第3話 危険思想、過ぎる
前回までのあらすじは
AIの名前がイアに決まった
牛ブラザーズを倒したら橋が崩れた
『性格には兄弟でもなく。
片方は女性ですが。
近親関係調も不明です。』
えっ?そうなの??
我輩は人間である名前はまだ無い
長銃を四方から構えられ手を上げていた
こんなことでも考えてないとやになってくるそれくらいにはヘビーな状況だ
本当に笑えてくるよ、ねぇ毒?
『私は○目漱○氏でもなければ。
エメ○ト・ブラ○ン博士でも無いので。
なんと返せば正確なのか分かりません。
ですが行動するのでしたら全滅いたしますか?。』
相棒が危険過ぎる、、
どうしてこうなったかって?それは1分前に遡る
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『剣術|魔剣の発動に失敗しました。』
え、なんで?
『剣術の基礎がないこと。
それに魔力不足が主な原因かと思われます。』
そんな、魔力無いので?
『YES!マイナス値です。
そのため状態異常・ステータス大幅軽減等の。
分かり安く言うならデバフのような感じかと。』
それで戦ってたんだ、オレ
強くない?強いよな!!
『はい。
ですから魔法の』ズバッーーーーーーーーーン!!!!!!
普通の斬り!
種も仕掛けも無いムチャくちゃしてるだけの剣技
爆音と土煙が周囲をピリつかせる
スキル無しでやってみたけど
案外出来るかも?
ちょっとキツいけど、どうにかは、なるか~
『いきなりするので驚きましたが。
威力は十分のようですね。
精度は否めませんが。』
あぁ、しっかし土煙が!
まったく見えん、こりゃ困ったな~
どうしたもんかも思ってたら
俺以外が動く音、匂いがする、あと影も見える
多いな、敵かな?
壊れた門だった部屋から続々出門中??(ラップ調)
まっ!あれだけ、ドンチャンしてたら普通に気づかれるわな~~
しかも魔法使っちゃたりしてたし
当たり前か!
まずったな~( ゜ロ゜)!!
うん!仕方ないな
土煙が晴れるとそこには、いるわいるわ
沢山の兵士たちの数たらっ凄い事!
取り囲まれてるわっっ!
っで現在!!
戻って参りました➰恥ずかしながら、それにしても多いな
ロビーとか半分は詰まってンじゃん
○双の奴みたいに吹き飛ばしたり出来る気がする
ちょっとやってみようかしら
「侵入者!動くな、手を挙げたまま身体を伏せろ!!」
まだ、城に入って無いけど?上官らしき人が前に出て来る
あっれ~近くで見てわかったけど長銃じゃあなくて
杖だわ
それをなんか銃っぽい感じにカスタムしてる
凄いな~
「それぇ」
と言って、手を動かしてしまった
その瞬間、誰かかが1発撃ったのを皮切りに全方位から(後ろの方は無し)
発砲の雨あられ
ち・よ・つ・と・長いな
痛い、痛いし、痛いな
かれこれ2分ぐらい撃ちっぱなしですよ
その姿勢評価します
でもね、ホント痛いのよ
ってな分けで、ここからは俺のターン
武器無いので
(ステータスのどうぐに入れた、正直デカ過ぎて持ち運び不便だし普段使い出来る気がしない)
鉄拳命殺タイムだーーーーー!!石石石石あれ?岩だった、け?
瓦礫を投げるぜ!!
銃撃の煙と土煙に穴が空いて、風が吹けて晴れていくと、かすり傷(多数)の俺登場v( ̄Д ̄)v
と倒れてる騎士と兵士
驚く一同、なんでやねん
じゃあ行きま➰す
片足ジャンプで飛び跳ねると兵士達の、ど真ん中に割り込み突撃、隣の晩キック
ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノ
めり込む左足に飛び散る兵士達
んーいまいち
てかっ!足抜けないンだけど、ちょっと誰かーー
手伝って~~
そんなオレを見てイケると思ったのか一人の図体の良い兵士がやって来て杖を頭に近づけて放つ
魔法の弾は反射して、その男の体に当たる
悲鳴上げてる、ドンマイ
『今のはステータスの魔力耐性の効果です。
自分よりレベルの低い魔力的攻撃の防御。
加えて、ある一定の確率で跳ね返します。』
凄い!特殊スキルとか?
カッコいい奴?
『いいえ。
誰にでもある基本パラメーターの1つです。
数値によって強さに影響します。』
なるほど、なるほど!さいですか~
『やはりここはステータスは確認されては。』
したいのは山々なんなんだけどもな~
奴さん達がさせてくれないのよね➰
とにかく落ち着いてからじっくりやるよ
イアさんや~
『了解しました。』
ヨシっ!じゃあ足の方、抜いていこう♪
「この白髪のガキ、馬鹿強えぇぇぇェェえ」
なんだとぉ!?白髪?そいや~忘れてた~
それを確認したかったんだだった、そうだった
見れたりするイア
『了解しました。
ボスを3Dスキャナします。
モデルデータを。
ポリゴンとしてウインドウ内に表示します。
今現在の段階では投影などは出来ません。』
ほ?いや全然それで大丈夫だよ~
『表示します。』
なるほど、
ホントに白い、マジか________。
ちょっと、がっかり来るモノがある
やっと城に入れた
足取りは重く遅い、白髪は想像以上に衝撃だ
壁に兵士が生えてたりするけど気にならない
もちろん戦闘の余波でとっくにドアなんかは壊れてる、ごめんね~
すると待ち構えたかのように、長い髭の騎士が馬の上から登場してくる
顔は鎧で分からないけど、老人一歩手前ぐらいかな?
「侵入者何用だ!?
ここを誇り高き魔王城と知っての狼藉か!!
お主のような小わっぱが!!
立ち入って良い、場所では無いのだ!!!」
やべ~耽ってたら変なのに絡まれてる…………
ちょっとばかしショック受け中なのに、しかもまだ何かしゃべってる
長いな~
くどいな~
いい加減終わんないかな~
もしかして、ツッコミ待ちとか?
この間にも兵士がじゃれてくるので避けたり
吹き飛ばしたりしてる
その度になんか攻撃の勢い増してくるし、喋ってる豪華な鎧の騎士が青筋立ててる
おっ!もう終わった?イアさん出番だよ
「もう、我慢出来ん、、、貴様はこのオレ自ら倒す
我が場がそろったとき、貴様は後悔することになるであろう、
覚悟しろ、我が名はフル」
『ご要望にお答えし壊速Mode起動します。』
「はぁあァアあぁァァぁァぁあァアあぁAAAAAAAaaaaaaァぁアaaaaaaaaaaぁaaaああん」ドガッ!!
凄い勢いでロビーの壁にめり込んでる
これはもはや芸術だ!
まれにみる瞬殺っぷり!
いいなこれ!
ちなみに殺しは今回しない事にしてる
あくまでも気絶とかがデッドライン
よ~~し!このまま全員倒すぞ
『了解です。』←笑顔
おりゃーーーー
えーーい
といー
そ~い
は➰い
ぽい
せい、やー
うぉりゃ~
パンチ
キック
壁ドン(めり込み)
床ドン(めり込み)
天ドン(めり込み)
足でド~~ン(めり込み)
投げては、千切って、
投げては、くっ付けて
床に引きずって、天井に舞いあげて
よっ完成!
ザ・死屍累々の山!!
それはそれは見事な人の山ができたという
めでたしめでたし
満足したぁ?イアさん
『はい?。』
戦闘modeするの楽しんじゃあないか?
『そうなのですか?。』
そうなのだよ、たぶん!見てる俺はそんな感じ~したけどな~
そして誰も居なくなってる
うむ、次行くべ!
ホールの階段をあがっていく
イアチャン魔王がいる場所捜して~
『はい。
一旦戦闘MODEを切ります。
スキャン発動。
赤外線透視。
3Dマップ制作。
終了。
表示します。
地下がありますが。
どうしますか。』
地下あんの?気になる~~
『そこに魔王はいません。』
えっ、でも
関係無くても、見たい~みたいな?!
『今回は魔王が目的です。
魔王以外は省きます。
魔王本人は五階にいます。
マップにマーカーしました。
ピックアップ中。
適切なルートを検索します。
抽出完了。
ルートをマップに出します。
開始します。
成功しました。
移動できます。』
ハーイ(゜Д゜)ノ⌒・ぽーい
よし!駆け足で、いや飛び越えて行っちゃうン、なのん
ズルして移行か~!!
タイム計ろうかな?
そう言いながらどうぐからアイテムをとりだすのだった。
異世界生活1日目
●月✕日 晴れ時々曇りのちドラゴン
夜、ディナー時の一コマ
わたしはこの日、程に生きた心地がしなかった出来事を知りません
それは動く悪夢、まさしく体を手にいれたジゴクの権化なのでないかと、
それを今でも忘れられないのですから
執事長の日記、第62巻から一部抜粋
真ん中だけがスッポリ失くなった魔王城前の石橋では門の瓦礫と一緒に一匹のブルーケンタウロスであるフロンターが倒れていた
死んだふりをしている彼女は、実は結構途中から気を取り戻してチャンスを伺っていた
のだが遂ぞ、その時は訪れず悲しくも今までタイミングを見失い
そして危険のため身動きが取れず動けなかった
結果、ふて寝と洒落込む事にした
その後、彼女を見つけたのは次の日の朝、当直の衛兵だったという。
チャンチャン♪