第二十一話 救い
こうして、俺たち四人は、森先生に話を聞かれることになった。
「遥希が倒れた原因として、考えられるものは?」
「あります。というかわかっています。遥希が倒れた時に僕たちのうち隼人が、この中に幼馴染がいるって言った後それを隼人が公開したら倒れたので。それに先生がさっき聞いていたであろう僕と隼人の会話がその答えです。」
「なるほどな、ありがとう柏木。それで他の三人、特に隼人。お前間違いないんだよな?」
森先生がいつもよりだいぶ怖い顔でいってくる
「その通りです。詳細については私と柏木くんからお話ししましょう。」
「なるほどな」
まぁつまり自分よりできる遥希に嫉妬した隼人が、何もかも壊れて小学校時代にした悪事の記憶を思い出した遥希が気絶したってことか。まぁ今の隼人は悪くないんだよな。あとで遥希から事情も聞くけど、今日は寝てもらうか。
「まぁみんな今日は寝ろ。遥希に関しては俺に任せろ。」
「わかりました」
こうして、遥希にとって嫌な夜は終わった。
そして時は戻って、その後少し進んだ二日目の夕食。僕は自分の班の翔達のところに戻った。
「遥希、大丈夫だったか?隼人が中一の時に言っていた、例のやつってわけだな。なにかあったら俺に言ってくれ、絶対助けるから」
「おう、ありがとう」
どうやらその後は、翔が僕の負担を減らすために、クラスのみんなに僕が倒れた理由を伝えたらしい。なのでみんなは僕に優しかった。
「おほん、みなさんもう明日は最終日です。ほんの十年くらい前ならこの後肝試しをしていたところなんですが、近年はそうもいきませんので、このあとは入浴したら部屋で楽しく遊んでください」
先生の話が終わったら、桜と彩那が、僕のところにきた。
「遥希、大丈夫?」
「隼人、あいつほんとに許せないわ。やっちゃいましょうかしら」
はっはは、彩那さん目が黒くて怖いなぁ。やっぱり敵にだけは回したくない。
「まぁ大丈夫になったから安心して」
「ならよかった。いつでも困った時は助けになるから言いなさいよ。」
「わ、私だって助けになります!」
「二人ともありがとう。」
そうだよな、大丈夫だよな。僕には心強い味方がこんなにたくさんいるんだから。
その後僕は飯を食ったら、入浴した。
今日は翔が他の奴らと、水の掛け合いをしていた。僕も巻き添えになったけど、楽しかった。」




