作家さんの集まるパーティーなるものに参加してみた 2026年
一応PRを。
『現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢はちょっと大変』の小説8巻とコミカライズ4巻。
2/25発売予定です。
私の名前は二日市とふろう。
どこにでもいる普通のなろう作家である。
そんな私だが、書籍化されて一応先生と呼ばれる身となったのだが、デビュー時は例の病気の真っ只中。
パーティーなるものに出たことがあまりないのである。
そんな中、やっとパーティーが開かれたので参加する事に。
これは、参加した感想ついでにPRを兼ねたエッセイ風日記である。
とはいえ、気づけば小説家になって六年目に突入したわたくし。
そろそろ新人小説家を名乗るのも憚られるお年頃である。
「あ、津田彷徨先生のtweetに私の本が入ってる……お礼しておかねば……」
ちょうど福岡空港のラウンジにて、のんびりとTwitterを眺めていたら、『津田が独断で選ぶなろう100選』https://x.com/TT_Clarith/status/2015747902656991452?s=20 なるものが流れてきており、それに私の本である『現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢はちょっと大変』が入っていたのである。実にありがたい事であり、ちょうど今回は担当の編集さんと会うのでいい土産話ができたとホクホク顔で飛行機に乗る。
今回は東京に長居ができないとんぼ返りスケジュールなので、行きだけJALのクラスJを使う事に。
今まで普通席だったのだが、ここまで快適なのかと愕然とする私。
なお、本当に初クラスJだったので、何が困ったのって窓の日光遮断に狼狽えた事。
普通席はカバーをおろせばいいのだが、クラスJともなるとボタンで紫外線をカバーするなんてもぉ……最新の文明に驚く未開人である。
という訳で、東京に到着。宿はいつもの京急蒲田周辺のビジネスホテルである。
なお、お値段は一泊14000円なり。
これが川崎まで下がると一泊が5000円まで下がるのだが、今回は駅近場を押さえて15時にチェックインして軽く休憩する。
これをするのとしないのでは疲労が段違いなのだ。
二時間ほど休んで目的地に出発。
今回の目的は、日本推理作家協会の新年会である。
「あ。いらっしゃった」
「今日はよろしくお願いします」
会場前でオーバーラップノベルスの編集さんと落ちあい会場へ。
私の本の担当さんなのだが、本の打ち合わせついでに「推理小説が趣味なんですよ」という担当さんにだったらこの新年会来ませんか?大御所さん来ますよという事で誘ったのである。
という訳で、会場へ。
今回思ったより作家さんが少なく、出版社側の参加者が多い。
昨今の物価高もあるのか、新年会の参加費が5000円から7000円に上がったのもあるのかもしれないなんて話つつ人が来るのを二人して眺め……眺め……ん?
「あのー。担当さん。何で端っこで置物のようになっていらっしゃるので?」
「いやー。大御所ばかりで気が引けるなぁと……」
いやまて。待って欲しい。
パーティーである。
お金を払った以上、元は取らねばの根性でこちらに来ている私としては、これを機会に縁をという目的があるのだが、担当さんが端っこで眺めて帰られたら払った7000円無駄になるではないかという責任感が。が。
「ほら。大御所さん来てますよ。
挨拶に行きましょうよ」
「いやぁ……最初に挨拶って恥ずかしいし……」
「一番槍は誉じゃないですか!!」
というか、ガチで焦りだす私。
端で見ているのはいいとして料理とかにも手をつけていないので、当人前に料理を持ってきて食べながらアピールを。
「ほら。料理来てますから食べましょうよ」
「そうですね。先生遠慮せずにどうぞ」
後で聞いたが、この手の席でやばり作家より先に料理に手をつけるのはあまりよろしくないそうで。
ならばせめてご縁を繋ぐ名刺交換をと奮闘する事に。
ここでやらかすとまずいのは、既に三回目の参加だから、そこそこ私は名刺をばら撒いていたのである。
同じ人に名刺をばら撒くのはと気をつけながら、とりあえず名刺交換を。
「あのー。よければ名刺交換よろしいですか?」
「はい。お願いします」
「あ、ついでというのか、更に一人コネをご紹介を……」
という感じで、担当さんの所に引っ張ってゆく気分は鵜飼いの鵜のごとし。
私はこうやってエッセイでネタにできるが、このまま担当さんを返すのはまずいと必死に名札を確認するとこの出版社は来ていなかったなという所を発見する。
「朝日新聞出版さん……朝日ソノラマの?」
「はい。合併しまして」
私は一応SF系架空戦記畑なのでソノラマ文庫には愛読書が多いのである。
秋山完先生の『吹け、南の風』とか、笹本祐一先生の『星のパイロット』とか、岩本隆雄先生の『星虫』とか、谷山由紀先生の『天夢航海』とか……ああ。色々語れたのにと書いている今思い出す私。
という訳で、朝日新聞出版でその場にいたお三方と担当の方に引っ張って名刺交換。
あとは編集さん同士でとお見合いの仲人みたいなふりをしてフェードアウトしつつ、次の獲物を探すと一二三文庫さんがいらっしゃっていた。
「よければ名刺交換お願いします」
と、さきほどの同じムーブをして担当さんの所に一二三文庫さんの編集二人を連れてゆく。
一二三文庫はなろうでもよく名前を聞く所なので、担当さんも話がしやすくホッとする私。
「今、一二三文庫で一番売れているのって何です?」
「やっぱり、オルクセンですね」
実は知ってるし。というか、コミカライズの野上先生とTSF友達だしなんてその場で言える訳もなく。
会も新人作家紹介とが終わった後に、混むからと少し早めに撤退して、担当さんと軽く打ち合わせと雑談を。
「なんであんなに大人しかったんですか?」
「いやぁ……趣味が仕事になるのってなんか嫌だなって」
納得。
私はこのエッセイを仕上げて、その上でお礼メールを送っているのだが、まさかの先にお礼メールを送ってくる所があるとは思わず、羽田空港のラウンジにてあわてて返信を返したのは内緒である。
という訳で、お礼状を書く予定。




