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魂のリンク

コンスタッド駅に着いた刹那。デヴォイスの情報を手に入れようと知人の所に足を運ぶ。


ネットワーク会社「ロザリー社」

女社長ロザリー率いるインターネットゲーム会社。関わったゲームは『アリスピア』


今回はロザリーに情報を求む。


さっそく電話をしてみる刹那。

なぜチャネリングではないかというと、前段階がある。電話なら思考が見られず声だけ聞かれるだけだが、チャネリングではお互いに本音が筒抜けだからだ。…マナーである。


「もしもし。」

ロザリー…ではない。男の声がする。


少しの寒気を感じた刹那だったがそこは男。仕事は仕事。


「刹那と言うものだが、ロザリーの電話で間違いないなですよね?用があって電話を入れたんですけど。」


「うーん…信用できないな。」

埒が明かない様子の男。


アポイントは今回は無理か…?と諦めかけた時やはり事態は動く。


「邪魔だ!!太陽!!友達だ!!それでも男か!!」


電話越しに声が入ってくる。

(お、この声。)


何を隠そうロザリーは超能力者。

人の思考を自由に見たり操作したり出来る。


太陽は電話に出た瞬間、ロザリーの超能力の餌食になっていた。(思考を盗聴されていた。)


「久しいな!!元気にしていたか!?」

そう嬉しそうに聞いてくれるロザリー。


「まあな。大丈夫なのか?今の人は。」

「私の旦那だー!!ついに出来たんだぞ!!」

更に嬉しそうに言うロザリー。


「そ、そうか…それはよかったな!!めでたい!!今度何か送る。」

はにかみながらそう言う刹那。苦い。


「あっはっはっ!!それはありがたい!!…で?今日はどうした?何か用事か??」

そう聞いてくるので刹那は


「調べて欲しい人物がいる。頼めるか?」

するとロザリー。


「お安い御用だ!!名前を。」

「『デヴォイス』と言う男だ、それだけで何か分かるか?」

「ククク…なめるなよ刹那?私に不可能と言うモノは無い!!」


「ちょっと待ってろ!!」

そう言うとロザリーは会社にいる同じフロアの従業員をかき集める。


「デヴォイスと言うキーワードでヒットするもの全て挙げろ!!思考しろー!!」


ロザリーの部下達は一斉にパソコンにぶつかりデヴォイスの情報を探り出す。


ロザリーは同時に何人もの思考のすくい取りを開始する。


「デヴォイス…ドイツ国籍。生まれはスラム。『妖兵団』という組織に拾われ許容を学ぶ…。捨て子みたいだぞ?こいつであってるか??」


「ありがたい。」


『妖兵団』新しく入った情報だった。


軍人とは言え自分達で何とでも名乗れるご時世、妖兵団と言われてもピンとはこなかった。


「あまり有名な組織ではなさそうだぞ。大丈夫か??ん??」

「頼めるか?。」

苦笑いしながら調べる事を頼み込む刹那。


「そうそう、ここだけの話この私の超能力を駆使したマルチ頭脳サーキット。『魂のリンク』と名付けてるんだ!!これを商売の道具にも使えたらなとも模索している!!」


刹那は少し驚き

「超能力、形に出来たか。昔から悪戦苦闘してたからな。」  


ロザリーも苦笑する。

「ま、言いっこなしだ!!待ってろ!!」


「みなども!!思考しろ!!」


「キーワードは『妖兵団』!!」


各社員一丸となって一つのことをあらゆる面から探ってゆく。


「チャネリングを開け!!刹那!!情報を突っ込んでやるぞ!!」


「了解。『コンタクト、アクタ!!』」


妖兵団の情報が刹那に流れ込む。


「タイミング良く閉じろよ?私はもう鼻血が出そうだ。」


妖兵団は妖の違法売買から救い出し、その後の学童保育をして見合った職業にまで繋げてあげよう、という事業団体から派生した軍隊。(違法。)


「義賊か!!」


一通りの事が分かりチャネリングを閉じる刹那。チャネリング中は独特の違和感があり繋がっているか、連絡が切れたかはすぐに気付ける。


(なるほどな…!!)


デヴォイスの事実を掴むー!!

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