チーム刹那
林エリィの能力『鏡国結界』
眼前にサークル状に拐う人々のターゲットを選び亜空間(鏡の中の世界)に誘う。
マリオネが拐われてしまい焦ったデヴォイス。
「俺達もその話、乗らせてくれないか!?」
名乗り出ることにした。
刹那達はそうせざる得ないと腹を決める。
「お、ありがたいやんし!!仲間は多ければ多いほど良いからな〜!!」
刹那達一同も影に飲まれ移動が開始される。
1つの縦鏡が5枚あるフロアに移動されそこに今回のテロの首謀者『林エリィ』はいた。
「よっ!やんし!!」
マリオネはジュースを飲んでいる。
「うぃ!!」
「………。一人…か?」
と、刹那が聞く。
「孤高なんしよ!!だから勇気だしたやんし!!ナメんなやんし!!」
デヴォイスが首を横に振り両手をすくい上げる。
「馬鹿かお前?」
とデヴォイス。
「うるさいやんしよ!!どうすればいいと思うやんしよ!?『世界統一』には!!強いては俺が『神』になるには!!」
ムキになるエリィ。どうやら思いつきで能力を発動した『初犯』のようだ。
「…エリィ、能力を解いて人質…じゃなくて、同胞?を解放しなさい。」
Kも言葉遊びをしている。
「紅結社に入らないか?」
ーそう刹那からエリィに提案する。
「ふぇ!?」
驚くエリィ…が、すぐに。
「あんちゃん達、紅結社やんしか!?話通しやすいやんし!!妖で世界を統一を狙うものなら一度は耳に入れる名前やんね!!」
と喜びながら言い
「オッケーオッケー!!皆解放する!!当たり引いた!!」
『解放』
空間がスターオニオン駅に戻り皆の体が個人個人の影から出てくる。
なんだったんだー?
ガヤガヤ
ガヤガヤ。
エリィの顔は見られておらず今回は騒動にはならなそうだ。
紅結社とは、『天元』率いる部隊が世界の治安を治めている。人間と妖が共に仕事をしている。政府との連携も取れていて法人等の出入りもある。(紅結社メンバーに)
ー紅結社ー
天元の下に集まる刹那達一同。
「ボス、新しくメンバーになる4人を連れてきました。」
「よく来たな。締まりある所魅せてくれ。」
エリィが先陣を切る。
「俺は林エリィ!!目指すべきは神になること!!ボスはその立役者になれるぜ!!」
「デヴォイスだ。ビールは飲めるか?」
「マリオネだよ。ヨロシクね。」
「ナノです。(マリオネ…。失礼のないようにね…。)」
「お前達は『チーム刹那』としてこれからは行動してくれ!!いいな。」
「ハイ!!」
(だせぇ)
デヴォイスは思考した。