第56話 伸び伸びと遊んでいて欲しかった
前回までの勇そうは?
粉う事無きスッゴい説明回!笑
前話は全く、声を発してないぜ主人公!!
タケルの異世界日記
この世界に召喚されて疾うに3ヶ月が過ぎようとしていた。
相変わらずに目紛るしい日々が続いた。
評議会に出掛けていった王様は帰ってはこず時々、指示が送られてくる。
それに従って当初の予定通りに勇者はダンジョン攻略の試験へ移行していた。
このテストでは事前に自分たちで組んだチームに引率の兵士等が加わり、適切なダンジョンでの行動や戦闘での立ち回り方を審査されながらアドバイスをもらいつつも基本は不干渉とされ、パーティーメンバーとしては此方のリーダーに最低限は指示されるように動くというモノだ。
咄嗟の判断能力や統率力やチームワーク、協力プレイが試されている。
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ダンジョンでの訓練が日常になってきた、ここ最近は固定のメンバーだけでは無く、他の人達とも臨時のパーティーを組んでダンジョンに挑むようになっていた。
最初に挑んだダンジョンは王家が管理している物から始まり、今では冒険者の資格を取り首都の外にも足を広げてダンジョンやモンスター相手に戦っていた。
夕方になり本日のダンジョンアタックも終わらせて他の勇者達と別れを済ませていると僕の反対側、つまり王城側から歩いて来た団体の先頭の男の人から声を掛けられる。
気さくに手を上げて "よぉ~!" と僕にハイタッチを求めるのは同じ勇者であり成人組のリーダーを自称している【角熊 青色】さん、日本人特有の黒髪をアフロにした(本人は天然パーマだと言っているけど僕は疑っていないんだけど頑なに天然パーマだからを連呼していて余計に怪しい)
アゴ髭が少しある現役の警官だったらしい32歳の男性だ。
なんでも召喚される数週間まえにサラリーマンを殺した通り魔を現行犯で取り押さえて捕まえる時に軽くではあるが刃物で負傷して休んでいて明日から出勤だっ!と気合いを入れていた所に異世界に召喚されたとか。
「タケルくんは今から帰りかい?」
「ええ、そうです。
それにしても角熊さん達は夕方から開始ですか?」
野生の動物やモンスターは夜になると活発且つ凶暴になる。
それは暗くなり人間が寝静まり何の危険も考えずに獲物を探せるからなのか将又夜なるという現象そのモノなのか、魔力の満ち引き・月の影響なのかは判っていない。
つまり夜の外やダンジョンでの活動は危険なのは僕たちだけで無く、この世界一般の常識と言える。
それなのに何故、角熊さんはこんな時間から行動しようとしているのだろうか?
「はははぁ~実はさぁ~!」
少し照れくさそうに角熊さんは僕に語ってくれた。
「俺はさぁ、昼間はガキ供の面倒と引率してるだろ?
そうするとさ、アイツらにカッコいい所ぉを見せてやりたいじゃん?
だから夜の間に秘密の特訓だよぉ!
そうなると夜の方が強い相手だから素早く経験値も入るから良んだ!
それに昼はアイツらの事が心配で自分のレベル上げなんて怖くて離れなれなくて出来ないからね!」
角熊さんは僕達と同じように勇者として召喚させた小学生の高学年齢から中学生の少年少女を保護、無茶をしないように監督する役を自分から率先して名乗り出た凄い人だ。
僕はそんな考えは浮かびもせず、自分を恥じた。
それからは角熊さんからのアプローチもあり今では気楽に会話出来る仲になっている。
角熊青色を僕は慕い、尊敬している。
話してみるとユーモアを織り混ぜているのに共感する事や逆に誉められたり、角熊さんは今まで会ってきた中でも僕と考え方が、かなり近いと感じている。
警察官という人柄、故なのか良い大人だと思っている。
「ッんで、コイツらは俺のチームの男性陣と別のチームのレベルを上げるのが苦手だったり下手だったりしてる高校生だよ!
夕御飯を待ってるいる所に募集を掛けてみたら、思いの他に集まってね!
これを気に定期的にやろうかと考えているくらいだよ~」
角熊さんは自分の肩越しに親指で教えてくれる。
言われて見れば確かに彼の後ろにいる人達は大人が多く構成されている。
「そうだったんですか、頑張って下さい
角熊さんの考えには何時も驚かされていて目標にしています
応援してます!
僕に出来る事が有ったら何でも言って下さい!!」
「ありがとうね~少年ん~
まぁ、これが大人の本領発揮って所かな?
流石に君だけ、タケルくんに責任を負わせられないよ!
警察官としても一人の大の大人としても意地の張り処さぁ!!…………。
(俺は君の事も心配なんだよ、1人で全てを背負い込もうとしてそれに押し潰されるないか不安なんだ。
人生経験の少ない若者にこんな、惨いことなんか考えずに伸び伸びと遊び、学んでいて欲しかった。
君たちが危険に身を晒されるのが少しでも長引き遅れるのなら俺は何が何でも頑張るよ)
………おっと、もうそろそろ行くよ~ごめんね~い!
そうだ、この事はくれぐれも二郷さんには内緒でお願いね~!!
彼女にまた怒られちゃうからさ~」
後ろから、責付かれて角熊さん一行は夜になろうとしている町の外へと進んで行った。
角熊さんの言っていた二郷さんとは【二郷 愛美】さんの事だろう。
何でも召喚される以前の地球で、昔に会った事が有ったらしく、異世界で偶然にも再会して主婦の女性である彼女は角熊さんの意見に賛同して同じパーティーの副キャプテン謙、肝っ玉母さんみたいな立ち位置だとか、詳しくはそんなに知らないけど二郷さんとも何度かチームは組んだ事がある。
よし、この事は二郷さんには内緒にしておこう。
そう沈む太陽と赤い空を眺めながら、ゆっくりと王城に戻って行った。
「タケル様ーーーー!!
遅いので迎えに来ましたわ~~~!!!」
「っ!?
エリザベスさまッ??
護衛も連れずに城下町に降りてくるなんてっ!!」
尚も笑顔で両手を目一杯、千切れんばかり振っている姫様に駆け寄り、城に一緒に戻るように背中にそっと触れて促す。
「まぁ!エスコートもバッチリですわね♪
教えこんだ甲斐がありますわ
では御一緒にディナーはどうかしら?」
「っ、それは教え込まれましたから!
この数ヶ月のあいだに!!」
「では!お城を目指して出発ですわ」
王城を指刺して僕の腕に手を回してカップルが腕を組んで歩いてるようなっていたが笑顔の彼女を視線を少し下げて見た僕は拒絶出来ず、告げるのだった。
「はい、リジィー様
ご相伴に預かられて頂きます」
「もちろんですわ!」
眷族ーズの名前を募集してるのだが!?
活動報告or感想覧で大丈夫です。
そして高評価・五つ星に良い値
!!ヽ(゜д゜ヽ)(ノ゜д゜)ノ!!
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