国で規模の大きい三商の一つじゃないか。
「こんにちは。あれはローベント子爵家領内でこれから試験を行う新型の交通事業です。」
ここまでは父上に言っていい、と許可を得ていたから大丈夫。
「ほう…試乗させてもらいたいですな。」
これも、一定規模以上の商会の人なら大丈夫だといわれていた。
「大丈夫ですよ。申し遅れました。ぼ…私の名前はイサム・ローベント。ローベント子爵家長男です。」
「ローベント!アル…子爵様のご子息でしたか。これまでの無礼、誠に申し訳ございませんでした。」
「これまで通りで大丈夫ですよ。」
「いえ、…」
こんな問答がしばらく続くこととなってしまった…
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