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転校生

◾妖怪それは人とは根本から違う一つの生物、もしくは、幻とされ平安時代から明治時代にかけて古い文献や書に下記つられられている異形の者達、明治から現代になって妖怪が見れる者もへり、その存在自体が完璧になくなった。そう思われてていた。

◾しかし、ここ百夜学園では時々生徒の失踪事件、自殺事件、名にもないところで転けて怪我をする件が増えていた。そんな時、現在でも細くその血は受け継がれている陰陽師、エクソシストに頼んだものの、事件は増え続ける一方だった。これは裏向きの話、表向きは東大合格者や医大合格者等をだしてる。由緒正しい学園だった。

◾そんな学園に一人の海外からの転校生が、ここに通う事になる。名は、ロード◯クラウド◯安倍この男の転校を気に、色々動き出すのをまだ誰もしるよしはなかった。

◾校門の前で立ち校舎を見渡す男がいる。

「ここ?バット」

『はい、ここが百夜学園で、お母様も通われた学園だそうです』

「にしても、人の時の俺でもわかるよ。妖怪だらけだよ。良く母さんはこんな学園通えたよね」

『お母様がいた頃にはこれ程の妖怪はいなかったそうです。ある陰陽師が何かを封印してから、妖怪の被害が出るようになったと』

「その陰陽師、何をいったい何を封印してこうなったんだか、とりあえず学園長に会いに行こう、なんでも母さんの同級生で親友だったらしいからね、これからの事を聞こう」

『それがよろしいかと』

◾校門を潜った瞬間足が止まる。

「バット気づいた?」

『はい、何か大きな者が居ます』

「陰陽師関係ぽいね。とりあえず、式飛ばしておこう、バット配下達を飛ばせておいて」

『かしこまりました』

「陰妖術、陰」

◾人の目に見えない紙を妖力で鳥の形に変えて飛ばした後学園長室へ上がっていく。

◾五階の最上階の一番奥の部屋、その前には執事服を着た男が立っていた。

「ロード◯クラウド◯安倍様ですね」

「はい、お待ちしておりました。私、この学園の管理をしております。ゼバスティアンと申します。どうぞセバスとお呼びください」

「わかりました」

「どうぞ学園長がお待ちです」

◾扉が開かれ、両サイドにはトロフィー、表彰状、野球でも勝っているのか旗が右側に飾られ、なんかいかにもと言う部屋だった。

「あなたが花蓮の息子さん?」

「はい、ロード◯クラウド◯安倍と申します。クラウドと呼んでください」

「わかったわ。それでクラウド君、この学園の印象はどう?」

「言ってもいいんですか?」

「えぇ、それが聞きたいの」

「正直に言うと異常ですね。何故、冥界の門を開けようとする者がいないのか、不思議な程、この姿でも妖力を感じます」

「やはり、そうなのね。昔はこんか学園ではなかったのだけど、数年前に陰陽師とエクソシストと名乗る者達が来てから、不審な事件が起こる様になったの……」

「陰陽師が来たのは聞いてましたが、エクソシストも来たのですか?」

「間違いないわ認定書があったもの」

◾現代の陰陽師、エクソシストを名乗るには見えるのも大前提で、妖怪を倒した実績は勿論それを陰陽師は陰陽道の祖の神社、エクソシストなら教会に認定書を発行させるのが義務付けられていた。

「その認定書見せて貰ってもいいですか?」

「いいわよ。セバス」

「はっ」

◾セバスが隣の部屋の扉を通って数分もしたら、二枚のカードを持ってクラウドに見せた。

「こちらでございます」

「失礼します」

◾両面は勿論、カード自体の輝き、貼ってある写真を観察する。

「本物……ん?」

◾気になって目を細めて良く見てみると微かに妖力を二枚から感じる。

「これ、偽物ですね」

「偽物!?」

「はい、それもかなり高度な微かに妖力が見えます」

「それは隣の部屋に置いてあったからではないの?」

「その可能性はないですね。エクソシストの認定書はわかりませんが、陰陽師の認定書が妖力を帯びる事はない。何故ならカード自体に特殊な加工がされてますので、置いてあったからと言っても妖力その物が出ませんから」

「そうなのね。じゃ学園に来た二人は?」

「今は何とも言えませんね。この二枚の認定書お預かりしても?」

「かまわないわ」

「ありがとうございます」

「あのクラウド君これからの事だけど」

「安心して下さい。既に調べさせてます。少々お時間を頂ければ学園長の疑問にもお答えできるでしょう」

「そう、ありがとう。次いでにお願いなのだけど」

「なんでしょうか?」

「学園の生徒を守って欲しいの、クラウド君がいる間だけでも」

「勿論ですよ。母さんの通ってた学園の非常時ですから、僕にできる事はしますよ」

「クラウド君、本当にありがとう。ゼバス、クラウド君をあのクラスに」

「承知しました」

◾あの、そのフレーズが気になったが行く時にセバスが説明をしてくれた。なんでも、あのクラスとは一番妖怪の被害なのか、進学、編入、転校、してきても何かしらの事件、事故に良く合うクラスだそうだ。

「こちらです」

「見た感じ、普通の教室ですね」

◾妖力は感じないし、嫌な雰囲気もない、極々普通の教室に見えた。セバスが中の教師に話し掛け、ホームルームの途中、クラウドがその教室に入った。

「皆!海外からの留学生のロード◯クラウド◯安倍君よ。自己紹介を」

「はい、ロード◯クラウド◯安倍です。日本に来たのは一年前なので、皆さんよろしくお願いします」

◾教室は沈黙、男子も女子もクラウドを見つめている。教室を見回すも、特に妖力を感じる物や生徒は一見しただけではわからなかった。

「いっ」

「イケメンーー」

「キャーキャー」

「可愛いーー」

◾女子生徒が一斉に騒ぎだした。男子達の反応はそれぞれ違った。

「静かに!皆、仲良くするように!!」

〖はーい〗

「クラウド君の席は窓際の後ろね。明智さん、委員長として色々教えてあげて下さい」

「わかりました。安倍君こっちよ」

◾席を立ったクールビューティー風の女子に声をかけられた席につき着席した。

「よろしくね。明智さん」

「えぇ、よろしく、安倍君」










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